猫田も結構いい歳なので、これまでの人生の中で、何回か引越ししてきたんだけど、あるときのマンションは本当に縁がなくって、、

立地は良かったんだけどね、
駅前だったし、住んでる町もよかった。。

その町でできた友達も、ほんとうにいいやつらばっかり。。

だけれども、最初の家具搬入から（がびーん。。。な話。参照）、階上の人にいたるまで、もう本当に、そのマンションにいい縁がなくって、、

猫田とことりさんのちょうど真上に住む人、、
誰だかわからないけど、象？
それとも、ペットに象でも飼ってるの？
足音がどしーんどしーんってうるさい、、
エレベーターのないマンションだっんだけど、階段を上る音もどしーんどしーん。
たまーに、女友達とかと帰ってきたりすると、ぎゃーぎゃー騒いでどしーんどしーん、、
怪獣でも住んでるのかな？珍獣？

しかも夜行性らしく、すやすやと寝てるときに、あの地響きなるほどの足音が堪えるのよ、

ある時廊下でばったりあったら、やっぱり象、いや、大きい女子だった、

体が大きいのは仕方がないよね、足音がうるさいとかとても言えない、、
隣人と揉めたくない、、

でも、、

ある時、郵便物が結構な朝方届いたんだよ。
猫田家の荷物ではなかったんだけど、どうも受取人が不在なので、預かってくれないか？と言われたので、いいですよーってことで預かったんだ。

まあ、上の誰かのだろうー、そのうち取りに来るかなーなんて思って。

昼すぎくらいかな、上の象がうちにやってきてさ、こんなことを言いやがった！

『おそらくおたくの訪問者だろう人が、今朝、誤ってうちにやってきてインターホンがん押ししてきた。私は夜仕事をやっているので、朝は重要な睡眠時間だが、睡眠が妨害された。お宅の訪問者が間違えてうちに来ないように、きちんと表札をつけてくれ。』と。。。

は？

猫田家には訪問者の予定は本日はございませんが。

で、でも、確かに表札はつけてない、、
その点では強く言えない、、？

なんか突然の象の訪問でそんなことを言われ、びびりの猫田は、『はあ、では表札をきちんとつけておきます、スイマセン』とか心にもない返答をしてしまった、、そもそも表札つけるつけないはこっちの勝手じゃなかろうか、、

しばらくして、外出中のことりさんが帰ってきたんだ。
ことりさんに、『誰かの荷物を預かってるんだけど』と言うと、『あーそれ多分、上の象のだから、もっていってあげるー』って持ってかれました。

げー！なんだよー！
猫田家の訪問者だろう人って、あんたのところに荷物を届けにきた郵便やじゃねーか！届けにきたのに、あんたが寝ていて出なかったから、困った郵便やがうちに預かってくれって言いに来たんじゃねーか！

なんだー！
そんなことなら、『では、今朝ヲレ、荷物預かったんすけど、おたくのではございませんか？あんたが起きねーもんだから、こちらが起こされんすけど？』とか言いたかったー！
スイマセンとか言わなきゃよかったー！きゃー！

ぎゃふん！！！！！！！！

猫田、全然ご近所さんの名前とか知らないし、まさかあの荷物が象のだったとは、、
これ見よがしに、『この荷物なんすけどー、、』って切りかえしたかった、、
不在表入ってなかったのか？

ことりさんが普通にデリバリーなさったけど、きっと象は、今朝のインターフォンのがん押しが、この荷物を配達しに来た人だとは思ってないんだろうなぁ、
『うわぁ～きまずっ！うちの荷物だったんだぁ！』とかって一ミリも思ってないんだろうなぁ…

ことりさんのことだから、嫌味一つ言わずにお届けされたんだろうなぁ、、

猫田家が悪者になってる感じがいやだ、、

あの象女め！


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何も、受話器からお化けとかが出てくる話ではございません。

同僚蟹江の電話にまつわる珍獣ぶりが猫田的にぎゃふん！なわけです。
（電話にまつわる恐～い話１はこちら）


今回のぎゃふんと言えば、、

電話かかってきてさ、取るじゃない？
で、『猿渡さんいますか～』なんて聞かれて、『あれ？さっきまでいたのにいない、どこいったんだろう？』とかさ、『あれ、まだ会社来てないのかな？』みたいな状況ってよくあるじゃない？キョロキョロ…みたいな。。

