「 ニッケル 」はアレルゲンとの接触で起きる発疹、つまりアレルギー性接触皮膚炎の最も多い原因の1つ。

 宝飾品類、食事、医用インプラント、塗り薬に含まれるニッケルによってアレルギー性接触皮膚炎が生じる可能性がある。

 通常、この金属に対するアレルギー反応はネックレスやベルトのバックル、ジッパーなど、物に接触した部分の皮膚に生じるが、

 食物の場合、身体のより広い範囲に生じる可能性がある。

 ニッケルを多く含む食物にはナッツ、種子、チョコレート、小麦、ライ麦がある。食事のニッケルに対するアレルギー反応はニッケルアレルギーの中でも多くはないが、認識しておく必要がある。

 ニッケルは、整形外科、歯科、婦人科、心血管用の機器など、医用インプラントにも使用されている。Chen氏は、「金属アレルギーの既往がある人は事前に医師と話し合うべきだ。また、埋め込み後に発疹が発現した場合も医師と話す必要がある」と話す。

 アレルギー性接触皮膚炎の原因としてもう1つ考えられるのは、コルチコステロイドなど皮膚に塗布する薬剤だ。Chen氏は、「局所治療で発疹が改善しない場合や症状が悪化する場合、または治療を中止するとすぐに症状が再発する場合は、アレルギーが原因かどうか医師に調べてもらうとよい」と述べている。


◎接触性皮膚炎って色々あるんですね。ニッケルには注意しましょう。

また塗り薬も注意ですね。