ドイツ発、今日もタクシーで

世界遺産の街を走り回っています。
Heute fuhr eine Taxifahrerin in Bamberg!

お客さんからプレゼントをもらった金曜日、5月11日

2018-05-12 08:45:15 | 日記
私が仕事を始める時、社長さんは「病人の送迎はとにかく楽しく元気よくやってください。彼らにとってはタクシーでの移動が唯一、外に出る時間で1日のハイライトなのです」と言われた。
常連さんには多少融通を利かせるのも全然構わないので、その辺は自由にやって良いとのことで、まったくその通りにやっている。

金曜日は退院が多い日でもある。
退院にはお迎えが必要。そうでない場合は、健康保険からタクシー代が出る仕組みになっている。
昨日は無線で取った仕事が、90歳のおじいさんの退院だった。
もちろん病室までお迎えに行き、荷物は運んであげる。その間、メーターを入れてもいいのだけど、私はほぼ入れないでやっている。
おじいさん、耳は遠いようだったが、全然元気。手押し車は不要で、一本の杖でゆっくりだが普通に歩ける状態だった。
行き先はちょっとした郊外で、たくさん会話をしつつドライブを楽しんでくれた。「あんたぁタクシーの運転をとても楽しんでいるように見える」と、ありがたい言葉を頂いた。
特に老人の退院の場合は、家に誰かいるのか?と聞く事にしている。92歳のおばあさんが帰りを待っているというので、安心した(もちろんどういう状態のおばあさんが出てくるかは、ドキドキだけどね)。

家は大きな一軒家だった。ぴんぽんしていいという許可を得たので、呼び鈴をならし、おばあさんが出てきた。おばあさんには「ご主人を連れてきましたよ」と声を掛けたら、ものすごく喜んでくれた。

おじいさんの荷物を家の中まで運び込んだら、おばあさんはぜひ庭を見て行ってくれというので、中庭に入った(昨日は時間に余裕もあった)。
したら庭に植わっているばかでかいサラダ菜とコーラビを抜いて、袋に入れて持たせてくれた。
とても嬉しいプレゼントだ。早速、ユウメシにサラダを頂いた。

おばあさんも、「あんたは一目見ただけで良い人だと分かる。本当にありがとう。これからも機会があったらぜひ乗せてくださいね」とハグされてしまった。
そして24,50Euroのところ、30Euro頂いた。

そういうことがあると、本当にモチベーションが上がる。
昨日も8時間で200Euroちょっと。まぁまぁの収入でストレスも少なく、良い日だった。

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