いいあんばいでがんす
赤松を庭に持っている者の避けて通れない最大事は、五月頭の翠芽欠きである
一年力を蓄え新しい新芽を四月末から五月初めに出す、本当に凄い勢いで出す、冬四分の一に減らした小枝の
すべてから新芽を出す、最低でも一本多くは5~6本の新芽を出す、そのすべての新芽を手で欠き取る
本当にすべての新芽を取る、但しそこに枝を伸ばしたいとか其処に空間があるので其処に枝を作りたいとか
必要がある場所以外は、大小根こそぎ芽を掻く。
一つ欠かれた目からは両側からわき目が出る、つまり最低でも二本に成り多くは業生したように十本ほども出る
そして一人前の松葉になるのだが、夏内はその翠を愛でている、冬十二月下旬から正月中旬までに今度はその脇目
の殆どを切り落としてしまう餘に沢山の小枝があるので、間違って残すべき枝を切り落とす事もある
然し餘に多くの枝が出ているので伐りそこなっても補填が効く。つまり素人はそんな時の為に多くの枝を作っ
ておく必要がある
つまり冬の剪定は春の芽欠きの本数を少なくする為にどうしてもしなくてはならないのだ
八は開くの、末広がりの本数の枝に毎年一枝一日ずつ手間がかかるのが通例だが、今年はどうした訳か
新芽の本数が少ない、半分の所要時間で間に合った、この影響がどこに出るのか見ものだ
一番面倒臭い頭の部分が最も手間がかかる、今年はこの頭の芽欠き中に,ふらっとして落ちた
丁度一回転して尻から落ちたが、途中でどこかの枝にぶつかって頭を少し切った
幸い血がでたので内出血と言う事は無い軽傷だ、塗薬で直ぐ収まって復活継続した
この何万本と出ている新芽をすべて欠くのだから最初は気が遠くなるようだがすぐ没頭する
好きでなければ出来ない仕事だ、これを現役の時もやり抜いてきて今がある
最近は近郷でもよい松として有名になってきた、しかし私ができなくなったら伐採するようになるだろう
とても業者任せでは金も掛かるがこんなに丁寧にはできないからだ
まあ死んだ後のことは心配しても仕方がない、後継者の能力に任せるより仕方がない
もう一本長寿の笠松がある。昔は伸び放題の様な松であったが私が面倒を見る様に成ってから笠松に仕立てた
こちらは元気が能く新芽が多い、通常の翠芽欠きだ
こんな具合に芽が出ている
そしてこれ等が五日で終了した、破格の速さで有る、毎年毎年いろいろなドラマがある翠芽欠きだが
来年以後も気を付けて継続したいと思っているが、どうなることやら
そんじゃあ又話すべえ
遊童子
一別依頼ですがお元気で活動しているご様子ですね
先日ハンカチの樹を見に行きました、
でも他の樹がある事は伺いませんでので見損なって
仕舞いました次回はそちらの御都合に併せますので
ぜひ是非ご一緒をさせてください
注意してこのブログを見ています
今度は芍薬が良いと聞きましたが、芍薬は富岡に
大きな園がありますので次回の花の時季にご一緒をお願いいたします
今後ともよろしくお願いいたします
厚かましきお願いと思わずに、ただの花好きと思ってください
ではまた、、富岡の似たもの夫婦
追伸、、、、、
我が家にも赤松が二本あります
毎年お金がかかって困りものです
今度はぜひ松のお話もお願いいたします
ではでは