一昨日の千唐流空手道直真塾吉祥寺支部の中高生部の稽古の中での話です。

 

　こちらでは基本動作Ⅳ(きほんどうさよん)の稽古から行っていました。

 

　まず、動作全体を行ったあとに、こちらの中の動きを組手の動きの稽古に活用していきました。

 

　この基本動作Ⅳは受け→突きの動きを瞬時に行うことと転身が加わったものになりますが、その中での180度の転身をするところを用いたものになります。

 

　千唐流の特徴として前後の切り替えを瞬時に行うこともあり、それが入った動作でもあります。

 

　対複数を意識したものになりますが、前後を気にしながら動くことは一対一になった時でも気を抜くことなく余裕を持った動きができることになります。

 

　その中では下イラストのような動作も用いていきました。

 

　

 

　

 

 

　3人1組で行うことになりますが、一人の人に対して2人で前後に挟み行っていきます。

 

　挟まれた真ん中の人が前後からの攻撃に対して受け→突きを行っていきます。

 

　まず前からの上段刻み突きに対して上段揚げ受けをしつつ中段逆突きで反撃を行います。

 

　それが終わった瞬間に、後ろの人が上段刻み突きを仕掛けてきますので、すぐに後ろに転身し、上段揚げ受けをしつつ中段逆突きで反撃を行うというものです。

 

　ですので、タイミングとしては前後の人が同時に仕掛けるわけではなく、片方の動きが終わった直後に仕掛けることになります。

 

　そのタイミングの取り方が実は仕掛ける側の稽古となっており、真ん中で受け→突きを行う人だけではなく、3人一組全員の稽古になります。

 

　そういったところも認識していただきながら進めていきました。

 

　続いて、三人一組で行うのは同様ですが、仕掛ける側が上段逆突き、真ん中にいる人は掌底受けを行いつつ中段逆突きで反撃を行う動きも行いました。

 

　基本動作Ⅳには掌底受けはありませんが、試合では多用される動きになりますので、こちらで行っていきました。

 

　さらに仕掛ける側が中段回し蹴り、真ん中にいる人は一歩下がりながら下段払いしつつ中段逆突きで反撃を行う動きも行いました。

 

　この動きになりますと、一歩下がりつつ行うことが加わることになりますが、相手の蹴りに対して体捌きを用いてかわすことでタイミングを間違えなければ、きちんと間合いが取れることになり、受けから突きまでも余裕を持って行うことができます。

 

　こういった動きを行いながらの稽古を行い、そのあとは自由組手の稽古も行っていきましたが、記事としてはここまでといたします。

 

 

　

 

 

 

 

 

　

　

 

 

 

　

 

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