【北辰物産D-station】スタッフの声

北辰物産オンライントレードスタッフによるブログ。取引画面の便利な利用方法の紹介など様々な角度から情報発信致します。

1ドル=153円台。実に34年ぶり水準。

2024-04-12 11:13:52 | Weblog

商品先物取引のリスクについて





1ドル=153円

実に34年ぶりの水準だそうです。

アメリカでは10日に発表された消費者物価指数が
強い内容だったことから、早期利下げ観測が後退。
円を売る動きが広がったようです。

こうなると気がかりなのが、政府・日銀による
「為替介入」です。

財務省の神田財務官は必ずしも特定の水準を念頭に
判断しているわけではないが、過度な変動というも
のは国民経済に悪影響を与える。足元の動きは急で
あり、行き過ぎた動きに対してはしっかりとあらゆる
手段を排除せずに適切な対応をとって参りたい。
と語り、市場をけん制する発言をしました。

また、鈴木財務相も高い緊張感を持って動きをみている。
行き過ぎた動きに対してはあらゆるオプションを排除
することなく適切に対応していくとしています。


2022年9月に24年ぶりとなる円買い介入が行われましたが、
その際の為替レートは1ドル145円台でした。

一度の介入では流れを止められず、翌10月21日に今度は
覆面介入を実施、さらに3日後に同じく覆面介入を実施
しました。

介入後は翌年2023年の1月にかけて円高の流れとなり、
1ドル127円台に水準を切り下げたわけですが、その後、
再び円安の流れとなると、昨年10月に1ドル150円台を突破。
年末にかけて140円台まで下押したものの、大局的な流れは
変わらず、現在の水準に至っています。

いつ介入が入ってもおかしくないといった声が広がる中、
現在、岸田総理がアメリカを訪問していることから、
介入に踏み切ることが出来なかったのではないかといった
見方もあります。

国賓待遇で首相が訪米中、そんな最中にドル円相場に
介入というのは、いささか外交上どうなのといった印象も
ありるので、確かに一理ありますね。

ということで、外務省ホームページで岸田首相の日程を
確認しますと、このようになっておりました。


4月8日(月)東京発ワシントンD.C.着
4月11日(木)ワシントンD.C.ノースカロライナ着
4月13日(土)ノースカロライナ発
4月14日(日)東京着


金曜日の介入…。どうですかねぇ。
まだ総理は米国内です。


ということで、SSでした。
それではまた。









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