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皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(揚げたては最強
*う・ドン!
今日は”顔料・型押し・銀磨り”について書いていきます
クラフターに根付きつつある負の3つの工程
顔料がぁー、型押しがぁー、銀磨りがぁー
ほんのり否定したのが前回のブログ↓↓
今回はこちらからの続編となります
ふと思ったコト
革の仕上げはブラックボックスのようなものなのかなと。
どのような薬品・塗料で、どのような工程で、どのような視点で。
そのどのようなという基準が未知なわけで。
でもね、タンナーがひたすら隠したいわけでもない
最近は工場見学なり映像なりで公開してるのをよく見掛けますね
師匠が言ってた革の仕上げは料理みたいなもんだって
(化粧と手術に例えることもあったけど、この2つはしたことないから親近感が湧かない
家庭で作れるプロの味みたいな
キャッチーなフレーズで料理って、すごい勢いで変革されたよね
クックパッドのようなレシピ公開が主流の世の中
プロの味のやり方を教えてしまったら、レストランに人が来なくなるんじゃ…
そんな昭和的な考えでは変革は起こらない( ー`дー´)キリッ
そこそこは再現できるけど、やっぱり簡単には詰められない差がある
料理って楽しいね、やっぱりプロって凄いよね
昭和生まれにとって、料理ってかあちゃんの仕事なのよ(個人的な観点だけど
小中学校の家庭科って、料理や縫製がテーマだったけど、上手だと逆にダサいって思ってた(わたし昭和生まれ田舎育ちだから
教室もあるし我流もある
なんかレザークラフトと似ている
前置きはさておき、1回リセットして考えてみよう♪
顔料がぁー、型押しがぁー、銀磨りがぁー
なんでそんな革があるのか?
食肉から派生した原皮を活かす為ってのが軸
個体差があるから小さいとか大きいとか
繊維の締まりがぁー、銀浮きがぁー、毛穴がぁー
この雰囲気がぁー(曖昧な表現は雰囲気がピッタリ
お肉だって品種や肉質によって値段が違うでしょ
そして部位によって調理方法を変えるでしょ
当然、革も同じなのよ
どこ切っても同じような金太郎飴とは異なる
安定性を求めるならヴィーガンとかレザー風を謳っている合成皮革などを選んでください
下地のグレードAは何しても高く売れるのが当たり前の高品質
AじゃないB以下のグレードの下地は何かしらの加工をして良く見せなければならない
これらをいかに売り切るかがタンナーの腕の見せ所であって商売の差になる
Aだけ採用して、それ以下が捨てちゃえば良いのよって、ありえない話でしょ
Aはごく少量であって、その他の大量のB以下を↓↓
顔料がぁー、型押しがぁー、銀磨りがぁーという配合と工程で補っているのです
だからね、A5ランクのステーキ食べながら、A5ランク以外は肉なの?ってdisってるのと変わらないよね
革ってSDGsなんだよと言いながら、B以下の仕上げ革をdisるって・・・
まさに特大ブーメランである( ´艸`)
AランクだけでB以下を廃棄するなら、Aランクはとっても高級素材になる
…闇だけど、食肉派生ではない革にあてはまる。。
余すことなく活用することで食肉って成立してると思うのね
革も同様で余すことなくっていう精神である
「あーこれ傷多いから捨てちゃおう」ってタンナーは絶対にやらない
どこのタンナーも革を粗末に扱ったら、とんでもなく怒られる
レザークラフト界隈では、比較的Aランクに近い革が流通している
だから、キレイな革や輸入革がチヤホヤされる傾向が強い
自動車・家具・運動靴など、それらの量産に採用されている革は注目されることは少ない
当たり前のように工業用資材のような扱いなのでスポットライトが当たる機会も少ない
これらの量産マーケットが皮革業界を支えているっていう考えもできる
B以下というよりもっとグレードの低い下地を大量消費してくれるから成り立っている
そのような量産のマーケットには床革を塗装したモノもある
名の付いた誰もが知るようなストーリーがある革は高評価をして。
見たことない知らん革には低評価って。。
ド素人じゃないか?
天然魚の刺身を食べながら、養殖魚の缶詰を否定するような。
皮革業界を良くしようと考えているなら、もっと本質を探るべきであって。
文字であろうが言葉であろうが発信することに責任を持つべきだと思う
顔料・型押し・銀磨りの具体的な例はまた今度の機会に♪
つづく。
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