ジミー・ライの紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』を原作にした、台湾俳優・許光漢と清原果耶主演の日本と台湾の合作映画『青春18×2 君へと続く道』

大学の友人とともに立ち上げたゲーム会社でそのワンマン経営から孤立し社長を退任することになった主人公が、全てを失いながら、働き詰めだった18年間を振り返り、18の頃にバイト先で出会った日本人バックパッカーの女性(清原果耶)との淡い青春時代の初恋の想い出に立ち返って日本を訪れ、旅を続けるなかで旅先で出会う人たちとの温かいふれあいと、結局は実ることのなかった彼女と過ごした日々の回想シーンを交えて彼女の育った町を目指す青春ロードムービー。

青春時代のホントにピュアな遅めの初恋ラブストーリーと18年経ってから日本を訪れ、湘南、松本、新潟、そして福島と、冬の日本を巡る旅の中で仕事ばかりで周りが見えていなかった自分を見つめ直して原点に立ち返る、ストーリー的には本当にベタな王道展開ですが、そこがまた素敵でグッとくる、イイねと思える映画でした

★★★★☆90点

ラブストーリーってこの年になるとあまり刺さるものでもないんですが、あのときこうしていれば、という後悔は誰しもあるもので、年齢を問わずどこか共感できるように思います

出てくる人たちが本当にいい人ばかりで観ていてほっこりします

お父さんがいいタイミングでアドバイスいれるのも良かったです