頚椎ヘルニアの人は注意して!!頚椎ヘルニアの人がやってはいけないことについて解説!!

2024年05月19日

まつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は頚椎ヘルニアの人がやってはいけないこと、注意することについて解説していきます。

当院には頚椎ヘルニアで来院される方も多くおられます。比較的症状の軽い方から、しびれの強い方、手に力が入りにくくなっている方、指の細かい動作がしづらくなっている方まで症状はさまざまです。

頚椎ヘルニアの症状はとても辛いものがありますが、日常生活での習慣でさらに悪化させてしまうこともあります。

頚椎ヘルニアの症状を悪化させないためにも普段の生活にも気を付けることが大事です。

頚椎ヘルニアとは

頚椎椎間板ヘルニアとは、7つある頚椎の間にあるクッション状の椎間板の中心に存在するゲル状の髄核が外に飛び出してしまった状態を指します。

この飛び出した髄核が神経を圧迫することで、さまざまな症状が引き起こされます。ヘルニアとは飛び出すということを意味します。

正常な頚椎は生理的に前弯カーブをしていますが頚椎ヘルニアの人は頚椎のカーブが消失していたり(ストレートネック)、頚椎が後湾していたり、頚椎が大きく歪むことによって椎間板に負担がかかってヘルニアになっているケースがほとんどです。

 

頚椎ヘルニアの症状について

頚椎ヘルニアでは、主に手の痛みやしびれ、動かしにくさ、力が入りにくさといった症状が現れます。ヘルニアの位置によって痛みやしびれが出る場所が異なり、首筋や肩甲骨の周りに痛みを感じることもあります。

その他にも、目の奥の痛み・眼精疲労や目の充血・耳鳴り・めまいやふらつき・自律神経症状なども出てくることもあります。

 

頚椎ヘルニアでやってはいけないこと

頚椎ヘルニアの症状に悩む方はとても多くて、日常生活で避けるべき姿勢や動作があります。

重い物を持ち上げる

重い物を持ち上げるとき、首や背中に過度な負担がかかります。特に頚椎ヘルニアの場合、重い物を持ち上げることは症状を悪化させるリスクが高いです。代わりに、膝を曲げて腰を使って持ち上げる方法を心がけましょう。

長時間のデスクワーク

長時間のデスクワークは首や肩に負担がかかります。定期的に休憩を取り、ストレッチや軽い運動をすることで血行を促進し、症状の悪化を防ぎます。理想的には、1時間に1回は立ち上がって体を動かしたりストレッチを行うようにしましょう。

不適切な枕の使用

睡眠時に使用する枕が首に合わないと、頚椎に負担がかかりやすくなります。自分の首に合った枕を選び、適切な高さと硬さを確認しましょう。頚椎ヘルニアに適した枕は、首の自然なカーブをサポートし、負担を軽減します。

無理な運動やストレッチ

激しい運動や無理なストレッチは、頚椎に過度な負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。特に、首を後ろに倒したり首に負担がかかる動きは避けるようにしましょう。

不良姿勢

悪い姿勢は頚椎に余計な負担をかけ、症状を悪化させる原因となります。デスクワークやスマートフォンの使用時には、正しい姿勢を意識し、首や肩の位置を適切に保つようにしましょう。背筋を伸ばし、肩をリラックスさせることがポイントです。

首のマッサージ

頚椎ヘルニアの症状がある場合、自己流の首のマッサージは避けた方が良いです。適切な知識がないままに首をマッサージすると、症状を悪化させる危険があるので注意が必要です。

コンタクトスポーツ

コンタクトスポーツとは、身体同士が直接接触するスポーツのことを指します。例えば、ラグビー、アメリカンフットボール、サッカー、バスケットボールなどが含まれます。首や背中に強い衝撃が加わることが多く、その衝撃が頚椎に直接的な負担をかけるため、ヘルニアの症状を悪化させる可能性があります。

自転車などでの転倒

自転車やスケートボード、スキーなどでの転倒による首への衝撃も症状を悪化させるリスクを伴います。転倒すると、首に急激な力が加わり、既に傷ついている椎間板や神経にさらなるダメージを与える可能性があります。特に頚椎に影響が及ぶと、症状が著しく悪化することがあります。

 

頚椎ヘルニアの人がやってはいけないことまとめ

頚椎ヘルニアの症状を悪化させないためには、日常生活での行動に気をつけることが重要です。重い物を持ち上げることや長時間のデスクワーク、不適切な枕の使用、無理な運動やストレッチ、不良姿勢、自己流のマッサージは避けましょう。

正しい知識を持ち、症状を悪化させないために早めに施術を行っていくことも大事になってきます。

 

頚椎ヘルニアでお悩みの方はお気軽にご相談くださいね

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

その首の痛みは頚椎ヘルニア初期症状かも?見逃してはいけない3つのポイントについて解説!!

2024年05月11日

まつお鍼灸整骨院では、頚椎ヘルニアでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

もし以下のような首の症状に悩まされているなら、頚椎椎間板ヘルニアが原因かもしれません。

「首が痛い。ただの寝違えかな?」

「手にしびれを感じる…」

頚椎椎間板ヘルニアになると、激しい痛みが現れることがあり、場合によっては手のしびれや手の細かい動作が困難になることもあります。

頚椎ヘルニアは痛み止めの薬や日常生活での負担軽減によって症状が改善されることもありますが、悪化してしまうと日常生活に支障をきたし、手術が必要になるケースもあります。

この記事では、頚椎ヘルニアにおける初期症状の3つの兆候その放置によるリスクについて詳しく解説します。

頚椎ヘルニアとは?

