竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

塗畔を検べる鳩の緩歩かな

2024-04-28 | 

2024年 春
田植えも近い
塗り終えた畔を鳩がゆっくり呂歩いているけん

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ものの芽のほぐれる気配こぬか雨 丈子

2024-04-27 | 

2024年 春
浅春のの小糠雨にうたれる万物の芽
みなほぐれていく

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動体視力嘲るようにつばくらめ 丈子

2024-04-26 | 第一句集「裂帛」自選
 燕の巣
2024年 春
序都市も軒下に燕が巣作りに忙しい
私の動体視力を嘲るように飛び回っている

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紙風船ただいっときの有頂天 丈子

2024-04-25 | 

2024年 春
満願の有頂天の喜悦
紙風船のようにもうあとは萎むだけ

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ぽつねんと人を待つ顔紙風船 丈子

2024-04-24 | 

2024年 春
紙風船は一人遊びも良いが
ほんとうは寂しくてさびしくて

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亀鳴くや百仏ねむる絵天井 丈子

2024-04-23 | 

2024年 春
寺社詣での鎌倉路
本堂の天井にたくさんの仏さまの絵
清明の庭から亀の鳴声

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不器用にひとつのじょうず目刺焼く 丈子

2024-04-22 | 
目刺焼く
2024年 春
賞罰のない不器用な一生
目刺を上手に焼くのが取りえ

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早とちり硬い頭のつくつくし 丈子

2024-04-21 | 


2024年 春
頑固では世情の変化についていけない
分かったちもりでの早とちりは土筆ばかりではない

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苗札の声出して読む花言葉 丈子

2024-04-19 | 

2024年 春
苗札に花言葉の添え書き
思わず声を出して読んでしまった
心身が春なのだ

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ぶらここに余生を休む八十路かな 丈子

2024-04-18 | 


2024年 春
毎日が休日の余生の日々
こんな気分もあるあるある

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