◇ 2024(令和6)年 1 月の 5詠句:
・新年を 不安視させる 能登・羽田 ・山茶花に メジロの渡り 光る朝
・忘れ物 思い出せずや 鬼やらひ ・やかましや 鵯の声 冬晴るる
・静かなり 寒波の後や 青い空
庭先の山茶花。冬から初春の 花の時季、メジロ(目白) が 群れで飛来する。自詠の俳句では ” メジロの渡り” としたが、目白は渡り鳥ではないと聞く。どうやら留鳥とか漂鳥とかいうらしい。
メジロは 好物の花蜜や木の幹や枝にいる小さな虫を食す。 春から夏に低平地の
雑木林や街の公園などで 産卵や育雛などをしつつ、群れで暮らす。春の訪れめがけて山地から低地へ移動飛翔する。群れで飛翔し 庭の山茶花などに来るので、つい” 渡り”と詠んだ。
「鬼やらひ」は 単純に 節分などでの” 鬼は・・外 ”の意。大晦日時などの” 厄払い” 的 追儺( ついな ) と 同じかも知れない。認知症まじりになった高齢者( 私)の 最近の”モノ忘れ”を 追儺したいと思ってのこと。