頚椎ヘルニアは、首の骨と骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することによって発症する疾患です。この状態は、首や肩の激しい痛み、手足のしびれや力の低下など、日常生活に支障をきたす様々な症状を引き起こすことがあります。

頚椎ヘルニアになる原因

姿勢の問題

長時間の前かがみの姿勢や、頭を前に突き出すような姿勢を続けることで、頚椎に過度の圧力がかかり、椎間板が圧迫されることがあります。

急激な動作

急激な首の動きや重い物を持ち上げることによって、頚椎に負荷がかかり、椎間板が損傷を受けることがあります。

年齢

年齢の増加に伴い、椎間板の水分が減少し、柔軟性が低下することで、椎間板の破損が起こりやすくなります。

 

頚椎椎間板ヘルニアの初期に見られやすい3つの症状

✅首の痛み

頚椎ヘルニアの最も一般的な初期症状は、首の痛みです。この痛みは、首の後ろ側に集中することが多く、首を動かすと痛みが増すことがあります。寝違えたと思っても、痛みが長引く場合は頚椎ヘルニアの可能性があります。

✅手のしびれや感覚の低下

頚椎ヘルニアが神経を圧迫すると、手足にしびれや感覚の低下が現れることがあります。特に、手の指や腕にこのような症状が現れることが多いです。PC作業などで長時間同じ姿勢を保つ人は、この症状に注意が必要です。

✅筋力の低下

頚椎ヘルニアが進行すると、影響を受けた神経によって制御される筋肉の力が弱まることがあります。手に持ち物を落としやすくなったり、腕を上げる動作が難しくなったりすることも、頚椎ヘルニアのサインです。

頚椎ヘルニアの初期症状に気づいたら、早期に適切な施術を受けることで、症状の悪化を防ぎ、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

 

初期段階で放置するとと何が起こるか

神経障害

神経を圧迫し続けると、腕や手のしびれや痺れが悪化し、さらに筋力低下や手の細かい動作がしずらくなってきます。そうなると、日常生活に支障をきたします。

慢性的な痛み

首のヘルニアになると、慢性的な首や肩の痛みが発生します。この痛みは日常生活に影響を与え、睡眠障害なども引き起こすことがあります。

手術の必要性

頚椎ヘルニアは症状が悪化し、保存的な治療が効果的でない場合、最終的には手術が必要になることがあります。手術はリスクが伴うため、できるだけ早期に適切な治療を受けることが重要です。

 

ストレートネックは頚椎ヘルニアになるリスクを高める

ストレートネックは長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などが原因で首の骨がまっすぐになってしまう状態です。ストレートネックになると、頚椎に大きな負担がかかります。

ストレートネックが頚椎ヘルニアのリスクを高める理由は、頚椎のカーブが失われることにより、椎間板に均等に負荷がかからなくなることが挙げられます。

通常、頚椎の正常なカーブは、体重や頭部の重量を分散し、椎間板への圧力を軽減する役割を果たしています。ですが、ストレートネックの場合、この役割が十分に果たされず、椎間板の一部に過度の圧力がかかってしまいます。

結果として、椎間板が圧迫され、変形し、ヘルニアを引き起こす可能性が高まります。ヘルニアは、椎間板の柔らかい内部物質が外側に漏れ出し、周囲の神経を圧迫する状態です。この圧迫が炎症や痛みを引き起こす原因となるのです。

 

頚椎椎間板ヘルニアはレントゲンで分かるのか?

レントゲンでは、頚椎ヘルニアかどうかはわかりません。頚椎ヘルニアの有無を確認するには、MRI撮影が必要です。

 

頚椎ヘルニアの初期症状・まとめ

頚椎椎間板ヘルニアは時に自然に痛みが軽減することもありますが、ある日突然痛みが悪化し、辛い神経症状を引き起こすこともあります。

重症化すると手術が必要な場合もありますので、早期に適切な施術を行うことが大切です。

もし「首の痛み」「手の痛み・痺れ」「手に力が入りにくくなってきた」などの症状を感じた場合は、早めに施術を行っていくことが大切です。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

もう薬を飲まなくてよい!!頭痛緊張頭痛・片頭痛・群発頭痛の人には共通点がある!!

2024年05月5日

まつお鍼灸整骨院では、頭痛に悩む方々へ向けて、役立つ情報を提供していきます。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の治療経験に基づいて、記事にまとめています。

どんな頭痛でお悩みですか?

頭痛といっても頻度や程度・痛みの出る場所など人それぞれだと思います。皆さんが悩んでいる頭痛とはどんな頭痛でしょうか?

✅ズキンズキンする締め付けられる

✅目の奥が痛む

✅頭が重たい

✅頭痛持ちで肩こりもある

✅時々ひどくなり薬も効かない

多くの人がいろんな頭痛の症状を訴えると思います。

頭痛で一番多いのは緊張型頭痛

慢性頭痛で一番多いのは緊張型頭痛と言われています。次に多いのは片頭痛・割合は少ないですが群発頭痛があります。

緊張型頭痛は両側性で頭の締め付け感や圧迫感あり日常的な動作では悪化しないと言われています。それに対して偏頭痛は片側性で拍動性の頭痛で、日常生活の動作で悪化することが特徴です。光や音過敏を伴います。

 

頭痛外来 などでは、偏頭痛、緊張型頭痛は別々の頭痛であると診断されてそれに対して薬が処方されることになります。

頭痛といっても様々です。頭が重く感じたり、電気が走るような痛みを感じたり、後頭部が締め付けられるような感じがあったり、ヘルメットをかぶっているような感じがあったり、またズキンズキンと脈動するような痛みが現れたりと、様々なタイプの頭痛があります。

 

その中でも、最も一般的なのが緊張型頭痛であり、これは首の歪みによる首や肩こりと関連しています。実際、肩が凝っていると頭痛を感じる人も多いのではないでしょうか?

 

頭痛持ちの人は頭周辺の筋肉が固まっている

実際、頭痛のある人は頭の周囲の筋肉(側頭筋、頚部、肩の筋肉)に強いコリや圧痛を感じることがほとんどです。なので医療機関では、筋肉の緊張を和らげる薬を処方しますが肩こりは、主に僧帽筋という筋肉の緊張によるものです。

僧帽筋は後頭部から頚椎から始まって肩関節や肩甲骨に張っている筋肉で、肩甲骨を上げたりする働きをしています。

 

普段の生活の中で座っていることが多いと座位での姿勢が体に悪影響を及ぼしますし、両腕を上げるような動作や肩を回すなどの肩甲骨を動かすような動きも少ないため、肩甲骨の動きも悪くなって僧帽筋のこりが悪化していきます。

さらに僧帽筋は後頭部に付着している部分もあるため、こりによって後頭部の重だるさを感じることもあると思います。頭の重さ6キロほどあり常に首で頭を支えています。

 

この時、常にすでに緊張を強いられている筋肉があります。それが頭半棘筋・頚半棘筋・頭最長筋・頭板状筋・頚板状筋といわれる後頭部の筋肉です。

この筋肉は頭を支えているだけでなく、頭を前に傾けたり、起こしたり 左右に傾けたりする動作に影響します。特に前傾姿勢が続くと後頭部の筋肉のが大きくなるのです。

 

普段の生活では寝ている時以外はほぼこの前傾姿勢の状態といってる人も多いと思います。これらの後頭部の筋肉の緊張が神経を刺激し頭痛が起こりやすい状態を作っているのです。

肩こりを感じている人はだいたい首こりも伴っています。自覚していなくても マッサージに行ったら凝っていると言われた人もいるのではないでしょうか?

