黄色いベストと赤いスカーフ。フランス2つのデモ。 | オトコのパリ事情。毎週更新!を目指してます。

黄色いベストと赤いスカーフ。フランス2つのデモ。

 

この週末で11週目に突入したフランスのデモ、通称

「黄色いベスト」運動。

 

先日このブログで、この「黄色いベスト」運動のデモのたびに暴力や破壊行為が

起きることについて、一部のフランス国民が違和感を抱き始めているというお話を書きました。


 

その「違和感」の輪の広がりが、新しい運動を生みだしました。

その名も

 

Foulards Rouges「赤いスカーフ」運動。

 

(画像)Le Parisien

 

黄色いベスト運動の人々が主張することや、

それについてデモをするのはもちろん彼らの自由だけど、

それが暴力を伴ったり、道路が封鎖されて輸送が滞ったり、

経済活動を大きく阻害するものなら反対!

という国民の声が形になった格好です。

 

彼らの中には「同じ主張は暴力なしでできるはず」

「投票して選んだ大統領や議会が決めるという民主主義に反する」

「単なるドンパチ騒ぎならいらない」

という意見も聞かれます。

 

 

パリ警視庁の発表では、

この日曜日に「赤いスカーフ」のデモに参加したのは約1万人

一昨日の土曜日にパリ市内で「黄色いベスト」運動に参加したのが約4000人

発表されているので、それより多いことになります。

 

ただフランス全国では、約8万6000人が「黄色いベスト」に参加したというので、

まだまだ盛り上がっているのは確かです。

 

ニュース専門チャンネルでは、この2つの運動の人が向かい合って大論戦。

 

 

 

年末のクリスマス商戦やちょうどいま開催されている冬のセール、

あるいは先週からのファッションウィークに、

この「黄色いベスト」運動への不安で経済的に大きな影響を与えているとも。

 

経済に大きな影響を与えるからデモをやめる、

という国民性ではないと思いますが、

経済が冷え込めば、活動をしている人々の懐もますます冷えていくわけで。

 

いずれにしても、早くパリに平穏な日々と、

観光客が安心して来られる環境が訪れますようにと願うばかり。

 

 

ちなみに、パリで生活していて大丈夫なのか?とか

観光に行っても大丈夫なのか?との声をいただきますが、

日々の生活には大きな影響は出ていません。

週末に出歩く人の数は少ない気がしますが・・・・

 

 

 

 

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