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クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●新譜CD情報

2024-03-26 09:48:36 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~名指揮者アンドレ・クリュイタンスの名盤 ビゼー:「アルルの女」第1組曲、第2組曲/「カルメン」組曲の最新復刻盤~



ビゼー: 「アルルの女」第1組曲、第2組曲
    「カルメン」組曲
グノー: 歌劇「ファウスト」~バレエ音楽<タワーレコード限定>

指揮:アンドレ・クリュイタンス

管弦楽:パリ音楽院管弦楽団/パリ・オペラ座管弦楽団

CD:タワ-レコード TDSA286(TOWER RECORDS DEFINITION SERIES)

 このCDは、以前市販されたSACDではイギリスのアビイ・ロード・スタジオでの96kHz/24bitリマスター音源を使用していたが、今回のSACDでは、フランスのアヌシーにあるArt & Son Studio にて最新のデジタル機材を用いた192kHz/24bitリマスター音源を使用した最新復刻盤。

 指揮のアンドレ・クリュイタンス(1905年―1967年)は、ベルギー出身。ベルギーはもともと多言語国家で、その関係もありクリュイタンスはフランス語のほかドイツ語にも通じ、音楽についても得意のフランス音楽と並んドイツ音楽にも造詣が深かった。「ベートヴェン交響曲全集」の録音も遺されているが、その演奏内容の高さには今聴いても感心させられる。クリュイタンスは、アントウェルペン王立音楽院で学び、1922年に王立歌劇場の合唱指揮者となる。1944年にパリ・オペラ座の指揮者を経た後、1949年にはミュンシュの後任としてパリ音楽院管弦楽団の首席指揮者に就任。さらに、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルとも客演指揮者として度々登場。フランス人系指揮者として初めてバイロイト音楽祭に参加もした。つまり、クリュイタンスは、20世紀を代表するドイツ音楽にも長けた、フランス系の名指揮者であった。
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