 

一般的に、多くの人が肩こりや首こりの状態にあると見られますが、その原因は実は肩こりではなく首の凝りにあります。

首の凝りは、頭を支え続け、さらに前後左右への動きを担う後頭部の筋肉、頭半棘筋、頚半棘筋、頭最長筋、頭板状筋、頚板状筋などの首周囲の筋肉が緊張しているのです。

 

特に頭板状筋と頚板状筋という筋肉が重要であり、これらの筋肉は頭を支えたり、傾けたり起こしたりする際に働きます。

パソコンを使用したり、細かな手の動きを行ったりする際には、頭を前に傾ける姿勢をとることが一般的です。この姿勢では、頭を支えるために頭半棘筋や頚半棘筋、頭最長筋などの筋肉が緊張しますが、特に板状筋の緊張が顕著にみられることが多いです。

 

群発頭痛は耐え難い痛みがでる

群発性頭痛は慢性頭痛の中でも治療が難しいとされています。この種の頭痛は偏頭痛と同様に片側に現れ、その痛みは目の奥がえぐられるような我慢できないほどのものであり、痛みによってじっとしていられないほどの激しいものとされています。

 

群発頭痛は主に若い男性に多く見られ、発作が1〜2か月間続き、集中的に現れることが一般的です。同時に、充血した目や涙、鼻水などの頭以外の症状が見られることもあります。入浴や飲酒など、血管を拡張させる要因が引き金となるとされ、酒豪やヘビースモーカーによく見られるといわれています。

 

群発性頭痛の明確な原因は特定されていませんが、これまでの治療経験から、首の歪みによる首の筋肉の緊張が関与していることが多いです。偏頭痛と同様に、片側に症状がみられ、筋肉の緊張や圧痛がよく見られます。

 

まとめ

緊張頭痛や片頭痛・群発頭痛は頭痛の種類や痛みのでかたは違いますが、どの頭痛も首が関係しているケースが多いです。慢性的に頭痛の出る人は自分は頭痛持ちだからと諦めている人が多いですがそんなことはありません。

 

首が良くなると多くの頭痛はなくなっていくことが多いので頭痛でお悩みの方は諦めずにご相談くださいね。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

薬に頼らない!!自律神経の乱れは骨格矯正で改善できる? 整体が効果的な理由について解説

2024年05月5日

まつお鍼灸整骨院では、自律神経失調症でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

自律神経は、私たちの体内で無意識のうちに様々な身体機能を調節しています。心拍数や呼吸、消化活動など、意識しなくても自動的に行われる生命維持活動に欠かせない役割を担っています。

ですが、この自律神経のバランスが崩れると、身体に様々な不調が現れることがあります。今回は、自律神経の乱れが引き起こす具体的な症状とその対策について解説します。

 

自律神経の重要性

自律神経は、私たちの体内で自動的に働く神経系の一部であり、心臓の鼓動や呼吸、消化など、意識しなくても行われる生命維持機能を調節しています。この神経系は主に、交感神経と副交感神経の二つの部分から成り立っていて、これらのバランスが私たちの健康状態に大きく影響を与えます。

 

交感神経と副交感神経

交感神経は、活動している状態のときに優位になります。心拍数の増加や血圧の上昇など、体を即座に動ける状態にする働きがあります。

副交感神経は、体をリラックスさせる役割を持ち、心拍数を落ち着かせ、消化を促進するなど、リラックス時に体を休息状態に戻します。

 

自律神経失調症は病院では異常がないことがほとんど

自律神経失調症の場合、病院での検査において特に異常が見つからないことがほとんどです。この状態は、身体の機能には目に見える異常がなくても、ストレスや生活習慣の乱れによって自律神経のバランスが崩れていることを示しています。

そのため、自律神経失調症は、身体的な疾患ではなく、自律神経の機能障害として考えられます。

自律神経失調症の症状はいろいろあり、不眠、頭痛、めまい、胃腸の不調、心の不安定さなど、様々な形で現れることがあります。これらの症状は、日常生活に大きな支障をきたすこともあるので、適切な施術や生活習慣の見直しによって改善することが可能です。

規則正しい生活を心がけ、ストレス管理をすることも、自律神経失調症の改善には非常に重要です。

 

骨格矯正がもたらす効果について

整体による施術は、骨盤や背骨の歪みを調整することで、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。背骨や骨盤にゆがみが生じると、腰や背中の筋肉に過剰なストレスがかかり、周囲の神経にも影響し、結果として自律神経のバラんスが乱れることがあります。

自律神経系には、体を活発にさせる交感神経と、リラックス時に作用する副交感神経の二つがあります。交感神経は背骨を通って体の各部に伸びていきますが、副交感神経は首や骨盤周辺から分布しています。そのため、骨盤の歪みは副交感神経の機能に影響を及ぼす可能性があるのです。

さらに、背骨の歪みが交感神経の働きを乱し、自律神経失調を引き起こすこともあります。骨格矯正を行うことで骨盤や脊椎の歪みを矯正して体のバランスを整えることで自律神経の不調を改善することができます。

 

・骨格矯正が自律神経の働きにもたらす効果について

血流の改善:骨格の歪みを解消することで、血流が改善されます。血流が良くなると、身体の各器官への酸素や栄養素の供給が促進され、自律神経の機能もよくなります。

 

ストレスの軽減:骨格矯正により体のバランスが整うと、肩こりや腰痛などの身体的な不快感が軽減され、ストレスが減少します。ストレスが減ると自律神経の乱れも改善されます。

 

睡眠の質の向上:骨格の歪みが解消されると、リラックスしやすくなり、睡眠の質が向上します。良質な睡眠は自律神経のバランスを整える上で非常に重要です。

 

自律神経の乱れを整えるセルフケア方法

自律神経が乱れて日々の生活に困っている人はとても多いです。ストレスや不規則な食生活、運動不足など、様々な要因が自律神経のバランスを崩してしまいます。

自律神経が乱れると、不安、睡眠障害、消化不良、冷え性など、多くの健康問題が引き起こされることがあります。ここでは、自律神経を整えるための効果的なセルフケア方法をご紹介します。

✅規則正しい生活を心がける

自律神経のバランスを整えるためには、規則正しい生活リズムが非常に重要です。毎日同じ時間に起床し、就寝することで、自律神経のリズムを整えることができます。また、三食を規則正しく摂ることも同様に効果的です。

 

