かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 316 トルコ⑧

2024-05-03 11:44:06 | 短歌の鑑賞
 2024年度版 馬場あき子の外国詠43(2011年9月実施)
    【コンヤにて】『飛種』(1996年刊)P142~
    参加者:K・I、N・I、崎尾廣子、曽我亮子、藤本満須子、
        渡部慧子、鹿取未放
    レポーター:曽我亮子    司会と記録:鹿取未放


316 神は偉大なりといひて瞑想に入りしとぞアナトリア大平原の寂寞 

    (レポート)
 アナトリア平原の過酷なありようも全て偉大なるアッラーの神の思し召しと考え、「よろしゅうございます。何事も神の思し召しのままに……」と静かに黙って受け入れたアナトリア大平原とそこに住むイスラムの人々の宗教観の強じんさと哀しみが詠われている。(曽我)


   (当日発言)
★「神は偉大なり」というのは、イスラムの言い回し。(曽我)
★一読、自然であるアナトリア大平原が「神は偉大なり」と唱えて瞑想に入ったようで
 面白いが、そこに生活する人々と大平原はある意味一体となっているのであろう。大
 平原の厳しい環境に耐えて生きるしかない人々の命のありようが「寂寞」に繋がっ
 て、厳かな気持ちにさせられる。(鹿取)


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