今回は最近CSで観た…この作品を取り上げます。
「 Ford vs Ferrari 」(2019年/邦題「フォードvsフェラーリ」 )
●データ
監督=ジェームズ・マンゴールド
脚本=ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース、ジェイソン・ケラー
製作=ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、ジェームズ・マンゴールド
製作総指揮=ダニ・バーンフェルド、ケヴィン・ハロラン、マイケル・マン、アダム・ソムナー
撮影=フェドン・パパマイケル
音楽=マルコ・ベルトラミ、バック・サンダース
製作費=$97,600,000
興行収入=$206,992,402
出演=クリスチャン・ベール、マット・デイモン、ジョン・バーンサル、カトリーナ・バルフ、トレイシー・レッツ、ジョシュ・ルーカス、レモ・ジローネ
●超・簡単なあらすじ…
1959年、ル・マン24時間耐久レース。
キャロル・シェルビー ( マット・デイモン ) は見事優勝するが、ほどなくして心臓病の為にレーサーとしてのキャリアを終えた。
レーサー引退後は、自身の理想とするスポーツカーを造る為にシェルビー・アメリカン社を設立。
セレブを顧客を獲得し経営的には成功を納めるが、心の中ではレース人生へのカムバックを募らせていた。
一方、ケン・マイルズ ( クリスチャン・ベール ) は大戦後に軍を除隊し家族と共にアメリカへ移住。
自動車修理工場を経営しながらレースに参戦していた。
レーサーであるマイルズの整備する車は、レース向きのセッティング志向な為に一般人には乗りにくくなっていて修理工場の経営は楽ではなかった。
あるレースでシェルビーとマイルズが出合う事になるのだが、シェルビーがマイルズを怒らせてスパナを投げつけられてしまう。
レースの方は、マイルズの巧みなレース運びにより優勝を飾る。
しかし、税金の滞納から自動車修理工場は差し押さえられてしまう。
マイルズは家の差し押さえまでは避ける為に、妻のモリー ( カトリーナ・バルフ ) にレーサーは辞め修理工場に専念すると誓う。
1963年、フォード・モーターのヘンリー・フォード二世会長 ( トレイシー・レッツ ) は、会社の現状に飽き足らず次なる成長をする為に新たなアイデアを募る。
若くして経営陣の仲間入りを果たしたリー・アイアコッカ ( ジョン・バーンサル ) は、新たなフォードのイメージを作り上げる為に、イタリアのスポーツカー・メーカー「フェラーリ」の買収を提案する。
リーは、意気揚々とイタリアのフェラーリ本社を訪れるが、両者の意見対立から買収は失敗に終わる。
フェラーリ創業者エンツォの言葉を、ヘンリー・フォード二世会長にそのまま伝えたところ…激怒し社の総力をあげてル・マン24時間耐久レースでフェラーリを打ち負かす!と豪語した。
リーは、アメリカ人でル・マン優勝経験者でありビジネスでも関係のあるシェルビーのもとを訪れ、シェルビーにル・マンで勝つ為の車の開発を頼みたい…と伝える。
シェルビーは了承し、車両開発ドライバーにケン・マイルズを指名した…。
…とここまでが序盤のくだり。
この後、シェルビーとマイルズはフォードが開発中だったレース専用マシン「GT40」の開発・改良を引き継ぎます。
果たして2人は、過酷なル・マン24時間耐久レースで宿敵フェラーリを打ち負かす事はできるのか…。
●総評
非常に面白かった作品です。
今までクリスチャン・ベールという俳優さんはあまりいいイメージ(ターミネーター4のせい)を持っていませんでしたが、イメージ=印象が変わりました!
題名は「フォード vs フェラーリ」ですが、私なら「マイルズ」と名付けます。
なぜなら、これはケン・マイルズの映画…だと思ったから。
それだけクリスチャン・ベールの演技が素晴らしかった!
よって点数を付けるなら…100点!
この映画を観ると、その昔に行われていたレースの過酷さがよくわかります。
ちなみに…巨匠マイケル・マン監督が監督し、エンツォ・フェラーリを題材にした映画「Ferrari」が今年の7月に公開予定…との事。
今から楽しみです。
次回から…車繋がり…の予定…。
では♪