SMEI / ドラベ症候群 / 重症乳児ミオクロニーてんかん について

SMEIの診断を受けた長男に関連して調べたことたち

フェンフルラミンが日本で承認される

2022年09月29日 | 一般情報・疫学・レビューなど

フェンフルラミンが日本で承認取得

フィンテプラ内用液2.2mg/mL(フェンフルラミン塩酸塩、ユーシービージャパン):「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないDravet 症候群患者におけるてんかん発作に対する抗てんかん薬との併用療法」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は10年。薬効分類:1139。

セロトニン作動薬として5-HT1D、5-HT2A、5-HT2C受容体に対するアゴニスト活性を示すセロトニンを強力に放出し、また、シグマ-1受容体のポジティブモジュレーターとして作用し発作を抑制する二重活性を有する。ドラベ症候群は、生涯継続する重度の希少てんかんの一種。

同剤は通常、成人及び2歳以上の小児には、フェンフルラミンとして1日0.2mg/kgを1日2回に分けて経口投与で用いるが、1日の最大用量などはスチリペントールの併用有無で異なる。スチリペントールを併用する場合は、「症状により1日0.4mg/kgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと。また、1日用量は17mgを超えないこと」となる。併用しない場合は、「症状により1日0.7mg/kgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと。また、1日用量は26mgを超えないこと」となる。

 

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2 コメント

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アレビアチン終了後の影響 (佐々木陽子)
2022-10-11 22:55:56
7月30日にアレビアチンが0処方になりました。8月中はさほど変化はありませんでした。9月に入り服薬を拒否することが多くなり、5日に久しぶりの強直間代発作、軽かったもののスッキリ終わらず2ヶ月ぶりに座薬使用。その後も服薬してもらうのに苦労しながら、起き上がれない、座位保持ができない、歩けない、食べられない、飲めないことが続き4キロ痩せました。原因がわからなかったのですが、10月4日の検査で、マイスタン、デパケン、トピナの血中濃度が上がっていることがわかりました。アレビアチンが他の薬を抑えていたのです。中毒とは言われませんでしたが、まずマイスタン5mgから1mg減らして様子を見ています。デパケン1600mg,トピナ250mgはそのままで5日経ちましたが、今日はまだベッドから起き上がれません。今日は39歳のお誕生日でした。1歳年上のドラべ友達も、体重が減って薬の血中濃度が上がり、中毒で入院したことがあると聞きました。お薬は本当に怖いです。諸刄の劔です。血中濃度を変化に応じて計る必要があると思い知らされました。
計画報告いただきありがとうございます (管理人)
2022-10-26 11:55:19
抗てんかん薬は相互作用のある薬が多いので調整大変ですよね。診断自体が症候群で多様性があるせいか、効果も人によって違いますし、治験データに基づく用法用量だけではうまくいかないことは多々あるかと思います。
発作が少なく、本人が楽なのが一番なので、うまく薬剤調整できると良いですね。

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