身長150cm、注目のレアリー二がマイヨロホ‥フェメニーナ開幕

スペインを舞台とした8日間のステージレース、ラ・ブエルタフェメニーナが4月28日に開幕。初日の第1ステージはバレンシアで16kmチームタイムトライアルが行われ、リドル・トレック(米国)が1秒より少ないタイム差でビスマ・リースアバイク(オランダ)を制して優勝。最初にフィニッシュラインを通過したガイア・レアリーニ(イタリア)が総合1位のリーダージャージ、マイヨロホを獲得した。

ガイア・レアリーニがラ・ブエルタフェメニーナが初日で首位に立った ©Unipublic SprintCyclingAgency

マイヨロホをチームで最後のマドリードまで守りたい

「私にとってもチームにとっても素晴らしい結果。満足しているけど、チームメイトの2人が最終コーナーでクラッシュしたのですべてがうれしいわけじゃない。この結果を歓迎するとともに、次のステージに期待したい」とレアリーニ。

「私たちはこれからの数ステージでマイヨロホを守っていくことは間違いなく、マドリードまで守り切るつもり。今日のようなコースは本当に平坦なので私にとってはベストではないけど、チームが完璧な戦略を持っていたので、このステージを勝つことができた」

開幕前日に行われたチームプレゼンテーション ©Unipublic Alex Berasategi

22歳のレアリーニは2023年にトレック・セガフレードでデビュー。身長150cm、体重40kgで、山岳に強いオールラウンダー。2023年はチームエースで同じイタリアのエリーザ・ロンゴボルギーニのアシスト役として見事な働きをこなし、注目されている。

SDワークス・プロタイムはナショナルチャンピオン3選手と欧州王者も ©Unipublic Alex Berasategi

デミ・フォレリング(オランダ)を擁するSDワークス・プロタイムは1秒遅れの3位。昨年の2位フォレリングは総合13位からのスタートとなった。

カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド)をエースとするキャニオン・スラムレーシングは8秒遅れの4位。

ラ・ブエルタフェメニーナ ©Unipublic Alex Berasategi

第2ステージはブニョールを出発し、バレンシア県の内陸部を巡り、その後カステリョン地域に入り、モンコファに到着する。アップダウンのあるコースだが、本格的な山岳は第5ステージから。

マリアンヌ・フォスのビスマ・リースアバイクはUCIから改善命令されるヘルメットを着用 ©Unipublic CXCLING
ラ・ブエルタフェメニーナの第1ステージはチームタイムトライアル ©Unipublic SprintCyclingAgency
ラ・ブエルタフェメニーナ ©Unipublic Alex Berasategi
SDワークス・プロタイムは1秒遅れの3位 ©Unipublic SprintCyclingAgency

⚫︎ラ・ブエルタフェメニーナ日程
4月28日(日)第1ステージ バレンシア 16km(チームタイムトライアル)
4月29日(月)第2ステージ ブニョール〜モンコファ 118.5km▲
4月30日(火)第3ステージ ルセーナ〜テルエル 130.5km▲▲
5月1日(水)第4ステージ モリナ・デ・アラゴン〜サラゴサ 142.5km
5月2日(木)第5ステージ ウエスカ〜ハカ 114km▲▲▲
5月3日(金)第6ステージ タラソナ〜ラ・ラグナ・ネグラ/ビヌエサ 132.5km▲▲▲
5月4日(土)第7ステージ サン・エステバン・デ・ゴルマス〜シグエンサ 139km▲
5月5日(日)第8ステージ ディストリト・テレフォニカ〜ヴァルデスキ/コミュニダード・デ・マドリード 89.5km▲▲▲
(▲は山岳の難易度)

リドル・トレックがチームタイムトライアル優勝、レアリーニ(左端)が総合1位に ©Unipublic SprintCyclingAgency

●ラ・ブエルタフェメニーナのホームページ