脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

私家版-伊豆名所巡り②

2024年04月19日 | 私の右脳ライフ
今回一緒に遊んだ友人たちはある意味歴女です。
「修善寺に行きたい?」と聞いたら「あ!修善寺物語」と即答。
「修禅寺の宝物館に連れて行かなくっちゃあ」と修善寺行きが即決定。
(温泉地の名前は修善寺。お寺の名前は修禅寺なのです)
最近の修禅寺の一番人気はこの石像。マツコデラックスにそっくり。確かにね。

もちろん端正なこの本堂も素敵です。

手水舎。小さく作ったのではなく、パーツそのものを小さく作ったと教えていただいたことがあります。例えば瓦の数を減らすのではなく瓦そのものを小さく作るという手間をかけているということです。温泉が使われています。

晴天に青紅葉が輝いていました。
瑞宝蔵と名付けられた宝物殿(写真不可)でも、

一つ一つをちゃんとみてくれて、二人で確認したりして旅の楽しみが増しました。

桂川にかかる赤い欄干も目に染みるよう。

竹林。

桂川や竹林は通り過ぎるだけにして、普段はあまり行くことのない指月殿へ。頼家の死を悼んだ北条政子が創建した経蔵です。伊豆最古の木造建築物と言われています。

やはり関心を持ってくれました。路傍の花にも同じ関心を持てるし、言葉を交わしながら楽しさが倍増する実感がありました。

二人とも行ったことがあったのですが、松崎町の岩科学校を再訪しました。この横浜の友人は教育社会学が専門なので、明治期の教育に関してはとてもよく知っています。解説付きで見学するのもいいものです。
アプローチも立派。

建築費の4割が地元住民からの寄付金だったと聞けば、明治期の教育に関する素直な熱意が感じられます。

国の重要文化財。同じように明治の初期に建てられた松本の開智学校は国宝です。私たち二人とも開智学校にもいったことがあるということがわかり、細かい話で盛り上がりました。

入江長八というコテ絵の名人を輩出した町ですから、当然素晴らしいコテ絵があちらこちらで見つけられます。
玄関上部。

2階の西の間と言われる和室の長押には、一羽ずつ形の違う飛翔する鶴の姿が描かれています。

床の間に向かうデザインですって。

長八は、立体的な作品も残しています。

教科書や法令などの展示がたくさんありましたが、このお弁当箱を見つけた時は「あ、こういうのを使ったねえ」と声が出てしまいました。


伊豆山神社は別々の友人と2度行きました。ここの資料館も小さいながら内容が充実していて、誰かと分かち合いたいものと思っていましたが、残念ながら両日とも休館日。(水曜日)

秋の景色のようですね。紅葉の若葉なのです。

境内は春爛漫。「もしかしたら今日がこの春一番の桜の見頃かもしれない」と言いあうほど。





伊豆山神社の手水舎は赤龍白龍から水が出ます。

伊豆山神社は、海岸から837段の階段を登った上にあります。当然海一望で心がスッキリするような景観が広がりますが、なかなか写真ではうまく表現できません。

湯河原でも五所神社にお参りしました。一度行ってみたかったのです。


狛犬「阿」

狛犬「吽」

楠の大木が何本も天をついていました。




写真を撮っていると、多分近所の方が本殿に向かって丁寧にお参りされました。
その上、本殿の中では、何事か神事が行われていたのです。ちょっと気持ちが改まるような、こういう気持ちを持つことは生きていくには大切なことかもしれないと思いました。
「一度は五所神社に行ってみたい」という私のごく軽い好奇心に付き合ってくれた友人はどう感じていたのでしょうか?
超百歳高齢者の調査をした時に、本当にかくしゃくとしていた方達に共通の考え方として、人間の存在を超えたものに対する畏敬の念を持っていらっしゃるということに気づきました。
宗教を信じている方もいらっしゃいましたが、宗教にくくることができない「お天道さまに感謝する」「ご先祖様に感謝する」というような表現をされました。
その話をしたら、友人も軽く同意してくれました。



少し前の話になりますが、遊びにきてくれた友人をちょっとびっくりさせてあげようと思って湯河原の千歳川対岸、ということは熱海市になりますが、福泉寺に連れて行きました。見事な茅葺の本堂がドライブ中から目につきます。

首大仏。江戸期に名古屋でで作られたものを、移動させた際に頭部だけになったという由来書がありました。

陶器製。
「首だけ」と聞くと「気持ち悪い」とか「怖い」と思うでしょうが、そんなことはありません。強いエネルギーを感じました。

神社仏閣ではありません。土肥のロクワット西伊豆まで行ってランチしました。

土肥に行ったので、清雲寺にも立ち寄りました。土肥支所のすぐ横を入っていくと思いがけず大きく、お花がたくさん手入れされているお寺があります。日蓮宗清雲寺。
本堂の背の高い長押に日蓮聖人一代記が板絵で奉納されています。
自由に見せていただくことができ、1番から90番まで通してみれば、日蓮聖人の誕生から法難、そして入滅までわかります。
身延山久遠寺にも一代記はありましたが、清雲寺のそれは板絵ということ、檀家の皆さんの寄進で完成したというところが特筆すべき点でしょう。

「良いところに連れてきてくれてありがとう」って言ってもらえました。
いえいえ。私の喜びです!

以上、神社仏閣編でした。




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