一般道を各駅停車のするかのようにのんびりと回る旅が好きです。
一方で仕事として九州や北海道のような遠方に日帰り出張とかも頻繁にします。
まあ、仕事とプライベートなので一概には比較出来ないのですが、
旅先への思い入れが大きく変わるような気がします。
飛行機や新幹線での弾丸ツアーは旅先に行っても、
どこか東京から旅先を観ているようなところがあります。
旅先の日常とは一枚壁の隔たりがあるというか・・・、
ガラスの向こう側に旅先を見ているというか・・・。
帰ってきてからも「あの景色はどこの旅先で見た景色だったっけ?」みたいな・・・。
それに引き換え、一般道で巡る旅は旅先の日常に直に触れられると言いますか、
それだけに当然、長時間かけて帰宅した後の余韻も相当違います。
帰宅してからも遥か遠くで流れている訪問地の日常を
とっても愛おしく思ったり・・・。
これが旅の醍醐味だと思っています。
これが「観光旅行」と「旅」の違いのような気がしています。
ですから、必ずしも恋しくなる「あの景色」は観光地であるとは限りません。
観光地でもなんでもない素朴な「あの景色」がとっても愛おしい、
そんな時があります。
Takuma@一般道各駅停車の旅