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フィリピン、10年ぶり戦闘機配備 南シナ海にらみbr />


【マニラ=佐竹実】フィリピン政府が韓国から購入した戦闘機2機が28日、マニラ北郊のクラーク空軍基地に配備された。10年前に「F5」が退役してからフィリピン軍は戦闘機を1つも保有していなかった。中国が軍事力を背景に南シナ海で人工島を造成し、同海域で緊張が高まっていることに対応する。



 フィリピンは2014年に、韓国製の戦闘機「FA―50」12機を189億ペソ(約490億円)で購入していた。残りの10機は、17年までに納入される予定だ。ガズミン国防相は28日記者団に、「我々もようやく、超音速の時代に戻ることができた」と述べた。

 米政府は同盟国であるフィリピンを支援している。17日には、東南アジアの海洋安全保障の強化の一環としてフィリピンに7900万ドル(約97億円)を拠出すると表明した。巡視船1隻も供与する。(日経新聞)