今日は「FOMC通過後、さらに上昇か?」というお題で書きたいと思います。
昨日は、メールマガジン臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】 2024年4月30日を配信しました。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2024年4月30日
以下のチャートは、今回のメールマガジンで紹介している銘柄の日足チャートなのですが、上値目途を、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの161.8%戻しに当たる4520円と考えています。
TradingView提供のチャート
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さて、昨日の日経平均は470円高と続伸し、終値は3万8405円になりました。また、TOPIXも56.69ポイント高と続伸し、2743.17ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが1374銘柄、値下がりが247銘柄、変わらずが30銘柄でした。
さて、昨日は、米株式市場主要3指数全てが上昇したことを受けて、日経平均は寄り付きから上昇し、下げ幅を縮小した場面もあったのですが、大引けにかけて上昇して終わりました。
とりあえず、相場が戻って良かったですね。
先日の記事「日銀会合無事通過で、相場は通常モードに戻りそう」でも書いたように、やはり、日銀金融政策決定会合が無事通過したことで、相場は通常モードに戻りそうですね。
あとは、5/2(木)朝3:00に発表されるFOMCの結果と、朝3:30から予定されているパウエル議長の記者会見を待つだけになりました。
ところで、市場は、パウエル議長が年内の利下げに対する慎重姿勢を見せ、利下げ回数が3回から1回に修正される見方が大勢を占めているようです。そして、もしかすると、年内の利下げがない可能性についてパウエル議長が言及する可能性が高いと見ているようです。
ただ、市場予想というのは、外れるように出来ているので、予想通りにならない可能性もあるのですよ。
前回のFOMCでは、年内3回の利下げ見通しが2回に修正されるとの見方が大勢を占めていたのですが、大方の予想を覆し、年内3回の利下げ方針が維持されました。この時は、意外過ぎて、「エーっ」て感じでした。
そして、大方の予想を裏切ったことから、市場がリスクオンとなり大幅に相場が上昇する結果になりました。
もしかしたら、今回のFOMCでも、年内の利下げ回数3回が維持されるかもしれませんよ。
最後に、今後の相場の行く末を決めるものとして重要なイベントとしては、5/8(水)13:55に予定されているトヨタ自動車(7203)の決算発表だと思います。
トヨタ自動車(7203)の決算を占う、最近のトヨタ系部品メーカーの2025年3月期通期業績予想は、増収・増益から、減収・減益まであって、どれが本当のことを言っているのか、全くわかりません!
だいたい、通期業績予想を発表する時は、途中で下方修正をするのが嫌だから保守的な数字を出してくるのですよね。
ただ、いくら何でもトヨタ自動車(7203)が、前年の生産台数を下回る見込みは出してこないと思います。
問題は為替の見通しですね。トヨタ自動車(7203)は、期初は1ドル141円だったのですが、途中で143円に変更したのですよね。
参考までにトヨタ系部品メーカーの2025年3月期の想定為替レートを以下に記します。
デンソー(6902) 1ドル145円
豊田自動織機(6201) 1ドル145円
アイシン(7259) 1ドル145円
ジェイテクト(6473) 1ドル145円
豊田合成(7282) 1ドル145円
愛三工業(7283) 1ドル140円
東海理化(6995) 1ドル145円
ファインシンター(5994) 1ドル145円
ほとんどの企業が、1ドル145円と保守的に見ていますね。しかし、愛三工業(7283) 、何で、1ドル140円?これは保守的過ぎるでしょ。
とにかく、トヨタ自動車(7203)の為替レートが気になりますね。もし、かなりの円安で見ているなら、凄い数が出ますよ。
少なくとも四季報の予想を上回る数字をだして欲しいものです。
ただ、今、3月期決算企業の決算が本格化しているのですが、これが終わるまでは、相場全体は様子見姿勢が続くものと思います。
決算発表時、次期の見通しを保守的に出してくる企業が多いのですが、この保守的な見通しを嫌気して、相場が下落する可能性が高いので、相場の見通しを楽観的に考えるのは、避けたいところです。
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