今日も魚が旨い

ノーバイトを楽しむブラックバス釣行記と、アマチュア演劇人としての演劇日記。たまに詩吟の話。まぁ要するに趣味の語り場。

粉塵の中の職人は、萬平さん?

2019年01月13日 | 演劇
土曜日の午前中は、鶏小屋でナイトライダーの装置製作のお手伝い。

遡ること2日、木曜日の夜。
詩吟の教室で生徒にお稽古をつけていた最中に、大橋さんから電話がかかってきた。

生徒の前だったけど、
あまりにも要領を得ない内容に、若干苛立ちを覚えてしまったので、
「詳細が決まったら改めて連絡ください。」
と電話を切った。

何時に、どこに集合し、誰が、何をするのか・・・

トラックを取りに行かなければならない、とか
顧問を務める高校演劇部のセットの材料も購入したい、とか
先に小屋に行って作り始めていたい、とか
運ぶ前にデコレーションも付けてしまいたい、とか
塗装は移動先でやりたい、とか

・・・で、どの順番でするの???
・・・だれが、どのポジションなの???

・・・で、俺は何を手伝ったいいの???

大橋さんは、若干叱られ損な立ち位置と見受けられた。


指示出す側は、
思い付きで曖昧なことを口にしてはいけません。
年長者なら、尚のこと。
下の者は、どんな曖昧な指図でもそれをやろうとしてしまう。
混乱を招いて、作業効率が悪くなったり、更には怪我する事態にもなりかねない。




さて、
結局、電話の向こうにいたメンバーで話を付けたようで、
土曜日の作業は朝8時半から始めることになった。





土曜日。

予定の時間に到着すると、そこにはケイタが一人いる。
相変わらず時間にルーズだな。
しかも、指示出したはずのオヤカタがいねーじゃん。
・・・などと、若干ボヤキながら待つこと約10分。
オヤカタが来たので、今日の作業を確認して、さっそく開始!

骨格が出来上がっていたナイト2000の表面加工が、今日の私の仕事。

すると、
ディスクグラインダーのサンドペーパー用のアタッチメントが使えないくらいに消耗している。
アタッチメントの中央付近に、すり減りきったペーパーが残っていた。
ホイールの外周部分は、本来ついているはずのマジックテープの鈎毛(こうもう:ジョリジョリでひっかかる部分)が、すり減ってなくなっている。
状況から推察するに、
表面を滑らかにするためのサンドペーパーのアタッチメントで、
削り取る操作をしたんだろう。

道具の使い方を間違っている!!!




仕方なく、
ホイールを交換して、研磨用砥石にしようとすると、
固定用のナットがない。

メンバーで必死に探したが、見つからない。

「最後に使ったのは誰だ?」
と聞くと、トッサだったらしい。そんな話の最中にトッサが現れた。
固定用のナットの在りかを聞くと、やはり記憶があったらしく、
我々が探していたのとは全く逆方面に置いたとのこと。

そちらを見ると、すぐに出てきた。

そして、
件のサンドペーパーのアタッチメントについて問いただすと、
やはり予想した通りの使い方をしたようだった。

もう使えなくなってしまったと叱ると、
「そんなに怒ることか?」
と、悪びれる様子もないことに、更に怒りが増した。



・・・と、そこに
鶏小屋の隣の家のおばちゃん(トッサの親戚にあたり、彗の応援もしてくれる)が、
オバチャン仲間と一緒に現れた。

おばちゃんは、私の顔を見ながら「誰だったっけ?ほら・・・」
と、私が誰かに似ていることを伝えようとしていた。
話の流れから、NHKの朝の連ドラの登場人物のようだったので、
「長谷川博己ですか?」
と聞くと、
「そうそう!・・・ね、似てるでしょ?萬平さんよ、萬平さん!」
とオバチャン仲間に同意を求めた。
おばちゃん3人から二枚目俳優に似ていると褒めちぎられて、
さっきまでの怒りもどこかへ飛んで行ってしまった(笑)



作業は、隙間をパテで埋めた部分を、平らに滑らかにすること。
この後、塗装して仕上げする前作業だった。
すさまじい勢いで粉塵を巻き上げながら、
材木とエポキシをほんの少し削り取りながら平らに、滑らかにしていった。


若手の女の子が、追加でパテを盛っていたんだけど、
その辺りもグラインダーをかけてしまいたかったので、
交代して、パテを隙間に擦り込んでいく。
最後に、パテの表面を左官屋のように塗り付けて仕上げる。

女の子から「すっごいですね。上手ぅ~」と言われ、上機嫌。







・・・あれ?






さっきまで、工具を壊されたことにご立腹だったはずだったのに、
年配の女性と、
若手女性劇団員に、
二枚目俳優と似てるだの、職人さんのように上手だの、と
おだてられれば、
アッと言う間にご機嫌ナナメは水平に(笑)



なんとまぁ女性のおだてに弱いことで。

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