✅適度な運動を取り入れる

運動は自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。特に、ウォーキングやヨガ、ストレッチングなどの軽い運動は、副交感神経を活性化させ、リラックス効果をもたらします。運動をすることで、ストレス解消にも繋がり、自律神経の乱れを整えることができます。

 

✅良質な睡眠をとる

良質な睡眠は自律神経の乱れを整える上で欠かせません。睡眠不足は自律神経のバランスを崩しやすく、様々な健康問題を引き起こす原因となります。就寝前のスマホは控える、寝室の環境を整えるなど、良質な睡眠をとるための工夫をしましょう。

 

まとめ

自律神経の調整には、背骨や骨盤の歪みを整えることが効果的です。施術を行うことで筋肉の緊張が和らぎ、姿勢が改善されることで、精神的なリラックス状態を促進し、不眠や疲れの解消に繋がり、結果として自律神経のバランスを整えることができます。

自律神経は自分ではコントロールできないので症状が悪化する前に施術を行うことが早期改善にもつながります。

自律神経の乱れに関してお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校 茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

五十肩になりやすい人の特徴は?五十肩の原因や症状・予防方法について詳しく解説!!

2024年05月3日

まつお鍼灸整骨院では、五十肩でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

五十肩とは、肩関節の動きが制限されて痛みを感じる症状です。50代に多く見られることからこの名前がつきましたが、実際には年齢に関係なく発症する可能性があります。

この記事では、五十肩の原因、症状、治療法について詳しく解説します。

五十肩の原因について

五十肩の原因は、肩関節を構成する筋肉や関節包の炎症が主なものです。肩関節は、上腕骨と肩甲骨で構成されていて、関節包と呼ばれる膜に包まれています。

関節包は、関節液を分泌して関節を滑らかに動かす役割を果たしていますが、何らかの刺激によって炎症を起こすと、関節包が肥厚したり癒着したりして、関節の動きが制限されます。

また、肩関節の周囲の筋肉も炎症や損傷によって肩の痛みや可動域の低下を引き起こします。

五十肩の具体的な原因ははっきりしていませんが、以下の要因が引き金となり発症することがあります

年齢

年齢を重ねると筋肉、靭帯が硬くなり、柔軟性が失われて炎症を起こしやすくなります。

 

肩関節を構成する組織の炎症

肩を構成する組織の中で、腱板や関節包が炎症を起こし、五十肩を引き起こします。関節内の組織が癒着して肩を動かしにくくなることもあります。

 

肩に負担がかかるスポーツ

肩を酷使するスポーツ(野球、バレーボールなど)をしている方は、五十肩になる可能性があります。

 

運動不足

運動不足によって筋肉や関節の柔軟性が低下し、炎症が起こりやすくなります。

 

血流の低下

血流が悪くなると関節や筋肉が硬くなり、肩関節に炎症を起こしやすくなります。その他にも糖尿病やホルモンバランスの乱れなども五十肩の発症に影響することがあります。

 

五十肩の症状について

五十肩の症状には

肩の痛み:肩を動かしたときや夜間に痛みを感じます。痛みは肩関節の周囲に広がり、腕や首にも及ぶことがあります。

 

肩の可動域の制限:肩を上げたり後ろに回したりするときに、動きがスムーズにできなくなります。特に、背中に手を回す動作や頭を洗う動作が困難になります。

 

肩の力の低下:肩の筋力が低下し、物を持ち上げたり投げたりするときに力が入りにくくなります。

 

特に結髪・結帯の動作が制限されることが多いです。ます。早めの対策をおこない、日常ケアや施術を行うことが大切です

 

五十肩の分類について

五十肩の症状は、急性期、拘縮期、回復期の3つの段階に分けられます。

急性期:関節包や腱板に炎症が起こり、肩が痛みます。痛みは動かしたときや夜間に強くなります。この期間は数週間から数ヶ月続きます。

 

拘縮期:関節包や腱板が肥厚したり癒着したりして、肩の動きが制限されます。痛みは徐々に減少しますが、肩関節の拘縮がでてきます。この期間は数ヶ月続きます。

 

回復期:関節包や腱板が徐々に柔らかくなり、肩の動きが回復します。痛みはほとんどなくなりますが、完全に元通りになるまでには時間がかかります。この期間は数ヶ月から1年程度続くことがあります。

 

五十肩の予防法について

まずは五十肩にならないために日頃から予防することが大切です。五十肩の予防法は、以下のようなものがあります。

①適度に肩を動かすようにする

肩関節は、全ての方向に動かせる反面、腱や筋肉に負担がかかりやすい構造になっています。長年の使用や加齢によって、腱や筋肉が弱く硬くなり、炎症を起こしやすくなります。

そのため、肩関節の可動域を維持するためには、適度に肩を動かすことが大切です。肩を動かすことで、血流やリンパの流れが良くなり、腱や筋肉に栄養や酸素が届きやすくなります。

 

また、肩関節の周囲にある滑液や軟骨の生成も促されます。肩を動かす方法としては、日常生活の中で肩を回したり、肩甲骨を動かしたり、腕を上げたりするなど、肩の筋肉や腱をほぐす動作が効果的です。

肩を動かすときには、無理をしないように注意しましょう。

 

②長時間同じ姿勢をとらないようにする

長時間同じ姿勢をとると、肩関節に圧力がかかり、腱や筋肉に緊張が生じます。特に、パソコンやスマホなどを使うときには、肩が前に出たり、首が曲がったりすることが多いです。

このような姿勢は、肩関節の可動域を低下させ、炎症を引き起こしやすくなります。そのため、長時間同じ姿勢をとらないようにすることが大切です。

 

同じ姿勢をとるときには、できるだけ背筋を伸ばし、肩を下げ、首をまっすぐに保つようにしましょう。

また、30分から1時間に一度は、立ち上がって肩や首をほぐしたり、歩いたりするなど、姿勢を変えることが重要です。

 

③定期的にストレッチする

肩関節の可動域を維持するためには、肩のストレッチが効果的です。肩のストレッチは、肩関節の周囲の筋肉や腱を伸ばし、柔軟性を高めます。

また、肩のストレッチは、緊張やコリをほぐし、痛みや違和感を和らげます。肩のストレッチは、朝起きたときや入浴後など、肩が温まっているときに行うと良いでしょう。

 

肩のストレッチの方法としては、以下のようなものがあります 。

– 肩を回す:両手を肩に当てて、肩を前後に大きく回します。10回ずつ、時計回りと反時計回りに行いましょう。

 

– 腕を上げる:両手を上に伸ばして、手のひらを合わせます。そのまま、背中や肩が伸びるように、腕を後ろに倒します。10秒ほどキープして、元に戻します。これを5回繰り返しましょう。

 

– 腕を横に伸ばす:片手を横に伸ばして、もう片方の手で肘を押さえます。そのまま、胸や肩が伸びるように、腕を体の前に持ってきます。10秒ほどキープして、反対側も同じように行います。これを各5回繰り返しましょう。

 

– 腕を後ろに組む:両手を後ろに組んで、手のひらを合わせます。そのまま、腕を上に引き上げます。10秒ほどキープして、元に戻します。これを5回繰り返しましょう。

 

五十肩は、普段から予防をすることでなりにくくすることはできます。もし五十肩の方の痛みでお困りの方はお気軽にご相談ください。

 

投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校 茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

五十肩はこの筋肉を狙え!!五十肩を改善するためにアプローチする筋肉について解説!!

