ウクライナ戦況

ウクライナ軍指揮官、新たな攻勢も防衛ラインの必要性も認識していなかった

AP通信の取材に応じたウクライナ軍兵士は「現在の陣地から後退しても準備された要塞はほとんどない」と、第47機械化旅団の副司令官も「新たなロシアの攻勢を予想していなかったため防衛ラインの必要性を認識していなかった」「これは責任感の欠如だ」と語った。

参考:No safety in retreat: Ukrainian soldiers say rear defensive lines barely exist amid Russian advance

早く建設しなければならないという圧力から、一部の地方当局者は要塞の進捗状況を水増して報告している

AP通信の取材にバティヤルと名乗るウクライナ軍部隊の指揮官は「要塞建設のスピードを上げることが必要だ。そうすれば現在の場所から準備された陣地に撤退できるようになる」と、第47機械化旅団の歩兵大隊で副司令官を務めるオレクサンドルも「新たなロシアの攻勢を予想していなかったため、多くの人々は強化された防衛ラインを準備する必要はないと思っていた」「事前に要塞化を行っていれば救える命があると理解していなかった」「これは責任感の欠如だ」と指摘した。

出典:Командування Об’єднаних Сил ЗС України

ウクライナ軍が建設を進めている防衛ラインは3つあり、最前線の第1線は兵士が、最前線から2km~5km後方の第2線は工兵部隊が、これより後方の第3線は民間企業が建設を請け負っているものの、オレクサンドルは「第1線の防衛ラインを建設しなければならない兵士らはロシア軍と戦いながら塹壕を掘らなければならない」「この両方をこなすは本当に難しい」と訴え、第2線を建設する工兵部隊の兵士も「我々は何も持たずに戦争へ突入した」と証言しているのが興味深い。

AP通信は「ウクライナの準備不足は旧ソ連から受け継いだ戦力の整理に起因しており、特に工兵部隊の大部分が解体され、所有していた掘削機などの重機も全て売却されてしまった。ある工兵部隊が要塞建設のため東部戦線に到着した際、この部隊が持っていたのは1960年代の古い機材とシャベルだけだった」と報じ、取材に応じた工兵部隊の兵士も「我々が建設したのはシンプルな塹壕だけだ」と述べている。

出典:Сухопутні війська ЗС України

3月中旬にチャシブ・ヤール防衛に投入された第67独立機械化旅団の兵士も「迷路のような塹壕や射撃陣地が用意されていると期待していたが、現地で目にしたのは砲撃かろうじて身を守れる程同の穴だった」「そのため我々は砲撃の中で塹壕を掘り進めなければならず、土壌が砂地だったため砲弾が着弾するたびに掘った塹壕が崩れた」「身を守る塹壕もなく、敵の砲撃に対抗する手段もなかったため、部隊長、中隊長、小隊長、軍曹を含む100人以上が死亡するか行方不明になり、旅団は基盤戦力を失ってしまった」と証言。

同旅団は4月上旬にチャシブ・ヤールから後退、参謀本部から作戦失敗の責任を問われ旅団自体が解散させられたが、第67旅団の指揮官達は「防衛戦に不可欠な戦力や物資がなかった」と述べており、他の旅団がチャシブ・ヤールを守っていても結果は大して変わらなかったのかもしれない。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

民間企業が建設を請け負っている第3線も問題が山積しており、要塞建設にコンクリートを供給している企業の経営者は「早く建設しなければならないという圧力から、一部の地方当局者は進捗状況を水増して報告している。その数字を見たことがあるが、私はコンクリートの供給量を知っているため数字が事実ではないと直ぐに分かった」と、ドネツク州の建設会社は「どうして国は工兵部隊に必要な機材を購入しなかったのか、なぜ我々に建設を依頼するまで要塞化を始めようと思わなかったか、これらの準備はロシアとの戦争が始まった2014年に開始されるべきだった」と述べ、何もかもが後手に回っていることを浮き彫りにしている。

関連記事:ゼレンスキー大統領、ロシアやベラルーシと接する全地域への要塞建設を指示
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • 名無し
    • 2024年 5月 02日

    ウォッカ呑んだくれてると思っていたロシア人のほうが、遥かに勤勉に仕事するやん、穴掘りも上手いし、という事実を突き付けられるやつ。

    87
      • たむごん
      • 2024年 5月 03日

      仰る通りです。

      重機をあれだけ使っていれば(スロヴィキンラインで1000km3線)、重機の交換部品は重く・量が多く・メンテナンスが大変になるため、ロジスティクスがよく保てているなと感じています。

      ロシアは、コマツ・日立建機などの日系製造工場がありましたが、中古建機の調達もよくやっていたようですね。
      やはり、資源採掘・そのインフラ構築のために、大量の建機を保有していた可能性が高そうです。

      >サハリンには石油や天然ガスが相当量埋蔵されていますが、開発のためのインフラはまだまだ未整備です。
      >移動式を購入して道を開きながら破砕やふるい作業をするのだ、といった話をサハリンの開発業者から聞いたことがあります。

      (2018 02.18 「中国・ロシア・韓国」。日本の近隣国への重機・建設機械の輸出事情。 中京重機)
      (2022 03.1 極東ロシア中古建機市場について 中京重機)

