ガラスを割れ ~暗闇の中の絆~6 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

夜の帳が下り、都市の喧騒が静まり返る。

北村匠は、スーツに身を包み眼鏡をかけて

変装して目標のマンションに近づいていく。

 

彼の目的は

政治家秘書の松岡を暗殺すること。

 

彼は松岡の帰宅時間を把握していた。

 

それは松岡の日課となっている

夜の散歩から帰る時間だ。

 

北村匠はその時間を見計らって、

マンションの入り口で待ち伏せる。

 

松岡の姿が見える。

 

彼は何も知らず、何も感じずに、

マンションの入り口に近づいてくる。

 

匠はその瞬間を静かに待つ。

彼の手には杖に仕込んだ

仕込み銃が握られている。

 

松岡がマンションの入り口に到達すると

北村匠は動き出す。

 

彼は杖を松岡に向けて引き金を引く。

 

一瞬、閃光が走る。

そして、銃弾が松岡の後頭部に命中し

松岡の体がゆっくりと地面に倒れ込む。

 

北村匠はその場を静かに後にする。

 

彼の仕事は完璧に終わった

 

は再び影から影へと身を隠し、

夜の街を後にする。