2024年04月27日

まつお鍼灸整骨院では、五十肩でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

五十肩は、肩関節の可動域が減少し、痛みやこわばり夜間痛が生じる症状です。原因は明確ではありませんが、加齢や肩の使い過ぎ、姿勢の悪さなどが関係していると考えられています。

肩関節は、筋肉と靭帯に依存している関節で上腕骨を囲むように筋肉と靭帯が組み合わさり、その安定性を保っています。

 

ですので五十肩の施術ではまず筋肉へのアプローチが必要不可欠になってきます。

ではどこの筋肉へアプローチしていけばよいのか解説していきます。

棘下筋

棘下筋は、肩甲骨から上腕骨につながる筋肉で、肩関節の外旋や水平伸展の動きを担っています。この筋肉は、肩の関節を安定させる腱板の一部でもあります。

✅棘下筋が疲労や炎症で硬くなり、トリガーポイントができると、肩の前面や側面に痛みが放散することがあります。

✅棘下筋が損傷を受けると、肩関節の安定性が低下し、炎症を引き起こすことがあります。

✅棘下筋が緊張して硬くなると、肩関節の可動域が制限され、肩の上げ下げや回す動きが困難になることがあります 。

棘下筋は五十肩の痛みや可動域の低下に大きく関係している筋肉です。そのため、五十肩の改善に棘下筋のアプローチは効果的とされています 。

ただし、棘下筋の施術やストレッチは、やり方や強度によっては逆効果になることもありますので、注意が必要です。痛みが強い場合や可動域が極端に制限されている場合は、無理に動かさないようにしましょう。

大胸筋

大胸筋は、胸骨から始まり、上腕骨に付くことで腕を上げたり、反対の腕を触るような動作に使われる筋肉です。この筋肉が硬くなると、肩関節の位置がずれて炎症や痛みを引き起こすことがあります。

五十肩では、大胸筋が関係する症状として、以下のようなものがあります。

✅肩の前面や側面に痛みが出る

✅腕を横に上げるのが困難になる

✅背中に手が回せなくなる

✅姿勢が悪くなり、巻き肩になる

大胸筋は五十肩の痛みや可動域の低下に影響を与える筋肉です。そのため、大胸筋へのアプローチは五十肩の改善に効果的とされています。

三角筋

三角筋は、肩を動かす際に最も強く機能する筋肉であり、腕を動かす多くの動作に関与しています。

✅三角筋は肩甲骨と上腕骨の位置を調整し、肩関節の安定性を保ちます。

✅三角筋の下の組織に炎症が起きることがあり、その結果、腕を上げる際に三角筋の辺りに痛みが生じることがあります。

✅猫背などの姿勢の崩れによって、三角筋が硬くなり、滑液包(筋肉の滑りを良くする役割を持つ組織)に炎症が起こることもあります。

 

小胸筋

小胸筋は、胸の前にある筋肉で、肋骨の3〜5番から肩甲骨の烏口突起につながっています。

この筋肉は肩甲骨の前傾や下方回旋、外転などの動作に関係します。肩甲骨の安定性を維持します。

✅小胸筋の下の組織に炎症が起きることがあり、その結果、腕を上げる際に小胸筋周辺に痛みが生じることがあります。

✅デスクワークなどで腕を前に狭めた状態で長時間過ごすと、小胸筋が硬くなり、肩甲骨動きが崩れて痛みが生じることがあります。

✅小胸筋の付着部は烏口突起を超えて関節包にも付くことが報告されており、肩関節運動の制限にも影響を及ぼすことがあります。

 

前鋸筋

前鋸筋は、肩甲骨と鎖骨の間をつなぐ筋肉で、肩甲骨の動きに欠かせない役割を果たしています。具体的には、以下のような作用があります

上部線維: 肩甲骨の上端を胸郭(体幹)に固定し、中部線維と下部線維が働く際に肩甲骨の回旋運動を補助します。

中部線維: 肩甲骨を外転させる作用があります。

下部線維: 肩甲骨を上方回旋させ、外転させる作用があります。

また、前鋸筋は呼吸時に肋骨の牽引を行ったり、肩甲挙筋や菱形筋と連動して肩甲骨を外転・上方回旋させることで、腕の挙上に付随して肩甲骨が回旋する連動現象(肩甲上腕リズム)の形成をサポートしています。

前鋸筋が硬くなると、肩甲骨が胸郭(体幹)に押しつけられ、肩甲骨に指が入らなくなることがあります。この硬直が肩甲骨の動きを制限し、五十肩の症状を悪化させる可能性があります。

前鋸筋を効果的に伸ばす肩甲骨ストレッチを行うことで、肩甲骨の動きを改善し、五十肩の予防や改善に役立ちます。

広背筋

広背筋は、腕から肩甲骨のすぐ外、そして腰を包む筋膜までと、とても広く大きな筋肉です。この筋肉は腕を内側にひねったり、後ろに引いたりといった様々な動きに関与しています。

✅広背筋が固くなることが多く、五十肩だけでなく、そうでなくても固くなっている人がいたり、腰痛の原因にもなったりすることがあります。

✅五十肩になることで、腕を挙げる際に強い痛みを伴うようになります。

✅広背筋は、腕を下げる動作や内側にひねる動作の際に最も強く働きます。

✅五十肩の痛みに対する防御反応として、広背筋が過剰に緊張することがあります。

五十肩の治療をしていく際、腕を挙げようとしてもそれを邪魔するのも広背筋だということになります。

まとめ

五十肩にならないためにも普段からいろいろな筋肉の柔軟性を高めつつ、筋力を落とさないように心がけていく必要があります。

肩関節は多くの筋肉で支えられているので五十肩の改善には筋肉へのアプローチがとても重要になってきます。

 

投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校 茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

姿勢が悪いと肩こりや腰痛だけでなく老けて見える?姿勢矯正をするメリットについて解説!!