      19
        • jimama
        • 2024年 5月 03日

        >>スロヴィキンラインで1000km3線
        それでも70年以上前のクルスクの戦いで掘られた塹壕線より短いという(ヴォロネジ戦線合計約4000㎞、中央戦線約5000㎞)
        敵の侵攻を防ぐ地形障害がロクにないから穴掘りが伝統ということなんでしょうが、それにしても長い

        21
          • たむごん
          • 2024年 5月 03日

          仰る通り、長いですよね…

          東ヨーロッパ平原の地形、その戦闘の伝統を感じてしまいます。

          13
    • 名無し
    • 2024年 5月 02日

    以前塹壕建設の予算を計上してもピンハネされて現場には僅かな資材しか残らない、とありましたが今回の報道でそれが補強される形になりましたね。
    進捗状況の水増しが起こる原因を考えると、請け負った業者に何らかのペナルティが発生すると考えるよりも横領の可能性の方が高そうですね・・・どうするんでしょうね、これ?

    56
    • 朴秀
    • 2024年 5月 02日

    米英は真面目に指導したのか・・・?
    ロシア軍の方がよっぽど真面目に戦争してますね

    65
      • Whiskey Dick
      • 2024年 5月 03日

      逆に米英による指導が裏目に出たのかもしれない。
      米英式用兵は現場指揮官に権限を待たせ、個々の兵士に高度な訓練と重装備を与えることで、上手で柔軟な運用を可能にしている。これこそ緒戦でウクライナ軍がロシア軍を圧倒できた理由である。
      米英式の最大の欠点は作戦の大部分を航空戦力に依存することで、砲兵戦力や陣地の構築を軽視する。航空機を潤沢に保有し、好きな時に好きなだけ空襲が可能なら陸軍の重火器は不要で、陣地なんて構築せずに進撃可能だ。しかしこれを実現するには莫大な資金と後方支援能力を必要とするので貧しい国で上手く行くはずがない。残念ながらアフガニスタンもウクライナも貧しい国なので米英式用兵で最も肝心となる航空機を揃えることができなかった。
      航空戦力至上主義の軍隊ならば手下の航空戦力も揃えてやれよと言いたいが、彼らもそこまでする余裕が無いのだろう(アフガニスタンのような教育水準が低い国だと資金援助しても人材の育成が困難なので詰んでいる)。

      10
        • nachteule
        • 2024年 5月 03日

         そんな理屈が通るなら是非とも日本にF-15EXでも格安で与えて頂きたいですね。
         航空戦力を与えると言いますが具体的にどこまでのお考えで?パイロットや整備員の育成までは考えていそうだが、使用に伴うランニングコストや建造物、攻撃をしっかりしてもらう為の前線航空管制とかも必要だし兵器も必要。一通り揃えての維持まで含めればとてもじゃ無いが莫大なリターンなければ無理でしょう。

        3
        •  
        • 2024年 5月 03日

        >個々の兵士に高度な訓練と重装備を与えることで、上手で柔軟な運用を可能にしている。これこそ緒戦でウクライナ軍がロシア軍を圧倒できた理由である。

        18万のロシア軍に総動員した70万の人海戦術を叩きつけただけだよ。
        逆に今より広大な戦場で3倍の兵力差で半年以上持ちこたえた初期のロシア軍正規兵は今思えば驚異的な練度だったと思う。

        29
    • MarkⅡ
    • 2024年 5月 02日

    >「新たなロシアの攻勢を予想していなかったため防衛ラインの必要性を認識していなかった」「これは責任感の欠如だ」
    プロパカンダと情報統制のせいじゃないですかね、危機的な状況が報道されないなら誰も危機感なんか持ちませんよ
    日本のメディアや解説動画でも最近までウクライナが圧倒してる話しかしてませんし、あれ見て誰が危機感覚えるんだよと

    63
      • Active Present
      • 2024年 5月 02日

      プロパガンダというと意図的なものと考えるのが普通な感じですが、自分達は大丈夫な側だろうという認知バイアスとか無意識から意図せず宣伝になってしまう内容を作り上げて、周りに共感を呼んで安心の輪を広げるが、しかしいつの間にか自縛状態になってしまうことっていうのがあるんじゃないかとこの戦争見てて思いました。

      48
        • MarkⅡ
        • 2024年 5月 03日

        それもありうるけど、仮にあったとしてSNSの投稿すら制御(ウクライナの損害に関しては撮影禁止とか)しているのならばその辺の制御もすべきなんじゃないかな、個人的にプロパカンダ流す側の目的が責任逃れに終始しているような気が、勝った勝ったと言うのは軍や政府が支援国や国民に批判されないためのものだし

        35
          • Active Present
          • 2024年 5月 03日

          MarkⅡさんの仰る通りなのですが、図式的に考えると、そういった例えば責任逃れという合理的目的のなかで、宣伝をする側と宣伝される側の国民というふうにはっきりしていたものが、いつの間にか意図せず両方ともが能動的に宣伝をする側になり、それが自己に再帰してくるみたいな感じがするんですよね。
          言い換えれば責任を取りたくないという体制側の明確な意図が、国民レベルまで下降してくると実のところどの個人も責任を取りたくないという無意識の感覚性にまで解消されてしまうことがあるんじゃないかと。あくまでこれは日本を念頭にして話してることですが。

