【北辰物産D-station】スタッフの声

北辰物産オンライントレードスタッフによるブログ。取引画面の便利な利用方法の紹介など様々な角度から情報発信致します。

金、史上最高値更新への挑戦続く!!

2024-03-12 17:55:10 | 相場情報

商品先物取引のリスクについて



こんにちは。
3月に入って少し暖かい日も増えてきたようですが、
突然寒くなったり、地域によっては大雪に見舞われるなど、
季節の変わり目で天候も移ろいやすく、春本番へは
もう少し時間が掛かりそうですね。

さて、3月に入って金価格が一段と騰勢を強めております。

株式会社大阪取引所(2020年7月22日までは東京商品
取引所)で上場されている金標準取引は、2019年6月頃
から本格的に上昇基調に転じると、コロナショック、
世界的な金融緩和、インフレ高進、ロシアのウクライナ
侵攻、大幅な円安進行などの影響もあって、現在も
上昇を続けております。

上昇開始当初、4,500円台で推移していた先限価格は、
昨年12月4日には史上初の10,000円台に突入。

その後一旦9,200円台前半に反落しましたが、9,200円を
割り込まず反発に転じると、2月終盤まで緩やかな上昇
基調が続いて9,800円台まで水準を切り上げていました。

そして、2月末に発表された米物価統計がインフレ減速を
示す内容であったほか、直近に発表された米経済指標も
概ね景気減速を示す内容となったことで、やや後退して
いた米国の早期利下げ観測が再燃。

米長期金利が低下し、主要通貨に対してドルが売られた
ことなどが好感されて、国内金の指標となるNY金4月限が
2月末から急伸して、3月1日には史上最高値を更新し、
8日には2,203.0ドルまで最高値を伸ばしました。

NY金の大幅上昇を受けて、金標準取引先限価格は3月4日
に10,000円の大台を回復すると、11日には一時10,379円
まで史上最高値を伸ばしました。

本日は10,317円で取引を終えて、終値ベースでの史上
最高値を更新するなど、内外共に金価格は騰勢を維持して
おります。

短期間で急激な上昇に対する警戒感も台頭しているよう
ですが、米国の金融政策以外にも中東情勢やウクライナ
情勢などが緊迫化して安全資産買いを集めているとみら
れるほか、中国の需要増加期待などもあり、先高期待は
まだまだ続きそうな気配もあります。

一方、今夜は2月米消費者物価指数(CPI)の発表が
行わるほか、来週18、19日は日銀の金融政策決定会合、
19、20日はFOMCと金相場に大きな変動を及ぼし
そうな重要イベントが続きます。

内外共にさらに高値を伸ばすのか、
一旦まとまった調整を挟むのか、
注目しましょう。

それではまた・・・・K










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