2024年04月27日

まつお鍼灸整骨院では、姿勢矯正に関しての、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

多くの人がデスクワーク中やスマートフォンの使用時に、無意識のうちに前かがみや背中が丸くなる姿勢をとってしまいがちです。このような猫背は、見た目の印象が悪くなるだけでなく、心身にも様々な悪影響を及ぼすことがあります。

では、猫背によって起こり得るデメリットとは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。また、適切な姿勢を維持することで得られるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。本記事では、これらの点について詳しく説明していきます。

 

猫背のデメリット

猫背がもたらす悪影響は身体だけでなく、精神面にも及びます。猫背のデメリットについて説明します。

肩や腰の痛みを引き起こす

猫背によって背中の筋肉が伸ばされ、お腹の筋肉が縮むため、背中の筋肉に疲労が溜まり、肩や腰の痛みの原因となります。さらに、筋肉のバランスの崩れが関節に異常な負荷をかけ、肩や腰だけでなく膝などの問題を引き起こす可能性があります。

疲れやすい

猫背は内臓を圧迫し、肺の正常な膨張を妨げます。これにより、酸素の取り込みが難しくなり、呼吸が浅くなり血流が悪化するため、疲れやすくなります。

自律神経のバランスを乱す

猫背は首の後ろを圧迫し、自律神経に影響します。呼吸が浅くなると副交感神経の機能が低下し、交感神経優位になります。これにより、イライラや食欲不振、生理不順などの問題が生じることがあります。

気分が下がる

猫背は自然と前かがみになり、十分な光を目に入れることができません。光は精神状態に大きな影響を与えるため、不足すると抑うつ症状を引き起こす可能性があります。猫背は気分をも落ち込ませる要因の一つです。

内臓に負担をかける

猫背は内臓を圧迫し続ける姿勢であるため、胃腸などの消化器官に負担をかけ、逆流性食道炎や便秘などの不調を引き起こすことがあります。

太りやすくなる

猫背は骨盤の歪みと内臓の位置のずれを引き起こし、消化器官の機能低下や代謝の悪化を招き、太りやすくなります。また、猫背での歩行は歩幅を狭くし、筋肉量の減少を招き、結果的に太りやすい体質になります。

 

姿勢矯正のメリット

痛みの軽減

不良な姿勢は、首、肩、背中、腰などに痛みや不快感を引き起こす主な原因の一つです。姿勢を矯正することで、これらの部位にかかる負担を軽減し、痛みを和らげる効果が期待できます。

呼吸の改善

猫背などの不良な姿勢は、肺の拡張を妨げ、呼吸が浅くなる原因となります。姿勢を正すことで、胸部が広がり、深い呼吸がしやすくなります。これにより、酸素の取り込み量が増え、全身の細胞に十分な酸素が供給されるようになります。

血流の促進

正しい姿勢を保つことは、血液循環を改善するのに役立ちます。特に、背骨や首の周りの血流がスムーズになると、脳への酸素供給が向上し、集中力や記憶力の向上が期待できます。

消化機能の向上

不良な姿勢は、消化器官を圧迫し、消化機能に悪影響を及ぼすことがあります。姿勢を改善することで、内蔵器官に適切なスペースが確保され、消化機能が促進されます。

自信がでる

姿勢を正すことは、見た目にも大きな影響を与えます。背筋が伸びると、自信に満ちた印象を与えます。

ストレスの軽減

姿勢を正すことで、筋肉の緊張が和らぎ、ストレスの軽減につながります。また、深い呼吸が可能になることで、精神的な安定を得やすくなります。

 

整骨院で猫背を改善できる!!

日常生活における姿勢の悪さは、猫背の原因になり、それが骨盤や背骨の歪み、筋肉の硬直へとつながります。これらを単にストレッチで解消しようとすると、限界があるかもしれません。そんな猫背による不調を根本から解決するには、姿勢矯正が効果的です。

まつお鍼灸整骨院では、猫背の改善に特化した施術プログラムを提供しています。

さらに、治療後の過ごし方や自宅でできるセルフケアについての指導も充実しており、猫背の早期改善をサポートします。

個々の状態に合わせた丁寧なカウンセリングと体のチェックを通じて、最適な施術を提供し、体の不調の改善をサポートします。

猫背による頭痛や腰痛など、改善が難しいと感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

姿勢矯正は、健康のみならず、精神面においても多くのメリットをもたらします。日常生活の中で意識的に姿勢を正すことで、これらのメリットを実感することができます。健康的な生活を送るためにも、今日からでも姿勢に注意をしながら生活してみましょう。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

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参考文献

 

胸郭出口症候群ってどんな症状が出る?首から肩にかけての痛みや腕がしびれる場合は要注意!?

2024年04月19日

 

まつお鍼灸整骨院では、胸郭出口症候群でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

「胸郭出口症候群」という言葉を聞いたことはありますか?

 

この症候群は、首や肩がこって痛くなったり、腕や背中がだるく感じたりする症状が現れることがあります。

 

特に、肩こりや重いものを持ち運ぶことが多い方、腕を上げて作業することが多い方などは、胸郭出口症候群にかかりやすいと言われています。

 

胸郭出口症候群についてまとめてみましたので。胸郭出口症候群でお悩まされている方は、ぜひご一読ください。

胸郭出口症候群とは?

胸郭出口症候群は、上腕や肩の運動や感覚に深くかかわる神経や動脈が障害を受けることで、肩、腕、手のしびれや痛み、手が動かしにくいなどの症状がでてきます。

 

肩こりや首の痛みなどの症状が自覚されることもあります。この症候群はなで肩の女性に多く見られますが、筋肉を鍛えた男性にも発症するケースもあります。

 

また普段の日常生活での動作が発症に関与していることから、健康的な生活スタイルを確立することが重要です。この病気は自覚症状が強くでることもありますので適切な施術や周囲のサポートも大事になってきます。

 

胸郭出口症候群の病態と原因について

首には食道や気管・神経・血管・筋肉などの多くの組織が集まっています。腕へとつながっていく神経や血管は胸郭出口と呼ばれる所を通って腕へ向かって走行します。

 

腕神経叢は胸郭出口を通る重要な神経であり、鎖骨下動脈や鎖骨下静脈は主要な血管です。胸郭出口にはいくつかの狭い場所が存在して神経や血管が圧迫されることがあります。

 

このような状態になると胸郭出口症候群が発症します。胸郭出口症候群は3つの箇所のいずれかに起因する場合があります。

 