          26
            • Easy
            • 2024年 5月 03日

            我々はこのウクライナ戦争を通して、あの1941年から1945年に我々の国に起きた現状を追体験出来ているんですよ。
            勝利への希望、高らかなスローガン。
            それが崩れていく過程で積み上がる嘘と希望的観測。
            誰か1人の独裁者がやっていることではなく。
            我々一市民たちの夢と希望と信頼の集合体が、国家全体の舵取りを間違った方向へと狂わせていくんですね。

            63
              • 理想はこの翼では届かない
              • 2024年 5月 03日

              ウクライナが必ずしも敗北するとは現時点では言い切れませんが、それにしても仰られる通り伝え聞く1941-1945の日本のプロパガンダを追体験している感は大きいですね
              良いでも悪いでもなく、ただただ悲しいです

              19
            •    
            • 2024年 5月 03日

            この辺に関しては、このサイトでも紹介されていますが、2023年12月ごろウクライナメディアに指摘されています。
            2023.12.31ウクライナメディアによる2023年の総括、自分達で作り出した罠に嵌った
            2024.01.2ウクライナメディアによる2023年の総括、政府は困難な現状を認められない

            特定の愛国心が、異なる主張・分析の排除になっている。

            西側も酷い。
            西側の政治家も、2023年の反攻作戦が大成功するスケジュールで、兵器の増産とか、まともにしていないのですから、反攻作戦の失敗を前提にした「塹壕の整備」や西側兵器の無双を否定する「工兵隊の整備」なんかする訳ないんです。
            この辺は、腐敗とか関係なしに、分析の甘さというか、戦術の甘さ、民族・人種差別・体制差別によるバイアスでしょうね。
            (ロシア人はバカで怠け者。ロシア人は三流白人。プーチンは頭がおかしい。民主主義体制は独裁体制よりも無条件で優れているなどなど)
             西側リベラルの偽善性。正義のためなら嘘でも何でもやって良いと言う不誠実さ。多様性や民族差別をダメだと言うくせに、自分たちは民族差別や言論抑制をするエセリベラル。
             さらに反省はしないので、同じ失敗を繰り返す。

            17
      • 名無し
      • 2024年 5月 03日

      かといって真実報道すると国捨てて逃げ出す人が増加しますから仕方ない気もします。
      ただ正しい情報を軍や政府で共有してなかったのかな?

      まあ日本軍も台湾沖航空戦のあり得ない戦果に基づいてフィリピンに50万送り込んでフィリピン決戦やろうとして大半を輸送中や補給出来ずに餓死ですし。
      帝国陸軍は十分な時間を貰い陣地をつくれば米軍相手でも五分の戦い出来るのに、、、

      28
        • MarkⅡ
        • 2024年 5月 03日

        >台湾沖航空戦
        昔、NHKのドキュメンタリーの中で解説されてましたが、あまりの損害の高さから現場指揮官の報告を疑う訳にもいかず、上層部も勝利を欲したので戦果の検証は碌にされなかったと聞いています。

        ウクライナも似たような心境があるんじゃないですかね

        42
        • 名無し
        • 2024年 5月 03日

        >>真実報道すると国捨てて逃げ出す人が増加しますから仕方ない

        これ権威主義・独裁国家のやり口であり是認するなら最早民主主義国家ではないでしょう

        12
          •   
          • 2024年 5月 03日

           今の権威主義国は出たい奴は出ろ。
           ロシアから百万人出たけど、かなり戻って来ているらしい。

           昔のソ連人が西側行くと政府は嘘をついていると感じた。
           今の中国人がアメリカ行っても、その様な感覚はない。むしろ、アメリカに失望する。意外と政府の嘘は少ないと感じるらしい。逆にアメリカのメディアは中国に関して嘘だらけと感じるらしい。

          4
          •   
          • 2024年 5月 03日

           今の権威主義国は出たい奴は出ろ。
           ロシアから百万人出たけど、かなり戻って来ているらしい。

           昔のソ連人が西側行くと政府は嘘をついていると感じた。
           今の中国人がアメリカ行っても、その様な感覚はない。むしろ、アメリカに失望する。意外と政府の嘘は少ないと感じるらしい。逆にアメリカのメディアは中国に関して嘘だらけと感じるらしい。

            •   
            • 2024年 5月 03日

             ミスです。消したい、、、、

            1
    • AM
    • 2024年 5月 03日

    ウクライナの民間企業すら戦争は2014年から始まっているって認識なんですね。
    ドネツク州の会社だからなのかな。

    47
      • NHG
      • 2024年 5月 03日

      実際に武力介入した第一歩だからね
      2022年の侵攻の建前(の一つ)はドネツク州のロシア系住民の保護だったんだし

      16
      •   
      • 2024年 5月 03日

      ドンバス紛争との連続性を考えると2014年でしょうね。

       もっとも、ドンバス紛争の場合は、ウクライナ軍の混乱があったけど。ウクライナ軍が優勢だった気がする。
       ウクライナ空軍が、それなりに機能していて、分離派は塹壕の中。分離派は航空戦力もってなかったような。
       ミサイル誤射してマレーシア航空を落とす始末。
       だから、塹壕や工兵隊の重要性を叫んでも、無視される可能性は高い。

