時間という最高の薬 | 幸せはいつも”わたし”の心が決める

幸せはいつも”わたし”の心が決める

誰だってみんな、いつだってみんな、幸せになるために生きているんだよね。
みんなが幸せになれば、きっとこの世界は今よりもっと、素敵になるよ。

今日はお彼岸のお中日です。

私は、元々母が暮らしていた家に住んでいるため
家には亡くなった父のお仏壇があります。

今は妹家族と一緒に暮らしている母に変わって
この家に住むようになったのですが・・・


ここに住むようになった7年前。

私は多分自分の人生の中でも最低の時期のまっただ中にいました。

毎日が辛く、次々に起きる出来事に自信を失い
自分を信じることができなくなり
もう生きているのをやめてしまいたい、と思う事も何度もありました。

あの頃、私を支えていてくれたのは
明るい娘の笑顔だけだったかも知れません。

この子のために、絶対に死ねない。
そう思って、毎日を暮らしていました。


その頃、毎月命日にお経をあげにきてくれるお寺さんの
読経とお線香の香りが
いつも私の心を癒してくれたのを思い出します。

苦しくて、答えが欲しくて

般若心経を読んだり
お仏壇に向かってお線香を焚きながら南無阿弥陀仏を唱えたり
瀬戸内寂聴さんや江原啓之さんの著書を何冊も読んだり

見えない出口を探してもがき続けていました。


あの頃、お寺さんのお経をあげる声は
いつも心の中に深く染みわたっていた・・・


今日、いつものお寺さんの声を聞きながら
そんなことを懐かしく思い出している自分に気がつきました。


そう、懐かしい過去に、変えることができたのです。


人は、幾つになっても変われるし
人生は何度でもやり直すことができる。

何より、時間という、人間に与えられた最高の薬が
いつかは辛い過去も経験に変えてくれるということを
身をもって体験した瞬間でした。


今、私の周りにいてくれている人たちに
心からの感謝をしています。


「日にち薬」という言葉があるように
時が心の傷も癒してくれます。

今は本当に大変で深刻に思えることでも
必ず”時”が解決してくれます。


もう一度、心の底から笑えたとき・・・

ずっとずっと強くなった自分を感じることができると思います。