日本妖怪探訪「妖怪の目にも涙?」 | 加納有輝彦

日本妖怪探訪「妖怪の目にも涙?」

日本妖怪探訪「妖怪の目にも涙?」

 

 現在の肌感覚で、小池都知事がカイロ大学を正規に卒業していると信じている日本人は、果たして何%いるのだろうか。

 ジャーナリスト、評論家、メディア界隈では、「誰一人信じているものはいない。」という。

 

都知事界隈は皆、嘘なんだろうなと思いつつ、それを許容し、とぼけ続けている、あるいは諦めている。

東京都記者クラブの「正義のジャーナリスト」の面々も、昨日の記者会見を見るに、へこにすの集まりである。

(へこにす=岐阜弁で腰抜け)

 

 当該記者会見にオンラインで参加し、質問しても無視された佐藤章氏(元朝日新聞記者:ジャーナリスト)は、へこにす記者たちは、都知事に飼いならされているという。申し訳程度には学歴詐称の質問はあったが、いわば予定調和に終わった。

 

 飼いならされるといえば、都知事が自ら推薦したお体が不自由な候補者の応援演説に行き、彼に水分を補給する図を見て、「餌付け」している図であると揶揄した識者もいた。一事が万事、こうなってしまうのは、お世話になった人を次から次に裏切ってのし上がってきた過去から、身から出た錆でございましょうか。

 

さて、次の女帝の犠牲者と目されているのが、この期間雲隠れしていたらしい樋口千代田区長である。現在の都知事の逃げ口上の文脈からすれば、「私の知らないところで、樋口が勝手に工作をしたのよ。私は全然知らなかったのよ。」と言うに違いないと巷間かまびすしい。
 

 樋口千代田区長の運命や如何に?小池氏は樋口氏を果たして斬るのか。彼の将来のために、自らを犠牲にするのか。ゴシップ的興味ではある。

 

 妖怪の目にも涙を、せめて期待したい。

 

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