      PS
       日中戦争を満州事変から数えて15年戦争という人もいれば、盧溝橋事件から開始と考える人もいる。

      7
    • 名無し
    • 2024年 5月 03日

    しかも最近は防衛線構築作業中の建設機械がロシア軍の自爆ドローンの標的になっているとのことで、いくつもの車両が炎上している映像とかも出てきたりしていますからね

    ロシア軍の攻撃による妨害・崩壊した経済・人的資源の枯渇・汚職・危機感の欠如といった波状攻撃の前に件のゼレンスキーラインとやらも一体どこまで完成していてどれだけ機能するものなのか…

    33
      • jimama
      • 2024年 5月 03日

      >>ゼレンスキーライン
      多分今猛攻受けてるあたりが第一陣だったんじゃないかなーと
      んで攻撃を受け止めてる間にこういう風に戦線を構築させる感じで完成させてつなげたかったんじゃないかなと思われる孤立した陣地かちらほらと
      ただ正直あれを機能させるためには数百期の航空機と無限に近い防空ミサイルがないと無理なんじゃという雰囲気です

      27
        •  
        • 2024年 5月 03日

        現状衛星で確認できる限り基本となる重陣地でも即応性重視のハニカム陣地でもなくなんとなく東向きの塹壕線が孤立して何本かあるだけですしね
        案の定オケレタイン周囲の塹壕は南からの攻撃に対して無力でろくに戦うことなく放棄されていますし、ただの溝でしかなく後方連絡線もないから撤退する時は慌てて歩兵戦闘車に飛び乗って逃げることになってますし
        時間とリソースがないならないなりオケレタイン周辺に構築されたのがハニカム陣地だったらここまで迅速に突破されることもなかったと思います
        単純に言って指揮官の差が出ましたね

        3
      • F-117A
      • 2024年 5月 03日

      >ゼレンスキーライン
      ゼレンスキー「これ、シルスキー。コンクリすら無いではないか」

      16
      •   
      • 2024年 5月 03日

       他のサイトのネタになるけど。
       現代は、工兵の重要さが増しているらしい。歩兵の火力が増したので、工兵による防御がないと、シャレにならない状態になるというのが原因の一つ。
       機甲+歩兵+工兵の一体運用が叫ばれる世界。
      >しかも最近は防衛線構築作業中の建設機械がロシア軍の自爆ドローンの標的になっているとのことで、いくつもの車両が炎上している映像とかも出てきたりしていますからね
       障害物をどける。障害物を作るとか。戦場の優位不利を左右するので、工兵と機械が狙われて、工兵の死亡率が高いそうな。
       物量作戦を行うためには、物流が重要。そして、工兵が重要なんだけど(日本は生産量だけに着目するけど、悪い癖だ)。
       アメリカ軍の工兵の重機のバリエーションとか充実しているので、アメリカ軍自身は重要性を認識しているはずなんだけど・・・・政治家がネックなのかな。

      6
    • たむごん
    • 2024年 5月 03日

    1960年代の機材であれば、交換部品も生産停止・枯渇しているでしょうし、共食い整備でダメになっていくのが容易に目に浮かびます。
    ウクライナは鉱山がありますし、ロシアにもあるわけですから、重機を買い取りたいという需要はいくらでもあったでしょうね。

    ウクライナ軍の前線兵士、防衛陣地が薄い事を疑問に感じていましたが、本当に過酷な環境ですね。
    ウクライナ軍第67独立機械化旅団の兵士は、上層部に責任を押し付けられて無念だっただろうなと…(政治指導部の責任ですね)。

    >ウクライナの準備不足は旧ソ連から受け継いだ戦力の整理に起因しており、特に工兵部隊の大部分が解体され、所有していた掘削機などの重機も全て売却されてしまった。ある工兵部隊が要塞建設のため東部戦線に到着した際、この部隊が持っていたのは1960年代の古い機材とシャベルだけだった

    15
      • Easy
      • 2024年 5月 03日

      >ある工兵部隊が要塞建設のため東部戦線に到着した際、この部隊が持っていたのは1960年代の古い機材とシャベルだけだった

      ただ。
      ロシア軍も、持ってるのは1960年代の装備とシャベルだけだったんですよ。
      が、あれがないこれがないと泣き言を言うウクライナ軍と。
      ウオッカ飲みながらスロヴィキンラインを作り上げてしまうロシア軍との差がどこでついてしまったのか。
      慢心、環境の違い・・・

      19
        • たむごん
        • 2024年 5月 03日

        仰る通りです。
        国力の差はあれど、結果論として、いろいろと違いを感じます。

        ロシアのシャベル・スロヴィキンラインが、馬鹿にされていた頃を懐かしく感じてしまいます。
        すっかり評価が変わってしまいましたね…。

        13
    • 伊怜
    • 2024年 5月 03日

    目先のことしか見えて無くて全体を知らないような雰囲気を感じる
    国を守るという目標はあっても達成のための手順が考えられていない

    >ウクライナの準備不足は旧ソ連から受け継いだ戦力の整理に起因しており、特に工兵部隊の大部分が解体され、所有していた掘削機などの重機も全て売却されてしまった

    結局即戦力になる物しか見てなかったんでしょうな
    これを見るに今の上層部が、というよりウクライナ自体の気質でしょうかね

    27
      • Dr.Strangelove
      • 2024年 5月 03日

      >>結局即戦力になる物しか見てなかったんでしょうな

      書き方が曖昧ですが、おそらく工兵部隊の解体は90年代の出来事と思われます。当時のウクライナは素寒貧で、ロシアから買ったガスの代金を格安だったのにも関わらず払えなくて踏み倒し、国家丸ごとガスを止められたりしたので、(なお未だに払っていない分がある)重機を売り飛ばすくらいは仕方なかったでしょう。当時はロシアとの仲も良好で、さらに誰も戦争の余裕はありませんでした。

      しかし、2014年以降に関しては非難されても仕方ないでしょうね。軍事予算を相当増やしたはずですが、金はどこに消えたのでしょう?武器と人員で消し飛んだ?それとも官僚の懐?

