安く手早くだけで良いのか

安く手早く塗るだけならは誰でもできる作業です。

私たちは職人として、代表の私は職人社長として、それは長い目で見た時にお客様には不利が生じることを知っています。

建物が綺麗になりさえするために、お客様は高い施工費をお支払いになるのか、それは違うと思います。

綺麗にして、更に付加価値を付帯させ、建物の性能維持と意匠性向上が私たちツボイ塗工の使命と思い、47年目黒の地で、施主様とご相談しながらの常時施工を常に目指して施工しております。

そのため、他社に比べ施工日数と施工費は高い傾向にあります。
 
ただ塗るだけは他社様の作業と思い、私たちはそれを上回る施工とデザインに特化した施工をしています。

本現場における一例を本ブログで記載できればと思います。

ジョリパッド塗替えを得意


ただ塗るだけが許されないのがジョリパッド塗替えです。年間を通してほとんどがジョリパッド塗替え。そのため、何が必要か、どうすべきかを熟知しています。


その一例として、ジョリパッドの模様を活かすエイジングコート事例をお知らせ致します。


まずはベース塗りから


ジョリパッドは塗料(樹脂)と石を混ぜて鏝や吹付けで施工する材料です。そのため石との結合が解けやすく、経年の紫外線劣化で樹脂が削れると、石が露わとなり、ひび割れや石の離脱、退色が現れます。

特に注文住宅での施工でない場合、ベーシックグレードで施工されていることが多く、10年を超えたところでの点検や再塗装が必要となります。

今回は17年目での施工、シーラーをしっかり吸い込ませてからの施工です。

塗り遅れたジョリパッドには

下地調整塗装のセットも必要となります。目には見えない無数のひび割れが進行中ですから、模様が消えないように塗装の厚みをケアしながら施工します。


ここまでは普通の施工

他社様の通常工程より一層多い耐久塗膜を作るのがツボイ塗工です。ここまでならどの業者様もたどり着ける施工です。

ただ、材料の選定、品質、塗装の実際の厚みを真似る事ができるのは長年見ていても全業者さんの1割です。

今回は乾燥するとテープすらつかないハイグレード艶消しシリコン樹脂仕上げとして、ジョリパッド特有の汚れのつきやすさ、カビ苔藻の生えやすいさを極限まで引き下げる手法を用いました。


ジョリパッドデザイン改修




ジョリパッドにはエイジングコートと呼ばれる手法があります。当方でも採用事例があり、それを更に前に進めた方法で模様が浮き立つ仕上げを実現しました。

更に目地出しでキリッと


元々あった目地色を復旧塗装します。より模様が強調されて素敵ですね。しかし、まだここで終わらないのがツボイ塗工です。

後日後編公開予定。