【がん】その治療法は、本当に効果があるのかは血液検査を見て考えてください #がん#血液検査 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん

 

私たちの動物病院では、多くのがんの子を診察しています。

たくさんの動物病院をめぐって来院される方が多いです。

「○○方式で治療をしました」「漢方薬で治療をしまいした」と言われて来院されます。

 

その治療法が、本当に効果があるのか血液検査で調べてほしいと思います。

「○○方式で、免疫をあげていますと」、言われて血液検査をすると、リンパ球が低値の子もいます。

 

免疫を上げるということは、白血球の中のリンパ球の量が問題です。

正常範囲の上部にいないと、免疫が上がったとはいえないのです。

 

私たちの動物病院は、がんは炎症反応だと考えて治療をしています。

・尿のpHが7.5から8

・CRPが正常

・SAAが正常

・好中球/リンパ球が2から3

 

これに入るように治療をしています。

その治療法が、ちゃんと効果が出ているか血液検査で確認してくださいね。