      ゼレンスキー大統領も役に立たなかった戦車をしつこく要求して顰蹙を買うくらいなら、重機とシャベルを貰えば良かったのに。どの国も快く渡したでしょう。後退の可能性すら考えるのを嫌ったのなら、(多分そう)どこかの第三帝国にそっくりとしか言いようがないですね。

      54
        • 暇な人
        • 2024年 5月 03日

        ロシアから格安でガス分けてもらっていても踏み倒して、欧州に売る分のトランジット料金もらっても財政難で何もかも売り飛ばす状況なのに、ロシアと対立してガス代値上げされ、パイプラインをドイツまで直通にされ、徴兵制復活に軍備増強までやって財政が持つわけがない。
        税金と公共料金などの国民の負担総額はロシアの何倍もあるといわれてます。

        22
          •    
          • 2024年 5月 03日

           単純な貧乏が原因じゃない。  
          >ロシアから格安でガス分けてもらっていても踏み倒して
          「転売禁止の格安ガスを転売して数千億円を政治家・官僚が懐に入れて、ロシアにキレられる」が、抜けているな・・・
           世界一美人の政治家など民主主義勢力が中心になり行った不正なので、バイデン など民主党にお金が流れているのが、ウクライナ戦争の原因の一つと思われる。

          政治家と官僚の強欲が、国を蝕み、軍を蝕んでいる。そして、西側政治家は美味しいので、それを支援。

          19
        • 2024年 5月 03日

        >しかし、2014年以降に関しては非難されても仕方ないでしょうね。軍事予算を相当増やしたはずですが、金はどこに消えたのでしょう?武器と人員で消し飛んだ?それとも官僚の懐?

        普通に考えれば人件費でしょ。ソ連崩壊後でチェルノブイリを抱えたウクライナなんて超貧乏で、その劣悪なファンダなのにプーチンが2014年に侵略して来てきたら無い無い尽くしの中で軍隊を作って対応する羽目になったんですからね。お金が無いから新興財閥の私兵組織をあてにしたり極右な勢力も頭数に入れるしか無かったわけですよ。

        >ゼレンスキー大統領も役に立たなかった戦車をしつこく要求して顰蹙を買うくらいなら、重機とシャベルを貰えば良かったのに

        戦車供給の要請はパッケージの極一部ですよ
        ゼレンスキーが要求していた装備で一番は弾薬、二番目はF16で戦車はその次では?
        2022年2月のときにゼレンスキーは「欲しいものは乗り物ではなく弾薬だ」と言っていたでしょ。
        キーウの直ぐ側まで侵攻して来たロシア軍をウクライナ軍の独立砲兵旅団2個の猛砲撃で阻止したのは周知の事実です。
        その時からウクライナ軍の生命線は砲兵の火力ですし砲と砲弾が最重要装備で、ゼレンスキーは初期から西側に要望していますよ。ヨーロッパが約束した100万発の砲弾の内期限までに届いたのは3割に過ぎませんでしたが、マクロンがNATO域内産の弾薬のみに固執して支援妨害をしなければ史実よりも10万発以上多く間に合ったでしょう。砲弾10万発が史実よりも多ければアウディーイウカは陥落せず持ち堪えたのは確実です。

        F16の要求も2022年の夏ごろから報道されていましたし、その時点からバイデンがF16供与を決めていれば現在の防御戦闘にF16の投入はできたでしょう。砲弾にせよF16にせよ自国の軍人からの要求を反映していた事がわかります。

        6
          • Dr.Strangelove
          • 2024年 5月 04日

          >>戦車供給の要請はパッケージの極一部ですよ

          金銭的にはその通りですが、当時戦車が不可欠であり、極めて有用だとゼレンスキー大統領やそれに同調した西側メディアは盛んに述べていました。待望の反転攻勢での体たらくはご覧の通りです。その時戦車に付いて説いた時間の1割でも重機や工兵機材に当てていればもっと状況は良かったかと。

          >>欲しいものは乗り物ではなく弾薬だ

          キエフ陥落寸前の当時と反転攻勢準備期では全く異なる状況でしょう。ゼレンスキー大統領は「反転攻勢は戦車がなければ開始できない」とまで言っています。(砲も同列ではあります) 
          ソース:リンク

          砲兵の重要性は完全に同意ですが、砲弾10万発でアウディーイウカを守るというのは難しいでしょう。到着時にもよりますがその多くは反転攻勢に使われたはずです。

          さらに、陥落を決定づけたのはバフムートの頃とは違い、滑空爆弾の猛爆撃でした。また、ロシア軍はドローン、航空支援、SAMによってウクライナ軍の能力を制約していたので砲弾が少し多くとも厳しいでしょう。少なくとも確実に持ち堪えるとは思いません。しかし、セミョーノフカやオチェレティネの防衛は少し楽になっただろうと思います。

