東仏ミュルーズの裁判所は金曜日、電車の中で泣く赤ちゃんの保護者をナイフで襲撃した男に、懲役4年の刑を宣告。

 

 

事件が発生したのは火曜午後8時前、ストラスブールとスイス・バーゼルを結ぶ地域圏急行輸送(TER)の電車内。

 

襲撃犯(54歳)は6か月の乳児が車内で泣き叫ぶのにイラつき、乳児の両親と同乗していた母親の従弟である男性(26歳)に、両親が席を外した際、苦情を訴えた次第。

 

犯人は一度座席に戻ったものの、従弟の男性がミュルーズ駅で降車するのを見て、ナイフを持って突進。被害者は、頭、首、顔の4か所に大きなけがを負い、また止めに入った乳児の母親も手を負傷。

 

「襲撃は全く必要のない行為」という検察に対し、判事はギリシャですでに有罪判決を受けたことのある犯人の経歴を「憂慮されるもの」と解釈。

 

一方、犯人は、「襲撃したのは1か所だけ。脅迫されているようで、怖かった。自分が侮辱されていると思った。相手は催涙ガスを携帯していた」と供述。

 

しかし催涙ガスの缶などは見つかっておらず、犯人の弁護士は「事件は被告のアルコール依存症と、知的能力の欠如がもたらした悲劇である」と説明。

 

犯人は男性を襲撃して逃走したものの、間もなく庭に隠れて酒を飲んでいるところを警察が発見して拘束。検察の要求により、懲役4年に加え、武器の携帯も5年間禁止。

 

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アルコール、薬物、精神病で悩む人々の犯罪が絶えませんね。何かの拍子に感情が爆発し、他人に危害を加えてしまう。

 

しかもすでに、有罪判決を受けたことがあるというケースも多く。効果的な予防対策はないのでしょうか。

 

 

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