【がん】がんの子にフルボ酸を使う理由 珪素もゲルマニウムも #がん#栄養素#フルボ酸 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん

 

私たちの動物病院では、がんの子にはなるべく「フルボ酸」を飲ませてもらうようにしています。

食事療法をやっている私たちは、フルボ酸に入っているミネラルが大切と考えているからです。

 

私は「いちごちゃんが、なぜ5年も寛解しているのか?」のスライドを作っていました。

それでひとつわかったことは、いちごちゃんは、毎日、「フルボ酸」を飲んでいるということです。

 

【フルボ酸とは】

 

フルボ酸は、植物などが土中の微生物により分解されたできた腐植土壌に存在する有機酸の一つです。

フルボ酸は植物が土中のミネラルを吸収するために必要な役割を担い、 また、フルボ酸はミネラルをイオン化し、体内に吸収されやすいかたちに変化させます(キレート作用)。

水溶性の有機ゲルマニウムや珪素は、やはり体に吸収されやすいです。

 

 

【フルボ酸の成分】

フルボ酸の成分には、70種類以上のミネラルが入っているといわれています。以下がその例です。

 

その中で、ご覧になってもらうとわかるのは、ゲルマニウムも珪素も入っています。

リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、珪素、リン、硫黄、塩素、カリウム、カルシウム、スカンジウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、窒素、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、セレン、臭素、ルビジウム、ストロンチウム、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、インジウム、スズ、アンチモン、テルル、ヨウ素、バリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、金、タリウム、鉛、ビスマス、トリウム、他

 

やはりミネラル不足になるとがんは、なかなか寛解しないと考えています。

 

がんの子は、フルボ酸、有機ゲルマニウム、珪素だけを飲ませていて寛解するとはいえないですが、これを飲ませてながら、体をアルカリ性にして少しの抗がん剤を使うことで、寛解してくれる子もいます。

 

食事、食べるものは大切です。