          1
      • kitty
      • 2024年 5月 03日

      わーくにの自衛隊はどうなんでしょうかね。
      災害出動を見ると施設科のお風呂テントの準備とかはスゴイなあと思いますけど、泥臭い陣地構築とかの能力はどうなっているんだろう。
      重機の類は、民生品をODに塗っただけって話ですけど、必要な台数があるのかどうか。

      12
        • たむごん
        • 2024年 5月 03日

        自衛隊は、建設機械を保有していますが、能力は貧弱ですね。

        西尾レントオール・カナモト・アクティオのような、レンタル会社・リース会社が、日本では建設機械を多数保有しています。
        民間重機の燃料補給・運搬計画、オペレーターの確保なども、組み込んでいく必要はあるでしょうね。

        陣地構築のために、民間の構築物を破壊・土地を大規模利用するような事例も、ほぼないように思えます。
        防衛出動命令および展開予定地域のような指定、特にないでしょうから。

        (2024/02/02 災害時に不足する建設機械 陸上自衛隊北部方面隊とレンタル業者が協定 災害発生時にブルドーザーなど優先的に貸し出し Youtube)
        (Q&A(武力攻撃事態対処関連三法案) 自衛隊)

        8
      • nachteule
      • 2024年 5月 03日

       日本は戦争してないけど耳が痛い話。ウクライナでどこにお金が行ったかはあるだろうが14年から何もしてなかったわけでも無いし、お金が無くて結局は限られた陸上兵力の増強だけに留まっている。

       後出しならナントでも言えるでしょうよ、2014年から始めるべきだったと言うなら北朝鮮並の事を国民が求めた、もしくはそれを許したかって話。
       個人的には無理だと思うけどね、仮に要塞建設してどこにどれだけの規模のを作るつもりだったかはあるし、ロシアはそれ相応の装備の備蓄をしていて多少マシなレベルでしたと言う結果もあり得たわけだし。

      6
    • とも
    • 2024年 5月 03日

    第67旅団の将兵には落ち度がないどころか、圧倒的不利な条件下で命懸けで戦ったのに戦犯扱いですか……

    42
      • TKT
      • 2024年 5月 03日

      エイブラムス戦車やブラッドレーを装備する米式装備の第47独立機械化旅団でも、作戦失敗の責任を問われて半年くらいで旅団長が4回くらい変っているとかデービッドなんとかさんの記事にありました。

      第67独立機械化旅団は前線配備からほとんどあっという間に、掘壕中に壊滅というのに近いでしょう。参謀本部の参謀の方が無能だったということでしょうか?昔の日本でも聞いた話ですが・・。

      もともと強固な要塞線に近いものは、バフムトやアウディイウカ、ソレダルであったわけで、それらはすでに陥落してロシア軍に突破されたわけです。

      5
        • とも
        • 2024年 5月 04日

        ありがとうございます。
        あの部隊でもそのような状況なのですね……

        上の無為無策による失敗を現場の責任にされるというのは、戦時平時にかかわらずあるのでしょうが、ただただ理不尽だなと。

        いくらお国の為だと言われても、そのような人達のせいで死ぬくらいなら、自分なら国外逃亡か降伏を選んでしまうかもしれません。
        (日本では前者は難しいかもしれませんが……)

        2
    •    
    • 2024年 5月 03日

    ロシア軍に突破能力はないからなんとかなるやろ

    4
      • kame
      • 2024年 5月 03日

       そう言ってる間に国が無くなってなければいいですが。

      38
      • 名無し
      • 2024年 5月 03日

      希望的観測は国を滅ぼすぞ

      26
      • 匿名11号
      • 2024年 5月 03日

      正確には、突破後に進撃を維持する能力でしょうね。

      せっかく犠牲を出して前線をこじ開けても、あまり進出距離が稼げないうちに侵攻が止まり再侵攻までの停滞期間に入る繰り返しですからねえ。端末輸送の能力が貧弱だとあり得る話です。

      2
        • 名無し
        • 2024年 5月 03日

        輸送能力以前に大規模な機動戦が出来る様な戦場の様態ではない以上は部分突破しようが長躯進出とかする訳ないじゃん

        6
          • 匿名11号
          • 2024年 5月 04日

          別に端末輸送能力以外の要因もあり得ることは否定しませんよ。
          例えば前線部隊の練度が恐ろしく低いとかね。

          まあ、通年的に「突破後に進撃を維持できない」という現象には変わりありませんが。

          1
    •    
    • 2024年 5月 03日

    アメリカの傀儡国家はどうしてこうもgdgdなんでしょうか。
    南ベトナム…アフガニスタン…ウクライナもその一つに加えられない事を願いたいですね。

    43
      • lang
      • 2024年 5月 03日

      そりゃ口ばっかりうまい人が米国システムじゃ優秀な人間と評価されるので

      多分米国流評価だと優秀で投資先としては適格なんでしょうね

      42
      • ポンポコ
      • 2024年 5月 03日

      いい視点ですね。歴史的に殆どそうなんですよ。これは鉄板に当たっているのです。

      例えば、韓国の李承晩もそうなんです。

      結局、アメリカの官僚やCIAは、口がうまくて、かつ言うことを聞きそうな指導者を選ぶのです。評価規準が間違っていて、何人かの選択肢で最悪の人を選んでしまうのです。

      ゼレンスキーの場合は、国民が選んだのですけど、アメリカの評価は高かったと思います。

      それと、今回のブログのテーマは、戦況が悪いので。責任の擦り付けあいが出てきた面もあると思うのです。結果が悪いので。

      3
    • 反革命分子
    • 2024年 5月 03日

    あんな無理筋な攻勢を発動したのって、もしかして機材の不足で陣地構築が難しかったからという理由もあったりするんでしょうか?

