仏検1級の勉強でやったこと・やらなかったこと【その1】

仏検が終わり、気が抜けてしまい全然DALF C1の勉強が進んでいません…💧 とりあえず忘れないうちに仏検に関する記事を書いてしまおうと思います。

ということで、今回は仏検1級受験にあたって勉強したこと、しなかったことについてまとめておきます。

今まで「仏検1級を受けるぞ!」と意気込んで不合格というのを数回繰り返し(15年以上前ですが)、それ以来勉強する気も失せて中級レベルのまま放置していました。2017年に一念発起してフランス語の勉強を再開し、去年の年末から作文力強化の授業、今年は再びDALF C1レベルの授業を受けてきました。

正直、これらの授業についていくのが精一杯で、授業の予習・復習、宿題、エクスポゼ(論証的なものを求められる)の準備などに時間がかかり、仏検用の勉強時間はほぼ取れませんでした。やっていることは同じ「フランス語の勉強」ですが、仏検はちょっと癖があるし、日本語が介在している試験なのでそれなりに対策が必要。手元にあった『仏検公式ガイドブック1級』(私が使用したのは2017年度版)を1回やり、15年前と出題傾向が変わっていないのを確認して自分なりに対策を考えました。

まずは、時事用語や前置詞の問題など、一度対策本で扱われたら同じ単語は本番の試験には二度と出ないし、そういう項目についてはあまり深く悩まないこと。名詞化の問題も然り。(ただし名詞化は同じ文型が使える可能性があるので一応確認) 対策本をやってみて感じたのは、たまたま問題の中に出てきた「その単語」を知っているか否か、が合否に大きく影響すること。私の場合、問題によっては全問正解、あるいは全問不正解という極端なことが起きるので、今回は「フランス語力の全体的な底上げ」に集中しました。

そのためにはフランス語に対する向き合い方を根本的に変えよう、と決心。

◆ C1の授業を真面目に受け、予習・復習も怠らない。

◆ 授業や日常生活、TV・ラジオ等で耳や目にした知らない単語は徹底的に調べる(仏検を見越して仏和辞典使用)、そしてその単語は全部覚える。

◆ すべての娯楽を仏語で。(私の場合はテレビドラマ『The Big Bang Theory』を仏語吹き替えで見る。好きな漫画や小説も全部仏語版。仏検前後の数ヶ月は日本語使用も極力控えました。)

◆ 毎日1時間は仏語読書。こちらは知らない単語を調べているとキリがないので分からなくてもスルー。ひたすら読む。

◆ 毎日1時間はPodcastでフランス語の時事番組や教養番組を視聴。これも徹底しました。【オススメの番組についてまとめてあります☞『おすすめフランス語Podcast番組』

こんな生活を数ヶ月送りました。正直リラックスできる時間が少なく心身ともに疲れましたが、知らない単語・聞き取れない言葉がかなり減り、自分でも「フランスに暮らしていて楽」と初めて思うことができました。

ただし、勉強すればするほど自分に足りないスキルを思い知らされ、調べても調べても知らない単語はどんどん出てくるし、ある一定のレベルを超えた文章や音声になると急にまたチンプンカンプンになって凹む、ということの繰り返し。みごとに「仏語沼」にハマってしまいましたT-T

今回、ようやく仏検1級に合格することができましたが、これでようやくスタートラインに立てた、というのが正直な感想です。

長くなってきましたので、仏検1次の筆記・書き取り・聞き取り試験の全12大問についての反省、「勉強したこと・しなかったこと」「これが役に立ったのかな?」と思えたことについては次の記事で細かく分析したいと思います。


続きはこちら☞『仏検1級の勉強でやったこと・やらなかったこと【その2】』

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