そのときさ、近くにいる人とか隣の席の人が、猿渡さんの居所を知ってたりして、後ろから『猿渡さん外出してて2時間後に戻るよー！』とか『今日は遅出で11時に来るよー！』とかって囁いたりメッセージ送るじゃない？

猫田の事務所でも、当然日常茶飯事なわけ。
もちろん蟹江も同じく。
囁かれたり囁いたり。
持ちつ持たれつなのよ。

ところがある日の午前中！
蟹江が電話出てさ。この時点で嫌な予感…
どうやら課長宛の電話だったんだけど、課長はまだ会社に来てなかったんだ。

課長からは『今日は所用で10時頃会社に来ます』と連絡もらっていたんだけど、蟹江はどうやらまだ知らない様子。

『あれ～課長はまだ来てないのかな～、休みかな～』なんて言ってきょろきょろしてたんで、いつものように『課長は10時頃こられるそうですよー』と囁いてみた。

そしたら蟹江、相手に『あ、課長は10時頃出社です』と伝えて電話を切ったんだ。

何事もない日常の一コマだー

と思った矢先の、蟹江のサプライズ攻撃！じゃじゃん

『電話しているときに、後ろから話しかけるのやめてくれる？！』と怒鳴られた、、、

またもや度肝を抜く突然さと、想定外の難癖、、

また、無表情で乾いた笑いが出てしまった…

意表をつく攻撃だぜ！

ってか、いや待て、
あんたも、やるじゃねーか！
いつもみんなやってることじゃねーか！


くっそぉ～
猫田、一生あんたに助言しねーよ
誰がどこにいようと、教しえねー


しばらく後に、電話がぷるるるる～ってなって、猫田が取った。
『部長いますか～？』って聞かれたので、『あれ～どこ行ったのかな～』なんてきょろきょろしてたら、後ろから囁くどころか、すごい勢いで
『誰？誰？誰からかかってきてるの？誰宛に？何て？何て？』
ってまくしたてられたんだけどー、蟹江に。
いや、ちょっと待て！まだ、相手と会話中ー！

なんなんだよ、この珍獣！


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くわばらくわばら、、、

と言っても、身の毛のよだつ怪談やストーカー系の話じゃございません、、


同僚の蟹江が、『あー、こやつ、やっぱり珍獣だー』って話よ。


珍獣蟹江は猫田（にゃんだ）のことがどーも気に入らない。
（『珍獣、蟹江の話。』参照。）


猫田への地味～な攻撃は、いつもサプライズ！はうっ！
神出鬼没的な突然感で、地味攻撃！
西洋の男が、恋人にプロポーズをする勢いのサプライズなんだよ、ほんと。
いつも不意打ち過ぎて、ぐうの音もでません。


先日、超緊急で且つ大事な仕事をしてたんだけど、その件でどうしても取引先の馬田産業に聞かねばならんことがあり、電話をしようとしたところだったんだよ。
そしたらね、ちょうど電話が鳴ったんだ。

ぷるるるる～！

あ！まさか、馬田産業？？
だったらグッタイミンッ！

スライディングする勢いで、受話器めがけたんだけど、
ああ、、、でも残念ながら、蟹江が出ちゃった。。。
寸での差で受話器取られた、、、
いつもは出ないくせに、こんなときに限って、、

そしたらやっぱり、馬田産業の、しかも猫田が今まさに電話をしようとした担当者からの電話だった！


で、蟹江、用事もないくせにだらだらとその担当者と『元気にやってますか～』だのと世間話。
猫田が、『話終わったらヲレに振ってくれ！』と必死のジェスチャーを送るも、だらだらと世間話。

知ってるんだよ、蟹江。
猫田が超急ぎの案件で、その担当者に今まさに電話をしようとしてたこと。

世間話はいいからはーやーくーかわってくれよ！
けれども『だらだら世間話攻撃』で軽いジャブ、、ゴフッ


世間話がもうそろそろ終わりそうだったので、よっしゃあ！『振ってくれ～！』と全身全霊でボデーランゲージ！
もうタコ踊りみたいになってた。



でも、普通に『じゃ！』とか言って電話がちゃりと切ったよ。。
そして、出た！極めつけのサプライズ攻撃。
『自分でかけたら』だって。
ジャブからの左アッパー。ゴフッ

あ゛？

あの必死すぎて、タコ踊りに風になってたジェスチャーメッセージは何だったのだろうか、、

振・れ・よ・電・話！

地味に意地悪すぎる！
たたくぞ頭！

でも、穏健派猫田にはそんなことはもちろんできず、ただ乾いた笑いが出ただけでした、

はははははははー、、


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