    攻勢がうまくいきそうだから、ではなく守勢がうまくいかなそうだから、で攻勢を選択。

    そして攻勢は失敗し、やむなく守勢に転ずるもの機材がない上に攻勢で戦力を消耗したために状況は余計に悪化。

    22
    • 古銭
    • 2024年 5月 03日

    14年以降のウクライナを平時とするのは語弊がありますが、22年の侵攻以前の大規模な要塞建造は予算・対露関係・戦火を厭う国民感情など様々な面で難しかったでしょう。

    そして開戦後ですが、同国は開戦一年強で生産年齢人口の約35%が労働市場を離れるなど労働力が減る一方。建設業界は従業員の動員免除や猶予を獲得しやすい業界ではない上、戦時中でも後方で多くの需要があるため、余裕があるとはとても言えません。政府予算も潤沢とは言い難い状況で、攻撃対象にされながらの要塞建築に十分なパフォーマンスを発揮しろというのは汚職を抜きにしても酷でしょう。
    軍に関しても今戦争に適応した防衛線構築の知見を得た頃には既に余裕があったか怪しいと思っています。大規模な反攻を考慮せず守勢に徹すれば可能だったかもしれませんが、民意も支援国もそれを支持してくれるかは怪しいところでしょう。とはいえ政権はそうと言っていなかったので、責められても仕方ないのですが。

    22
    • 傍観者
    • 2024年 5月 03日

    「ウクライナ強い」、「ウクライナ勝っている」の偽情報の一番の被害者はウクライナという事だな。自分のフェイクで自分を騙す。よくあることだ。詐欺師は自分自身を騙すことから始める。自分自身が思い込んでなければ他人を騙せないからだ。露軍の戦略的な撤退の成功はウクライナ軍の電撃勝利にすり替えられた。露軍は包囲もされず潰走もせず粛々と撤収した。キエフの勝利、ハリコフの勝利、へルソンの勝利の誤解が南部での自滅的な攻勢に繋がり現在の壊滅的な状況を招いた。所詮プロパガンダでは戦争に勝てない。

    53
      • 匿名11号
      • 2024年 5月 03日

      >詐欺師は自分自身を騙すことから始める。自分自身が思い込んでなければ他人を騙せないからだ。

      まわりくどいですが、つまり、

      「『ウクライナ強い』、 『ウクライナ勝っている』の偽情報の一番の被害者はウクライナという事だ」
      「所詮プロパガンダでは戦争に勝てない。」

      との貴殿の主張自体は、本心ではないということですか。それはそれは。

        • 傍観者
        • 2024年 5月 03日

        詐欺師=ウクライナという意です。これならばお判りいただけますか?
        勝った・強いと宣伝しすぎてウクライナは自分でホントに強いと勘違いしてしまったのです。
        弱い事を自覚していれば打つ手はありますが愚かなことは致命的です。

        26
          • 匿名11号
          • 2024年 5月 03日

          これは失礼。

          「露軍の戦略的な撤退の成功はウクライナ軍の電撃勝利にすり替えられた。露軍は包囲もされず潰走もせず粛々と撤収した。キエフの勝利、ハリコフの勝利、へルソンの勝利の誤解が南部での自滅的な攻勢に繋がり現在の壊滅的な状況を招いた。」

          が、かなり無理してそう思い込んでるように見受けられましたし、そう考えれば辻褄も合いましたもので。

          2
    • 戦況
    • 2024年 5月 03日

    ウクライナでは勇敢な志願兵士は既に前線か死傷しており新たな徴兵制度では士気が低い
    ロシアの徴兵制度ではウクライナなどの前線送りが禁止されてるが高給?で志願兵が補充
    でき報酬で人がよく働くのは世界共通です
    アメリカNATO諸国が軍事支援しても5月で任期切れのゼレンスキー政権を延命させるだけ
    ロシア軍が滑空誘導爆弾や砲火力で圧倒しながらドネツク州西部の要塞都市を制圧すれば
    ウクライナ軍総司令官解任では収まらずゼレンスキー退陣か大統領選になるでしょう。

    15
      • 無名
      • 2024年 5月 03日

      モスクワテロ以降、モスクワの若者もかなりの数が軍に志願したみたいですね。
      全くの軍務未経験者はまだ戦場で役に立つレベルには育ってないと思いますが、軍務経験ありの志願者はそろそろ戦場に出てそう。

