世界遺産・西表島を行く4日間の冒険!2日目(名無し浜→鹿川)

2日目 名無し浜→鹿川

さて、世界自然遺産・西表島での
冒険本編2日目です。
西表島の、道路が通っていない南側から
西にかけてを4日間かけて歩いた、その道中の記録です。
とりあえず、準備編はすっとばすとしても、
1日目は読んでからこの記事を読んでね^^

世界遺産・西表島を行く!南風見田の浜→船浮のイダの浜-4日間の冒険!(準備編)

2022.04.09
1日目(南風見田の浜→名無し浜)

世界遺産・西表島を行く4日間の冒険!1日目(南風見田の浜→名無し浜)

2022.04.12

さて、2日目は9時くらいに目覚めた私。
冒険って、こんな遅く起きてアリなのか……という
疑問が頭をよぎらんでもない。
しかし、旅が終わった後、K君は

K君
ミナさんと旅して一番よかったのは、ミナさんの起きるのが遅かったことです。
たっぷり自分一人の時間がとれました!

と笑顔で申されておりました✨
これ、彼は嫌味じゃなく本気だからw

私も、K君が撮影に没頭してるときの
自分一人時間がすごくいい感じだったので
お互いヨカッタ^ ^
あ、これも嫌味じゃなくて本気ですw

やっぱり一人時間って大切よね〜✨
これぞwin-winな関係というものです😃

2日目:潮は高いがとりあえず出発 岩場は続く……

朝食を作って食べ、2日めは10時くらいに出発。

潮汐ナビのキャプチャー画面

潮汐ナビアプリより

しかしド満潮から約1時間後なので
海はまだこんな感じ……満ち満ちてます↓
リーフを歩けるようになるのは昼過ぎか……
仕方ない、海岸沿いの岩場をいくしかありません。

名無しの浜

ビーチにサヨナラ 岩場よコンニチワ

昨日にも増して巨石ごろごろ。
重いリュックを背負っているので、
岩から岩に飛び移るとき
膝と足首にすごい衝撃がクル。

西表島:岩場歩き

冒険から約三週間後の現在、
この時のダメージはまだ残っていて、
立ち上がる時に膝とか腰とか痛い……😭
コレが寄る年波か……!!

 

人物が写ってると物の大きさが分かっていいね!

岩場は足場がグラつくとこも多いので、
歩くのになかなか神経を使います。
ゆえに疲れるので定期的に休憩。
そして2日目も魅せてくる西表島の石たち。

西表島の岩

やっぱ元は珊瑚かな?↑しかしなぜ四角い?

こっちはチョコレートかレンガっぽい↑

なんでしょこれ?↑細胞壁みたい。

岩場歩きは本当に距離が稼げない。
10分かかって200メートルとかじゃないかな?
足元に注意してないといけないから、
風景を見る余裕もなし。
歩いても歩いてもどこまでも続く岩場……!
絶望して、また休憩w

西表の南側の岩場

あの大きな岩の向こうには、きっと歩きやすい大地が広がっている……と願うしかナイ。

 

なかなか引いてくれない潮に翻弄される

この時点でまだ12時前。
潮汐ナビを見てもまだ潮位100cm(赤い横線くらい)のところ。

潮汐ナビのキャプチャー画面
潮位について
潮位の○cmというのは、ある地点の波打ち際の潮位を0(基準点)として、そっから潮位の高さがプラスマイナスこれくらい、というのを示しているだけで、リーフに立った時の水位ではありません。あたりまえだけど、海も場所によって地形が違い、リーフの高さも違うしね。

水が引くのを待ってリーフを歩いた方が
効率がいいのではないかというハナシになり、
30分ほど昼寝休憩。
が、それくらいじゃあんまり変わらず。

もう少し待ってリーフを歩きたいK君と
これ以上待つなら岩場を頑張りたい私で意見が割れる。

折衷案として、あと10分待って
私は岩場を、
K君は引いてないリーフを歩いて
それぞれ行ってみよう、ということに。

結果は、どっちもはあんまり変わらなかったw

しばらくすると潮が引いてリーフが
いい感じに現れてきたので海に降りて歩く。

海から眺める西表島、どう見てもジュラシックパーク。
岸壁の向こうからプテラノドンが飛んできそう。
ま、こりゃー、道路を通すのも諦めるよね……w

歩くのがめっちゃ早いK君。「これが若さか……!」(シャア風に)←古いw

西表島(南側)
しかし潮は段々と引いてきてるとはいえ、
ところによっては深さ10cmくらいあったりするので
歩くのにちょっと体力がいる感じ。

大浜をスルーして先を急ぐが、生き物トラップは続く

黙々と歩き続けていたら、
昨日のうちに辿りつきたかった「大浜」に到着。

大浜(西表)