胸郭出口症候群は、首から腕の方へ向かって

斜角筋症候群

肋鎖症候群

小胸筋症候群

の3つの箇所で神経や血管が圧迫されることで生じます。

 

①斜角筋症候群

斜角筋症候群は、首の前にある斜角筋という筋肉による症状です。斜角筋は前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋に分かれており、前斜角筋と中斜角筋の間には間隙があります。

 

腕神経叢と呼ばれる神経がこの間隙を通っており、手を挙げる動作をする時にこの間が狭くなり神経が圧迫されることで症状がでてくるといわれています。

 

②肋鎖症候群

首から出た神経は前斜角筋と中斜角筋の間を通って鎖骨と第一肋骨の間を通る肋鎖間隙を通ります。

 

この肋鎖間隙は隙間が狭いため神経の通り道が狭くなります。なで肩の女性は肋骨と鎖骨が近く肋鎖間隙が狭くなって神経を圧迫されるリスクが高くなると言われています。

 

③小胸筋症候群

小胸筋症候群は過度な肩甲骨の上方向への回旋や肩甲骨の前方への過剰な引き込みなどが原因で、小胸筋が過緊張し神経が圧迫されることが原因と言われています。

 

そのため、つり革を持ち上げるような肩を上げる動作や、ベンチプレスのように重いものを持ち上げる動作、そして猫背の姿勢で長時間座るなどの姿勢が続くことでこの症状が起こると言われています。

 

この症状は、運動選手や肉体労働者だけでなく、デスクワークの多い人や、スマートフォンやタブレットを長時間使用する人などにも起こりやすいとされています。

 

胸郭出口症候群は長時間の不良姿勢・ストレスや睡眠不足、なで肩や重いものを持つ習慣などが重なっていくことで発症しやすくなります。

 

胸郭出口症候群の症状としては、首や肩、腕にしびれや痛みがでてくることがあります。

 

これらの神経症状は手先や体幹にも広がることがあり、持続すると筋力の低下や巧緻性の低下、握力の低下などの運動機能にも影響を及ぼすことがあります。

 

血管の症状としては、血行障害が引き起こされることもあります。血行障害が痛みや感覚障害を誘発することもあります。

 

胸郭出口症候群になるとどんな症状がでる?

・つり革につかまったり、ドライヤーで髪を乾かすときなど腕を同じ位置で長時間保持すると手がしびれる

・常に腕や手にだるさを感じ、手先が冷たく感じる

・腕や指先に疼痛があり、安静時でも腕や指に違和感がある

 

胸郭出口症候群は、手や腕のしびれ、冷感、違和感を引き起こす病気で、特に手を上にあげている状態が続く場合に発症しやすいとされています。

 

女性のなで肩の方や、重い荷物を運んだり、腕を上げて作業することが多い職業の方に発症しやすいとされています。

 

しかし、この症状は頚椎椎間板ヘルニアや手根管症候群と似た症状を引き起こすことがありますので鑑別が必要です。

 

姿勢不良・首の歪みが良くなることで胸郭出口症候群は解放へ向かう

まつお鍼灸整骨院では、胸郭出口症候群の原因は普段の姿勢の悪さや生活習慣、それによる頚椎のゆがみ背骨の歪みや関節の動きの悪さ、そして循環不良による筋肉の凝り固まりと考えています。

 

初めに、様々な側面からお身体の問題点を確認し、関節の動きや筋力の検査、姿勢分析などを行います。そこで、あなたの症状の原因を共有し、最適な施術方法を組み立てていきます。

 

背骨の矯正を行うことで、骨格・筋肉・神経機能・関節可動域などを正常化し、症状を緩和していきます。

 

もし、胸郭出口症候群でお悩みの方は、お気軽にまつお鍼灸整骨院にご相談ください。私たちは、あなたの身体の不調を取り除くだけでなく、根本的な原因を解消して、健康的な生活を取り戻すお手伝いをいたします。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

 

テニス肘は肘の外側が痛くなる!?痛みの部分や原因・症状・日常生活での注意点について!!

2024年04月17日

 

まつお鍼灸整骨院では、テニス肘でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

 

テニス肘は外側上顆炎ともいわれて、肘の外側に痛みを感じる比較的一般的な疾患です。その名の通りテニスプレイヤーに多く見られるイメージがありますが、実際はテニスをしていない人でも発症します。

本記事では、テニス肘の原因から症状、さらには日常生活での予防や対処法について解説していきます。

 

テニス肘の原因について

テニス肘の主な原因としては、肘の外側にある筋肉や腱に対する過剰な負荷が挙げられます。この過剰な負荷は、テニスやゴルフのようなスポーツだけでなく、長時間のパソコン作業や細かな作業からも生じることがあります。

特に、同様の動作の反復により肘の外側の腱に微細な損傷が蓄積され、最終的に炎症を引き起こすことが痛みにつながります。

 

テニス肘の症状について

テニス肘になると、最も顕著な症状として肘の外側に痛みが発生します。この痛みは徐々に悪化する傾向があり、特に以下のような動作をした際に痛みが顕著になることがあります。

✅物を持ち上げる動作

✅物を握りしめる動作

✅手を伸ばしたり、曲げたりする動作

✅手を振るような動作

✅ペッボトルのふたを開ける時に痛みが出る

このような動作の時に痛みが見られる際はテニス肘の可能性があります。

 

テニス肘はどのくらいで良くなるのか?

テニス肘の回復期間は、一般的に、適切な休息と適切な施術を受けた場合、数週間から数ヶ月で良くなってきます。ですが症状が重い場合や、早期に適切な施術を受けなかった場合には、完全に回復するまでに半年以上かかることもあります。

 

テニス肘に効果のあるストレッチ方法

1. 前腕のストレッチ

やり方

肘を伸ばして手のひらを上にした状態で手を前に出します。反対の手を使って、伸ばした手の指先を下に向けて軽く引っ張ります。このポジションを15〜30秒キープし、反対側も同様に行います。

効果: 前腕の筋肉を伸ばし、緊張を和らげます。

 

2. 肘の伸展ストレッチ

やり方:

肘を伸ばして手のひらを下に向けます。片手の指先を下に向けて、もう片方の手で軽く押し下げます。この状態を15〜30秒キープし、反対側も同様に行います。

効果:前腕の伸筋の緊張を和らげます。

 

テニス肘は冷やすのか?それとも温めるのか?

