今回は…ジェイミー・フォックス繋がり最後の作品…で、この作品を復刻しました。


ここから原文&加筆↓↓↓


「Baby Driver」 (2017年/邦題「ベイビー・ドライバー」)



ジェイミー・フォックス繋がり…ですが主人公はアンセル・エルゴート(=BABY)ですので悪しからず…。

●データ

監督=エドガー・ライト

脚本=エドガー・ライト

製作=ニラ・パーク、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー

製作総指揮=エドガー・ライト、レイチェル・プライア―、ジェームズ・ビドル、アダム・メリムズ、ライザ・チェイシン、ミッシェル・ライト

撮影=ビル・ポープ

音楽=スティーブン・プライス

製作費=$34,000,000

興行収入=$226,915,000

 

出演=アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー、ジョン・ハム、エイザ・ゴンザレス、ジェイミー・フォックス、ジョン・バーンサル…etc…

 

●超・簡単なあらすじ

赤いスバル・インプレッサが、ある銀行の前に停車した。

すると…銃を持った男女3人が車から降り、足早に銀行の中へ…。

運転していた青年は一人車に残り、IPODから気に入った音楽を聴き始めた。

数分後、銀行から大きな袋を持って出てきた男女3人を乗せると…勢い良くインプレッサをドライブする青年。



華麗で且つ正確なドライビング・テクニックで警察車両をかわし、途中でインプレッサから別の車を乗り換え逃走に成功する。

その…青年の名前は「BABY」(アンセル・エルゴート)。

普段は無口で感情を表に出す事はないが、気に入った曲を流しながらのドライビングは凄まじく、その時の彼にかなうものはいなかった。



BABYは小さい頃、交通事故(両親はその際に事故死)に合い”耳鳴り”という後遺症を患うようになるが音楽を聴くことで苦痛から逃避する生活を送っていた。

数年前、BABYは暗黒街の大物であるドク(ケヴィン・スペイシー)の車を盗み出し大きな損失を出してしまうが、ドクはBABYの天性のドライビング・テクニックを見抜く。

ドクは損失穴埋めの代償としてBABYにゲッタウェイ・ドライバーの仕事を強制的に与えるのだった。

時が経ちその損失もあと1回で終わろう…という時、BABYはダイナーで働くデボラ(リリー・ジェームズ)という女の子と運命的な出逢いをする。



そんな矢先、ドクから連絡が入り現金輸送車襲撃の仕事が舞い込んだ。



いつもよりは手こずったが、BABYは持前のドライビング・テクニックで逃走に成功。

アジトに戻った際、ドクから「これで借りはない」と告げられる。

ゲッタウェイ・ドライバーの仕事は終了した…と思ったBABYは、デボラと高級レストランで食事をし幸せな時を過ごしていたが、そこにドクが現れる。



ドクはBABYに、新しい仕事を好条件で依頼し遠回しに組織から抜けれない事を諭す。

足を洗えない事を悟ったBABYは仕方なく仕事を受ける事にするが…。

 

●キレ、キレな中年のオッサン3人衆

BABYは根が優しい好青年なのだが、チームを組む相手がキレッキレの中年のオッサンたち。

首まで刺青入ってるし、言葉遣いは悪い、すぐに銃をぶっ放すし。。。

 

◯バディ(ジョン・ハム)



ラテンの奥さん=ダーリン(エイザ・ゴンザレス)が大好きな長身2枚目。

最初はBABYに好意的なやつ…と思ってたら、ラストは”ターミネター”並みにしつこくBABYを追い回す。

 

◯バッツ (ジェイミー・フォックス)



いつもはインテリの刑事役が多いジェイミーですが、今回は違います。

わざと…か…頭の弱いキレっキレっなチンピラを好演してます。

自分が気に食わないとすぐに殺してしまう超・外道です。

こいつが終盤、銃の取引時にブローカー(悪徳警官)に向かって、銃をぶっ放さなければ違った結末になっていたかもしれません!

 

◯グリフ(ジョン・バーンサル)



冒頭の銀行強盗時のリーダー格。

無口のBABYにやたらと突っかかる。

後半の仕事には顔を出さないので、ドク関連の中では唯一の生き残りになりました。


●登場銃火器

まず…バディ&ダーリン(エイザ・ゴンザレス)から。

バディのアサルト・ライフルはPrimary Weapons System MK1というMK.18のクローン・モデルです。




相棒のダーリンは SIG Sauer MPX (9✕19mm)でした。


バッツはAK系…と…


レミントンM870のショーティ…です。


そして…バッツはS&W 4566も使ってました。


最後に…ドクはピストル・グリップ仕様のイサカ M37を使うシーンがちょこっと…あります。



●リリーが可愛い♪




キレッキレの汚いオッサンの中にいて、デボラ役のリリー・ジェームズが超・可愛いのよ!

彼女観てたら、汚いオッサンの存在なんて忘れちゃうね。

彼女の存在があるから、この映画がただのクライムムービーじゃなく、後味の良い気持ちいい青春映画になったんだと思います。

 

●総評

1つの映画でカーアクション+クライム+ほろ苦い青春映画と3粒楽しめる超・娯楽作品です。

BABYとデボラの付き合い方が純粋で、なんか50'~60'sのアメリカを題材とした映画「アメリカン・グラフティ」や「グローイング・アップ」を観ているかの様でした。



出逢いの場所がそれっぽいダイナーだしね!

ラストは二人で逃避行しているところを警官隊に道を塞がれます。

「ボニー&クライド」の様に・・・と思ってたら・・・(映画を観てください)

気持ちの良い終わり方とだけ書いておきます。

 

点数を付けるなら…100点!で、お勧め度も100点あげちゃいます♪



では♪