またまた鳥見記録が滞ってしまいました。

ウィーンは今年の冬、極寒日が少なかったように思います。

それでも冬の寒々とした公園には、野鳥のために餌台や餌ボールを吊るす市民の姿が今年もたくさん見られました。

 

 

日差しが少し暖かく感じられた先日、「中央墓地」に鳥見に出かけました。

 

東京でも「多磨霊園」にはよく鳥見に行っていましたが、ここウィーンでも中央墓地は絶好の鳥見スポットです!

 

さっそく、墓石の陰になにか動くものが・・・。

 

「あ!人間発見!!!」

 

・・・と、先に発見されてしまいましたが・・・「鹿、発見!!!!」

 

なんとウィーン市内にある中央墓地には野生の鹿が生息しています。

奈良公園の鹿とは異なり、人間を見つけるとダッシュで逃げていきます。

こんな町なかで、野生の鹿(それも群れで!)に遭遇できるなんて、ちょっと感動です。

 

・・・ん?また何か動くものが・・・。

「・・・野ウサギ、発見!!!」

 

墓石をバックに、全力で跳んでいくのは、野ウサギでした。

中央墓地には野鳥だけでなく、色々な生き物が生息しています。

 

さて、針葉樹林から小さな小さな鳴き声が聞こえてきました。

声の主は・・・

「あたしです♪」 by キクイタダキちゃん

 

墓石にちょこんと乗っている姿のなんてキュートなこと!

体長9cmほどの、小さな小さなキクイタダキは、頭に王冠を冠しているように見えることから、ヨーロッパでは「鳥の王」として称されることもあるそうです。

 

 

ちなみに、キクイタダキの仲間の「マミジロキクイタダキ」は、我が家の中庭に遊びに来てくれたことがあります。↓

 

ちょっと藪の中で暗いですが・・・。目の上に白いラインが見えます。

 

 

さて中央墓地に戻り・・・。

木の上の方で、見慣れない鳥を発見!

 

なんでしょう、全身に点々模様があり目立ちます!

調べるとどうやら「ヤドリギツグミ」のようでした。

体長は28cm、つぐみよりもかなり大きく感じました。

 

葉っぱや小枝を組み合わせた、巣を作っていました。

 

その他、出会った鳥たちは・・・

アカゲラ

アオガラ

ヨーロッパコマドリ

 

地上で餌を探すアオゲラ

 

日本で見かけたアオゲラとはちょっと顔が違います。

(こちらのアオゲラの方が、眼光鋭い気が・・・^^;)

 

市内中心部からトラムで20分ほどで行ける中央墓地、また次の出会いに期待したいと思います。

「またね!」

 

*本日の記録写真は、ほとんどが夫N氏の撮影です。

 

 

 

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