テニス肘の症状が始まったばかりの時期、炎症が激しい初期段階では、痛みと腫れを抑えるためにアイシングで冷やします。冷やすことで血管を収縮させることで炎症を軽減し、痛みを和らげる効果があります。氷嚢を薄いタオルでくるんで、一日に数回、各回約15分間患部に当てましょう。ただし、氷を直接肌に当てると凍傷の恐れがあるため注意が必要です。

炎症が落ち着いたら「温める」

炎症が落ち着き、痛みが緩和してきたら、今度は温めていきます。温めることで血流が良くなり、筋肉や腱の柔軟性が向上します。

 

サポーターも効果的

肘の痛みが強い場合はサポーターも効果的です。サポーターの効果について説明します。

圧迫と支持

テニス肘サポーターは、腕の外側に圧迫をかけることで、腱や周辺の組織に対する負担を軽減させます。

 

安定性の向上

サポーターをすることで関節の安定性を向上させるのに役立ちます。これにより、テニス肘からの回復中や日常生活やスポーツの活動中に、関節の安定性が確保され、再発のリスクが軽減されます。

 

予防効果

テニス肘の再発を防ぐためにも、サポーターの使用が有効です。適切なサポーターを使用することで、腕の筋肉や関節をサポートし、負担を軽減することができます。

 

サポーターは、症状の軽減から回復の促進、再発の防止まで、様々な効果をもたらします

 

日常生活での注意点について

テニス肘の予防と、既に発症してしまった場合の症状悪化を防ぐためには、日常生活においていくつかの注意が必要です。

適切な休息の確保

痛みを感じたら無理をせず、肘を休ませることが非常に重要です。無理をして使用し続けると、症状が悪化する恐れがあります。

 

ストレッチ

ストレッチを定期的に行うことで柔軟性を高め、肘への負担を軽減し、再発や悪化を防ぐことができます。

 

作業環境の見直し

特にデスクワークが多い場合、キーボードやマウスの位置を調整することで、肘への負担を軽減することができます。

 

テニス肘は適切な施術を行うことで早期に回復することができます。

 

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

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歩きはじめに膝の内側が痛むのは変形性膝関節症?痛みの原因や症状・施術方法について!!

2024年04月16日

まつお鍼灸整骨院では、膝の痛みでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

今回は膝の痛みで最も多い、変形性膝関節症について痛みの原因や症状・日常生活での注意点などの記事を書きました。

変形性膝関節症による膝の痛みでお悩みのかたは参考にしてください。

 

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症は一般的に加齢に伴って発生し、60歳以上の人に多く見られます。

膝の関節軟骨が徐々に損傷し、炎症や痛みを引き起こす疾患です。関節軟骨は、骨同士が滑らかに動くためのクッションの役割を果たしていますが、この軟骨が摩耗することで、骨同士が直接触れ合い、痛みや関節の変形を引き起こします。

変形性膝関節症の症状について

変形性膝関節症の主な症状には、以下のようなものがあります:

①関節の痛み

膝の内側や前面、後面で痛みを感じることがあります。痛みは活動時に増すことが一般的で、長時間の歩行や運動後にも悪化することがあります。

 

②関節のこわばり

膝関節が固く感じられることがあり、朝起きたり長時間の静止後に特に顕著です。

 

③関節の腫れ

膝周辺に腫れや炎症が生じることがあります。

 

④関節の変形

進行した変形性膝関節症では、関節の変形が見られることがあります。例えば、膝のO脚変形が現れることがあります。

 

重症な場合には、関節置換手術(人工関節置換術)が必要となることもあります。

 

変形性膝関節症は温めるそれとも冷やす?

変形性膝関節症は状態によって温めたほうが良いとき時、冷やした方が良い時があります。

①温める(温熱療法)

温めることにより、筋肉の緊張をほぐし、血液循環を促進することができます。温めることによって、筋肉のこわばりや関節のこわばりを和らげ、痛みを軽減する効果があります。特に朝起きた時や長時間の静止後に関節がこわばっている場合に有効です。

慢性的な膝の痛みには温めたほうが良いです。

②冷やす(冷却療法)

冷やすことにより、炎症を抑え、腫れや痛みを軽減することができます。急性の炎症や怪我に対して効果的であり、関節の腫れや痛みを和らげる効果があります。特に動かした後や腫れがある場合は冷やした方が良いです。

 

一般的には、急性の炎症や腫れがある場合には冷却療法を、筋肉のこわばりや関節のこわばりがある場合には温熱療法を行うとよいです。

 

変形性膝関節症の日常生活の注意点について

①適切な体重維持

過体重や肥満は膝関節への負担を増加させるため、関節の痛みや炎症を悪化させる可能性があります。適切な体重を維持することで、関節にかかる負荷を軽減できます。

 

②適度な運動

適度な運動は関節の可動域や筋力を維持するために重要です。ただし、関節への負荷を考慮して適切な運動を選びましょう。低負荷な運動や水中運動、自転車乗りなど、関節に負担の少ない運動を取り入れるとよいでしょう。

 

③適切な姿勢と体の使い方

正しい姿勢や体の使い方を意識することも重要です。正しい姿勢を保つことで、膝関節にかかる負荷を適切に分散させることができます。また、膝を過度に負荷するような動作やポジションは避けるようにしましょう。

 

④適切な靴の使用

足や膝に適した靴を選ぶことも重要です。クッション性のある靴や膝への負荷を軽減するための特殊なインソールを使用することがあります。

 

変形性股関節症へのアプローチ方法

①正しい姿勢

背骨の矯正によって、正しい姿勢を維持することが大事です。正しい姿勢は、体重や負荷の適切な分散を助け、関節への負担を軽減します。特に、膝は体重を支える主要な関節の一つであり、正しい姿勢を保つことで膝への負担を均等に分散させることができます。

 

②骨盤の調整

背骨の矯正は、骨盤の位置やバランスを調整する効果もあります。骨盤の傾きや歪みがあると、脚の長さや歩行パターンにも影響を与えることがあります。正しい骨盤の位置を取り戻すことで、脚の負担や歩行時のバランスを改善し、膝への負担を軽減することができます。

 

③筋肉の調整

変形性膝関節症は膝周囲の筋肉にも影響を与えます。体の歪みは、膝を支える筋肉にも影響を及ぼし、膝の負担を増大させます。背骨の矯正によって筋肉のバランスが改善されると、膝への負担が軽減されます。

変形性膝関節症の施術は膝だけではなくて身体全体的なバランスを整えていくことが大事になってきます。変形が強くなってくると歩く、立ち上がるなどの日常生活動作が辛くなってきて日常生活にも支障をきたしてきますので早めに予防を行っていくことが大事になってきます。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

 

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