美しくも儚く
馳せるも手にする事はできない
水面に映る満月の様
それは夢幻泡影とも言う
金剛般若経出典
全てが儚い言葉であり
掴めないもので
消えて無くなるもの
どんなに美しいものもやがてゴミになる
無いものを手に入れようと
何千何万年も前から叡智を尽くしてきたけれど
それは満たされる事はない
どんな財を費やしても手に入るのは
やがてのゴミばかり
どんな財を費やして美食を追求したところで
やがては肥料になれば良い方で
むしろ健康を害していく
どんな財を持ってしても老いには抗えない
目の前にあるもの
手に触れられるもの
そこに幸せを感じられる心を作った方が
一番手っ取り早いんだって
秋葉原の高架下で暮らしていた
爺さんが言ってた