旅行前日、ジャガイモにカメムシが寄生しているのを発見した。
すでに大量発生していて、どの茎にも何匹もかみついている。
ジャガイモの葉には黒い斑点が出て、色が薄くなり始めていた。
気づかなかった・・・
そのまま放っておいたら、旅行から帰った頃にはジャガイモは全滅しているだろう・・・
すぐにネット検索をして、対策を考えた。
➀掃除機で吸引する
➁粘着テープを取り付ける
➂光で集める
➃殺虫剤をつくる
とりあえず、➃の「殺虫剤をつくる」にかけてみた。
量販店に行く余裕はない。
そこで、牛乳スプレーを噴射してみることにした。
何でもカメムシの腹部にある気門を塞ぎ、窒息死させる効果があるらしい。
百均スプレーに牛乳を入れる。
近くにあったオリーブオイルも垂らし込んだ。
ダメ元だぁ~
気休め程度のつもりでカメムシめがけて、牛乳スプレーを噴射した。
カメムシは賢く、隠れる、落ちるなどの行動で緊急事態に対処する。
クソォ~!
逃げるな!
手が疲れるほど牛乳スプレーをジュバジュバとぶっけた。
暴風雨並みに、葉や茎が白くなりきるほど、牛乳がなくなるまで大量に吹きつけた。
手に乳酸が溜まる。
もう弾(牛乳)も尽きてきた。
今日はこれくらいで勘弁してやるか!
それから3日間、旅行で家を空けた。
たぶんこちらは雨は降らなかったようだ。
夜遅く旅行から帰った翌朝、イの一番にジャガイモを見に行った。
カメムシがいない!
一匹もいない!!
どこにもいない!!!
ヨッシャア~!
ざまぁ~みろ!
勝ったぁ~!
カメムシに勝ったぁ~!
雄たけびをあげたいくらいだったが、早朝でもあるので、グッと抑えた。
拳をギュッと握りしめただけだった。
カメムシがいなくなって、ジャガイモはなんだか勢いを増しているように感じられた。
それもうれしかったが、牛乳スプレーがカメムシに絶大な効果があることを発見して、うれしくなった。
もうカメムシは怖くない!
どんとこい! カメムシ!
牛乳暴噴射で撃退してやる!