振り返ると、名無し浜からここまで
山裾はずっと岩場続き。
昨日諦めずに大浜を目指していたら
途中で潮が満ちてリーフを歩けなくなり、
大変なことになっていたことでしょう。
うちらの昨日の判断、正しかった!✨

大浜のビーチでランチにしようかとも思ったけど、
今は干潮、距離をかせぐチャンス時間じゃね?
ってことで、上陸せずにそのまま進む。
といいつつも、ついつい生き物と戯れてしまうウチら。
反省はしない、そーゆー生き方です。ハイ。

海鼠と私

ナマコでっかーい!

西表島のリーフで出会ったカニ

お目めの赤い蟹さん。K君が名前教えてくれたけど忘れた。

「クイラ渡り」は渡れねぇ

ところでですね、
本日の夜営予定地「鹿川(かのかわ)」は、
実は視界に入ってはいるんです。ええ。
でもですね、大浜を過ぎてしばらくいくと
「クイラ渡り」と呼ばれる、
海沿い歩きが無理になる地点がありまして。

クイラ渡り

リーフが途切れて海が深くなり、
しかも岩壁が行く手をはばむとゆう。
ある意味冒険的にステキな難所。

ランチがてら手前で一旦荷物を置き、
K君が水を探しがてらクイラ渡りを偵察に。
私はぐったりして(こーゆー時は写真が無いね)、
お茶タイム発動。
疲れた時は蜂蜜入りの紅茶が体に染みました……😭

戻って来たK君によると、渡るのは無理そうとのこと。
とあるブログによると、この先に行くのに
選択肢は3つ

1)ローブで岸壁をよじ登って向こう側に行く
2)泳いで渡る
3)手前で山に巻く

私もランチ後、見るだけ見てみようと行ってみましたが、
手前で巨岩登ったり、荷物背負ってなくても大変!

クイラ渡り手前

しかも 選択肢1のロープは見あたらず
(てか、切り立ちすぎて無理やろ、と)、
2も、海はちょいと日本海風味で、
15kgの荷物とともに泳いだら確実に死にそうw
よしんば這い上がれても、リュックに水が染みたら
一体重さ何キロになるねんw
そんなの背負えません😭

クイラ渡り

ここが噂の「クイラ渡り」だ!渡れないけどね!

 

山巻きルートへ突入

というわけで、消去法で3の、山に巻くルートを選択することに。

ランチ後、山ルートの入り口の目印を探すが、なかなか見つからず。


結局、山裾の巨岩場を行きつ戻りつ30分近く探し、
かなり大浜方面に戻ったところで発見。
目印小さ過ぎんねん。

クイラ渡り山巻きルートの入口

 

南風見田の浜方面から来るとかなり見つけにくいかもです。
目印の目印は、入口に向かって左側にあったこの大きい岩↓かな。

クイラ渡り山巻き入口の目印

山巻きの入口は、目印がなければ絶対入口とわからない感じw

山巻き入口

 

本日の行程の全容を先に載せとくと、こんな感じです↓
※前半、YAMAPの調子がおかしかったらしくS地点まで直線になってしまっているので、
もしかしたら入口地点にずれがあるかも。

西表島の冒険2日目(鹿川へ)

クイラ渡りが、海に向かって突き出してるのが
簡易地図でも分かります。
山越えは、標高で言ったら最高地点が125mで、
大したことない感じがしちゃうんですが……
とにかく斜面がきつい!
そりゃそうよね、海側から山が切り立ってるし。


目印のテープと他人様のブログを参考に、
クイラ渡りの向こう側を目指します。

写真はまだ写真の撮れる余裕があるところで
撮ってるのでアレですが、
滑ったりコケたり、ホントに大変でした。

ぐったりするミナ

スパッツの汚れ具合が全てを物語る、
疲労感&絶望感が溢れる私w

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