Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

わたしのマトカー片桐はいり作

2024-04-25 10:59:09 | 

マリメッコを読んだ直後に図書館で予約した「わたしのマトカ」の本の順番が回ってきました。マリメッコはフィンランドのアパレル企業です。「わたしのマトカ」は女優の片桐はいりさんが映画の撮影で1ヶ月フィンランドへ行かれた時のエッセイです。フィンランドつながりでグッドタイミング!嬉しくなってきました。片桐はいりさんは個性的で好きな女優さんです。どんな文章を書かれるのかなと思って借りました。表紙のデザインも北欧的で気に入りました。「マトカ」とはフィンランド語で「旅」のことだそうです。片桐はいりさんは食いしん坊で名物と聞くとどんなものでも食べずにはおかないそうです。私も食いしん坊ですが選びます。名物は食べたいけれど本当に食べたいものかは考えます。そこは違いますが、きっと何でも食べる方は人見知りをしないのだろうなと思います。早速豪快な片桐さんが益々好きになりました。笑えたりジーンと泣けてきたり、文章を書くのもお上手です。「かもめ食堂」の映画に出演されたので、映画のキャストも登場します。フィンランドでは芸術家全般にある程度保障が与えられていて、仕事がない時は失業保険がもらえるそうです。日本とは大違いです。芸術家と認められさえすれば仕事がなくてもやっていけるそうです。また、「心も時差ボケ」も面白かったです。「ささいな理不尽にいちいち目くじらを立てて、小さな復讐をくりかえすよりも、もっと上等な武器を手に入れたような気がした。余裕、という武器。-中略ー真性の時差ボケがいずれなおるのと同じように、わたしのこの不思議な時差ボケも、いずれ癒えて、また過呼吸みたいな、東京のリズムに息を合わせていくのだろう。」でも大丈夫、旅の女神が手を振ってくれているから、安心して次の仕事にとりかかれるそうです。フィンランドにすっかりなじんだところで、次に読む本は「かもめ食堂」群ようこ作です。フィンランドの本3部作。こんなに調子よく借りられて感動するほどです。片桐はいりさんがどの役で出演されたのか読みながら考えたいと思います。

2024-4-25(木) 図書館資料 請求番号:B/772.1/カ


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