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報道記者と女流作家~後輩OG記者が吉川英治文学新人賞受賞

2024-03-06 | 日記
昨夜ドラマ「テレビ報道記者 ニュースをつないだ女たち」を見た。
昭和平成令和の大事件を背景に男社会での女性報道記者の奮闘ぶりを描いた。
懐かしさと入り混じり、結論を言えば面白かった。
女性プロデューサー小田玲奈 らしい機微が伺えて、魅入った。
「なぜ現場に出してくれないのか!」
女性の少なかった80年代報道記者を演じた仲間由紀恵。
「女は危なくて出せない。この気配りが分からんのか!」
男デスクに口を膨らませる仲間記者。
同じようなことを言った覚えがある。
今や記事署名を見ても女性記者は珍しくもない。
そんな若かりし頃に入社したのが藤岡陽子(52)。
かつて机を並べた後輩女性記者がデッカイ賞を受賞した。
吉川英治文学新人賞。

受賞作は上の著書。
80年に創設、今年で45回目を迎える同賞。
どれだけデッカイ文学賞か。
過去、伊集院静、宮部みゆき、浅田次郎、北方謙三,池井戸潤ら錚々たる受賞者が連なる。
人気作家への登竜門ともいえる。
看護師と二刀流で、よくぞここまで上り詰めた。
いや、こうなりゃ、もっと上をめざして貰いたい。

本人の言。
「主人公が獣医学生ということもあって「NOSAI」(全国農業共済協会)や「日本獣医師会」の方々にも応援いただいた物語です。主人公が通う北濃大学のモデルとなった北海道の「酪農学園大学」のみなさまにも、改めて感謝をお伝えします」
【吉川英治文学新人賞】23年1月1日~同年12月31日までに新聞、雑誌、単行本等に作品を発表した作家から、最も将来性のある新人作家に贈呈する文学賞。過去、伊集院静、浅田次郎、宮部みゆき、北方謙三、恩田陸、池井戸潤、辻村深月らが受賞。人気作家への登竜門的位置づけ。
◆藤岡陽子(ふじおか・ようこ=本名・中原陽子)1971年7月21日、京都生まれ。精道三川台中・高ー同志社大文学部ー報知新聞社(94~97年)ーダルエスサラーム大(タンザニア)留学ー慈恵看護専門学校。報知ではゴルフ、アマ野球など担当。06年、北日本文学賞選奨受賞。09年、看護師時代を元にした「いつまでも白い羽根」(光文社)でデビュー。他の著書に「海路」「トライアウト」「ホイッスル」「手のひらの音符」「おしょりん」「満天のゴール」「きのうのオレンジ」「リラの花咲くけものみち」など。23年「おしょりん」が映画化。家族は夫(報知新聞社員)と一男一女。





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