地震直後から民宿再開へ準備…ミシュラン2つ星の宿・店主の思い【石川・輪島市】

2024年03月08日 16時29分14秒 | Weblog

地震直後から民宿再開へ準備…ミシュラン2つ星の宿・店主の思い【石川・輪島市】 (2024年3月5日) (youtube.com)

こちらの記者は輪島市に住んでいる石川テレビの大塚大五記者です。 今回の地震で自宅は被災しましたが、地震発生初日から取材を続けています。 その大塚記者が震災後、前を向こうとする奥能登の人たちを訪ねます。 5日は輪島市で民宿を再開した男性を訪ねました。 輪島の漁師町に伝わる漁師鍋、サバが主役のトコトコ鍋。 この鍋を宿泊した客に振る舞っていたのはミシュランガイドで2つ星の宿として紹介された「お宿たなか」の田中孝一(たなかこういち)さんです。 人気の宿も今回の地震で大きな被害を受けました。 田中孝一さん: 「潰れることなくこの建物が私たちを守ってくれた。大きな災害ですけどそれに負けていたらもう前を向くことはできないので」 まだ断水が続くため、田中さんの毎朝の日課は水くみ。 2月からは復旧復興に携わる人たちに宿を提供しています。 田中さん: 「毎日10何本水を配って、もらいに行って」 『お食事処もこんな感じに…』 「水が使えんし食事が提供できんもんで各自みんな持って来てもらって個々に食べてもらって」 『営業再開したのはいつから?』 「2月1日から仮やけどね、仮営業と言うかたちで」 田中さんは地震直後からすぐ民宿再開に向けて準備をすすめていました。 その理由は? 田中さん: 「外から人が入ってこないとまず能登は復興復旧できないというおもいがあって。 やっぱり人が必要だろうということで宿泊業をやっている以上はそういう人たちが泊まる場所って絶対に必要になると思うし」 そんな田中さんに届いたのは感謝状。 どこからかというと… 田中さん: 「自国民を守って頂いたと言う事でスペイン大使館から感謝状が届きましたけど」 地震発生時に泊まっていたスペイン人と3日間避難所で過ごし4日には金沢まで送ったそうです。 田中さん: 「宿泊者の命を守るのは私たちの義務なのでそれを果たせてよかったなと」 田中さんに今後の思いを聞きました。 田中さん: 「うちだけが復旧しても多分だめだと思っているんです。やっぱり能登には自然があり、人がありいろんな情緒あるものが復活してはじめて新しい能登が歩めるのかなという気がします」

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