      26
    • ルイ16世
    • 2024年 5月 03日

    去年の春に要塞建設を主張するのはウクライナの攻勢は失敗しロシアが勝つと言っているのと同じですからね
    遠く離れて戦争している訳でもない日本のネット空間でも親露派のレッテルを貼られましたからウクライナで実名で主張するのは困難だったでしょう
    その上で道理があるならば世論の反対を押し切って勇気を出してくれた賢者の意見を取り入れるのがトップの仕事の訳ですが責任を捨てノリと支持者のご機嫌取りと思想に走ったのは批判されるべきと思います

    36
    • F-117A
    • 2024年 5月 03日

    これはウクライナの若者を日本に招いて自衛隊で災害救助訓練を受けてもらわないといかんのでは。
    卒業時にはMade in Jaapnの重機をプレゼント

    3
      • CB
      • 2024年 5月 03日

      訓練課程を済ませてお帰りになられる頃には、恐らく政府が変わっているのでは
      日露友好のかけはしになって頂くというのも、それはそれで悪くはありませんが

      18
        • F-117A
        • 2024年 5月 03日

        人手不足だから自衛隊に新たな工兵部隊を作りましょう

        2
          • 名無し
          • 2024年 5月 03日

          実際国家体制が変わった場合で帰国したくなくなったら帰化して自衛隊の工兵になって貰うのはwin-winかも知れませんね

          1
            • 名無し
            • 2024年 5月 03日

            工作隊として採用したハズが、気がついたら自衛隊が海外派兵するときには、いつもウクライナ帰化部隊が派遣され。。。

            3
              • F-117A
              • 2024年 5月 03日

              ブルドーザーのハズが、120mmの筒が何故が付いているとか

    • どぶろく
    • 2024年 5月 03日

    米国で民主主義を守る為、ウクライナに対してレンドリース法が採決されたけど、どうなんかな〜兵士が居なければ役にたたんような気がするんですけど。皆様どう思いますか?
    と、民主主義を守る為であるなら5月の大統領選は確実にやるんですかね〜それはそれで、ゼレンスキー氏は頭が痛いのかもしれません

    10
      • paxai
      • 2024年 5月 03日

      兵士がいなければどんな兵器も役に立たんのは事実だけどウクライナは人口がそこまで少なくない。海外に逃げた男性を多めに見積もってもイスラエルの倍以上の母数がいる。
      そして先日まで民間人だった男は僅か5週間で不十分ながらもレオパルト乗りに育成される。歩兵になる。
      ゼレンスキーが腹括れば議会の影響を無視し動員しまくれる。士気低下も督戦隊で対処可能でしょう。
      それ独裁に向かってない?と言われればそうだけど欧米は正直それを望んでるように見える。支援する側としてはその方が好都合ですし。ロシアの苦難は続くように思う。

      3
        • 名無し
        • 2024年 5月 03日

        欧米の支援で傀儡の独裁政権が樹立された結果、腐敗して汚職が横行し、怒った民衆や軍部によって欧米の傀儡政権が打倒されるまでが、ワンセットやで。

        8
        • Whiskey Dick
        • 2024年 5月 03日

        >ゼレンスキーが腹括れば議会の影響を無視し動員しまくれる。士気低下も督戦隊で対処可能でしょう。
        それ独裁に向かってない?と言われればそうだけど欧米は正直それを望んでるように見える。

        それは完全に南ベトナムなのでは?ウクライナがそこまで間抜けだとは思いたくない。
        しかし今も汚職体質は改善せず(ロシアのプロパガンダと思いたいが)強制的な徴用も横行しているらしい?
        ウクライナは優れた穀倉地帯で地下資源や工業地帯まで存在したのにソ寡頭制連崩壊後から殆ど経済成長していない。独立から戦争前の時点で人口が700万人も減少していた。在日ウクライナ人識者によるとウクライナが経済成長できない理由はロシアの勢力圏を脱することができずEUに入れないからと説いていたが、そのロシアも21世紀に入ってからリーマンショックの時期を除けば一貫してGDPは伸びている。彼の国にはどうにも解決不能な深刻な問題が潜んでいる(まとまりに欠ける多民族、アノミーとニヒリズム、民主主義と称する事実上の寡頭制?)。

        6
    • AAA
    • 2024年 5月 03日

    ロシアの後方支援能力の高さに驚く
    ウクライナ軍レベルの攻撃じゃ戦線は崩れないんだな

    16
    • ひま
    • 2024年 5月 03日

    これ、今のラインから撤退すると大幅に領土削られるって解釈で合ってる?

    4
      • たむごん
      • 2024年 5月 03日

      兵士が削られ続け・防衛線が未整備のため、(停戦までに)どこまで後退すれば戦線が安定するか、分からないという解釈の方が正しいかと。

      もちろん、ロシアのロジスティクスに依存するとは思います。

      現状、停戦どころか休戦すら話がまとまりそうにないので、一時停止(寒期・泥濘期など)を挟みながら、5年くらい領土を削られる続ける可能性すら有り得ます。

      (2023年12月27日 「ウクライナで5年戦う」 習氏動かすプーチン重大発言 日経新聞)

      8
    • マンボウ
    • 2024年 5月 04日

    今から塹壕を掘ろうとしても重機や工兵がロシア軍のドローンに狙い撃ちにされるだけなので、やるとしたら前線で時間を稼いでいる間にドローンの射程圏外の思いっきり下がったところに陣地を構築することかな

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