中山記念2024、パトロールビデオで見ると勝負の分かれ目がよく解る

2024年2月26日

ラップタイム
12.7 – 11.2 – 11.7 – 11.6 – 11.4 – 11.9 – 12.5 – 12.3 – 12.8

前日の予想ライブでは、天気予報では正午から1ミリ程度の雨と解説しましたが、実際は朝から結構な雨が降っていました。

最後失速しているようにハイペースです。
でもいつも言ってるように、ハイペースでスタミナ比べになれば差し・追込有利ではなくコーナーで距離ロスなく走った馬が有利となります。

実際、コーナー区間で最内を走っていた馬の1-2-3でした。

僕の本命のエルトンバローズは出遅れも痛かったですが、ライン取りも敗因となります。

その原因は3コーナーでした。

パトロールビデオで確認して下さい

 

投稿者: @keiba_metabopro
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2番手を走るエエヤンのミルコデムーロ騎手が何故か外を走っています。

それに釣られるようにエルトンバローズも外へ出してしまいました。

ミルコデムーロ騎手はマズイと思って内側へ戻そうとするも、ジオグリフに入りこまれてしまいます。

外へ回す距離ロスも痛いのですが、予想ライブで解説した通り、今週は馬場の内側だけがいい特殊状態です

AコースからCコースの区間は1月の中山開催で使っておらず、そこより外は開催で使って補修も出来てないので状態が悪いままです。

それに関連して、以前も解説しましたが、芝生は吸水性があります

雨降り段階では、芝が生え揃っている箇所の方が水分を吸収して路面が悪くなりにくいです。

芝生が吸水出来る許容量を超えると、だんだん路面が泥濘んで来て、路面が走りにくくなります。

朝から雨が降り続いていたので、3コーナー~4コーナーにかけては内側も悪くなっていますが、外側も馬場を張り替えてないので、それなりに悪いです。

そして最終コーナーを回り最後の直線に入ると、内側の方が良くなります。

中山記念の1つ前の芝のレースでも1番手・2番手の馬が1-2でした、3着は外から突っ込んで来ましたが、1番人気の馬です。

それなのに、中山記念の人気馬はすべて外を回してしまいました。

【ヒシイグアスのキング騎手のレース後コメント】
向こう正面では大丈夫だったけど、その後に馬場が悪くなるにつれて空回りした走りに。きょうは馬場に泣かされました。

と言っていますが、3コーナーの時点で外へ出して、芝を張り替えてない区間に出してしまっています

そのままインをキープしていれば最後の直線で伸びていたはずです。

【ソーヴァリアントの武豊騎手レース後コメント】
4コーナーまではいい感じだったけど、直線に向くとばったり。道中で力んで走っていたぶんなのかも

ソーヴァリアントはコーナー区間を距離ロスなく走って、最後の直線は外へ出すという「外伸び馬場のお手本」みたいな走りでしたが、実際は外伸び馬場ではなく、真逆の「外が伸びない馬場」なので、コメント通りの結果となります。

レジェンド武豊騎手でも適切な騎乗ができないように、レアケースの特殊馬場状態なので、ソールオリエンス田辺騎手しかり、今回うまく乗れなかった騎手は仕方ありません。

内圧倒的有利の馬場なら、家訓に沿ってインを突いてくれる横山家を狙うのが正解です。
横山和生騎手のレッドモンレーヴを対抗評価にしたわけですが、八百長みたいな追走で終わりました。

お父さんの馬の方を買うのが正解でしたが、僕には付いていけません(´・ω・`)

以上中山記念の振り返りでした。

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