地域の方から、大人猫の不妊と子猫の保護依頼がありました。
相談者様のお住まいの近くにはゴミ屋敷があり、それが元凶ではないかと推察。
近所の方へのリサーチや数日そのお宅の様子を観察した結果、どうやらこのゴミ屋敷で猫が増えているのは間違いなさそうでした。
そこで、ゴミ屋敷に住んでおられる方へお話をさせていただくと
「母親にしてあげたい。なぜブリーダーの猫は子猫を産めて、うちの外猫は産めないんだと!」
私たちの話に耳を傾けてはいただけませんでした。
もしも、同じように思われている方がいらっしゃるかもしれないので
通常のブリーダーさんは安全な管理下の元で、子猫を産ませています。
ただし、パピーミルのような悪徳なブリーダーは、小さなケージに母猫を閉じ込め、子猫を売るために次から次へ妊娠させているという実態があります。
それでも、自然に産ませてあげればいいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが
母猫は本能に命じられるまま毎年のように子猫を妊娠し出産を繰り返すことになります。
安全な管理下で充分に栄養も取れているのならまだしも、外猫といえば聞こえはいいかもしれませんが、食事も満足に食べられず子どもを屋外で産むことになるのです。
以前、このブログで紹介した「さち」が、よく似た状態でした。
満足に食事も水も取れず、でも本能に逆らえず妊娠してしまう…
更に母猫だけではありません。
産まれた子猫は1年も経てば妊娠が可能になります。そうすれば、またその猫たちが子猫を産んで…
地域にどんどん猫が増える結果になります。
そうすると、猫同士の近親交配が増えて病気や奇形の猫が増えてしまい、不幸な猫を増やす結果になってしまうのです。
私たちは、その負の連鎖を断ち切るために、猫の避妊去勢をして、その猫1代限りにしたいのです。
長い間、苦しめられていた猫たちの繁殖を止めたいのです。
だから、母猫、父猫のTNR、その子猫4匹の保護することにしたのです。
◆母猫(キジ白)
◆父猫(茶白)
母猫と父猫は相談をいただいた方のお宅で、朝夕ご飯をもらっています。
体もすこしふっくらしてきたそうです。
相談者様には感謝しかありません。
◆4匹の子猫
家猫修行をして、ゆくゆくは里親様募集の予定です。
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