年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

知らないで良いのに長寿で知った不都合

2024年05月05日 | 宅老のグチ
 実母の介護で100歳まで生きてしまったのが、想定外だった。若いうちは平均寿命まで支援すれば良いという計画でいた。ところが小さな病気があったくらいで長生きとなった。それには早くして亡くなった夫のストレスが無いことと、経済的自立があったことだと思う。厚生年金をかけていて、そこから夫の死で遺族年金が支給された。さらに母子家庭となって、そこの手当も入った。良く年金は若い人はあてにならないので国民年金を未納とする考えがある。しかし未納の理由を届けておけば後にお金が入った時追納できるようになった。未納の時に身体障碍になると障害年金が支給されない不都合がある。特にバイクの事故は重傷が多く、障碍者になりやすい。
 実母は最後は子供の顔を忘れるくらいの認知症となった。そこで認知症の不都合なことも知るようになる。認知症の不都合とは法的な行為を行うことが難しくなり、後で否認されることもある。土地の境界画定の依頼をした時、雑談で苦労話となった。境界画定は行政の立ち合いと、接する土地の所有者の立ち合いが必要となるので、日程調整がむずかしいという。さらに立ち合い者が海外だとほとんど不可能に近い。今長引いている案件は10年以上の物もあるという。認知症で亡くなるまで待っているという。そこで後見人制度があるというと、境界画定で後見人を使うと、後見人へ毎月の支払う金銭が生じ、亡くなる時まで変更できない制度のようだ。そのため認知症が増えても後見人制度はあまり使われていない。このことはデイサ-ビスを監督するケアマネ-ジャ-に広く知れ渡っている。国会ではこの制度が一時的な後見人を選べる法案を用意しているという。多くの行政の法律は知識のある人たちの援助会となっていて、後見人の発足時は法知識のない人達の支援として始まり、いまは認知症の人達の財産を長生きさせ、自己の顧問料の長期安定化を狙っているように思える。介護で顧客はどちらかを考えなければならない。子どもの日は毎年少子の記録更新で老人の日は増大の記録の日でもある。日本は超高齢では世界の断トツの最先端へ向かっていて法整備を世界が注目している。特に長寿は認知症は避けられない。適切な介護は誤嚥性肺炎の可能性を減らすが、食事の時の介護人が多数いる。それゆえ介護費用が高額となる。このこととから、高齢者施設と後見人が結託した時、どのようになるかまだ誰も知らない。お客様満足度1位という言葉が高齢者施設の宣伝で使われた時、誰が検証できるのだろうか。施設に入っている老人のお客様は認知症で満足度は言えない。
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