ホーエンシュタウフェン

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【レヴォーグ】フロントグリルの交換

2024-02-02 19:27:42 | VM4-D レヴォーグ 1.6STI Sport

今回は、レヴォーグの購入前から考えていたドレスアップの総決算です。

フロントグリルの交換を行います。下品な社外品ではなくメッシュタイプの純正品です。

(何故、メッシュタイプを選ぶのかは後述)

ネットショップなどで単価の調査をしたところ、送料がかからない分、ディーラーで購入するのが正解だと分かりました。

フロングリルは車の顔を左右しますので、今回はスバルのエンブレムが光るタイプのものを注文しました。(光らないものより¥10,000高いです)

頼んだのはこれなのですが... ↓

 

担当のお嬢様が現行型レヴォーグのこれ ↓

を発注してしまい、装着が大幅に遅れてしまいました。しかもこのグリルはもう在庫が無いとの事で、「部品メーカーに作ってもらう」という事になり更に遅延。

で、たまたま仕事が休みの日に担当のお嬢様から「部品が届きました」との連絡が入り、その日の夕刻に装着してもらう事になりました。

実は十数年前の愛車BE5(3代目レガシィ)のB4の時も、スバルで新品のグリルを発注したら別のものが届いた、という過去がありまして、なんかデジャヴ。

しっかりしろスバル。

 

【フロントグリル考察】

車のデザインというものは、その時代の流行りやメーカーのデザイナーの力量・センス、クルマ全体の中でのバランスで決まってくるモノなのですが、グリルというものはエンジンルーム内を冷やすための機能部品でもあり、その車にどんなキャラクターを与えるか、という装飾品でもあります。

ロールスロイスや、古いリンカーンなどのフロントグリルは、古代ギリシャのパルテノン神殿を模したモノでした。

(パルテノン神殿)

 

(ロールスロイス シルバースピリッツ)

 

(リンカーンコンチネンタル)

 

パルテノン神殿を模したこういったグリルは、威厳を表すための装飾的要素の強いものです。

かつてのメルセデスのあのデカいグリルも、カタチは違いますが威厳を表すための要素が強く、そのサマを「田舎者」と馬鹿にするBMWなどは、「キドニーグリル」という控えめなグリルを採用して、メルセデスとは違うスマート(利口・聡明)さを打ち出して違いを強調しています。

トヨタのクラウンやセルシオ、アルファードなどが下品なメッキのデカいグリルを付けるというのも、「威厳」を履き違えて「威張り散らかしたい」ユーザーの要求から来たものなのです。

 

閑話休題。

 

私は、初代レヴォーグが発売された2014年当時、レヴォーグのフロントグリルに、走りのWRXと兄弟である、という要素が見付けられませんでした。

それは、かつての7thスカイライン前期型や、U11型ブルーバード後期型のグリルの様な、「デザインの狙いが何なのかよく分からない迷い」の様なモノに見えたのです。

7thスカイライン前期型

 

U11型ブルーバード後期型

 

VMGレヴォーグSTIのグリル。「デザインの狙いが何なのかよく分からない迷い」の様に感じます。

WRXとの差別化が必要だったのは分かりますが...

 

一方、「装飾」よりも「機能」を重視したフロントグリルというのは、ル・マン24時間レースに出場していたベントレーやアストンマーチンといった戦前の英国のスポーツカーが発祥だと思われます。

アストンマーチン

 

ベントレー

 

この頃のレーシングカーのフロントグリルは、高速走行時にエンジンルームに飛び込んでくる小石などからエンジンを保護するため、シンプルに金網を採用しました。

これが今日(こんにち)に繋がる、メッシュグリル(orハニカム(ハチの巣型)グリル)=スポーティーという概念の原点です。

現在では流石に金網を用いる事はありませんが、メッシュのグリルはスポーティーだ、または、「走り」のグレードだ、という理由にはこういう背景があるので、それがグリルのデザインとして名残りになっている訳です。

 

思えば前の愛車であったエクシーガも、ターボの「2.0 GT」のみ、メッシュ付きのグリルでした(これは本物の金網だったかも)。

という事で私は、レヴォーグを購入したらフロントグリルはメッシュグリルにしようと決めていました。

一昔前の車などは割と簡単にグリルの交換が出来たのですが、今はバンパーを外さないと交換できない様なデザインとなっており、自分で交換しようという気力がありません。

ディーラーのプロに交換してもらいました。1.5時間前後で仕上がってきました。

 

精悍になりました!

 

グリルだけでだいぶ雰囲気が変わります。

 

元々エンブレムの真下に付いているフロントカメラも付けられる様、穴が開いています。

 

 

グッとスポーティーな感じになりました。スバルのワゴンは本質的にファミリーカーなんですけどね。

 

写真では分かりにくいのですが、前に向かって膨らんでいる様な立体的な造形になっています。

 

メッシュの部分はグロスブラックで塗装されており、枠はクロームメッキ処理。

STI専用グリルなので、ワンポイントでSTIバッジも付いています。

結構、金網っぽい造形になっている事が分かります。

 

更に!デイライトと連動してスバルのエンブレム(プレアデス星団)が光ります!

 

私のレヴォーグはD型なのですが、このエンブレムが光るタイプはE型以降にディーラーオプションになったものです。

そのため、装着率は高くありません。(お値段もそれなりにお高いですし...)

 

こういうのは自己満足なので、本人的には凄く気に入りました。

エンジンルームの冷却効率も上がりそうな感じです。

これでドレスアップは一応完了しましたが、前のオーナーが洗車機を使っていた様で、近くで見ると洗車傷が全体に見られます。(ハスラーもなんだよな...)

これが結構気になります。

なので次はポリッシャーを使って、ボディ磨きに専念したいと思います。

 

(了)

 


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