2024.05.01 WED
近況
在厩場所:美浦トレセン
木村哲也調教師「調教をこなしつつ動きは上向いてきているなと感じていましたし、ダートで変わり身が見られればと期待していたものの、杉原誠人騎手の話では、3コーナーくらいから早くも手応えで悪くなってしまったようです。キックバックを受けて嫌気が差してしまったのだと思いますし、ジョッキーの言うように芝の方が良いのかもしれないですね。ただ、トレセンに戻って状態を確認したところ、右前膝に腫れ・熱感があったことから、獣医師に詳しく調べてもらった結果、橈骨遠位端の骨折が判明しました。牧場サイドともレントゲンの画像を共有しており、トレセンでオペを行うかも含めてどうするか、今後の方針を相談させていただきます」
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マジかぁ~~~~~。
思考回路、停止中。
一番恐れていたことが、現実となってしまった。
シルクでは滅多に無い、水曜日の更新。
大体、このパターンは、悪いことしか起きない。
恐る・恐る 内容を見てみると、骨折の二文字が・・・。
これは、参ったね。
内容を見てみると、『 右前膝 橈骨遠位端 』 の骨折らしい。
2歳時に骨折した同じ場所です。
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16番 前腕骨格(尺骨・橈骨)(赤の四角で囲った部分です)
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う~む。
遠位端の骨折なので、場所にもよるけど、
たぶん、手術して治るとは思うが、
1口馬主クラブの牝馬の引退は、6歳の3月と決まっているので、
すでに1年を切っているだけに、
ここから手術して、復帰までの日数を考えると、
軽度で回復が早かったとしても、
1回走れたら、ラッキーという見立てです。
キムテツ厩舎で、連続で使うことは無いのも加味すると、
2回は無理でしょう。
ということで、総合的に判断すれば、
ちょっと早くなってしまうが、血統的な期待値もありますし、
繁殖牝馬としての仕事が待っているから、
手術して、来年の繁殖に間に合わせるというのが、
妥当なラインでしょう。
ましてや、両前脚に関しては、
同じ箇所の骨折及び骨片摘出手術をやってるし、
かなりの重度だったのもあるので、
引退を考えるのが普通でしょうね。
成績としても、準オープンで、2着はありますが、
確実に勝てるレベルには達してないし、
この辺が頭打ちの感もあるから、引退になるでしょう。
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それと、キムテツ厩舎というのも、あると思う。
この厩舎は、常勝軍団で、
これから、2歳馬たちも入厩ラッシュとなりますし、
超良血馬や、期待値の高い馬が多くいて、
層が厚いのは、理解してるんで、
私の過去の出資馬では、バッサリ切り捨てられるのは仕方ない。
こうなるのは、リーディング上位厩舎に出資した宿命でもあります。
一応、現時点では、現役ですし、
協議の末ということですから、待ちたいと思っています。
それにしても、残念なのは、前走時の
杉原騎手が、
「3コーナーぐらいから、早くも手応えが悪くなった」
というコメント。
「じゃあ~レース止めてくれよ!」
と、言いたくなる。
想像なので何とも言えませんが、
この時点で、骨折してた可能性はありますね。
「キンカメ産駒なだけに、ダート適性はあるかも!?」
と思ってましたが、無いパターンもあるわけで、
だとしても、いくらなんでも、負けすぎだからです。
完全にレースになってない感じですから、
レース中の骨折だった可能性は、否定できないでしょう。
異変を察知できたのなら、
止めて欲しかった気持ちの方が大きい。
骨折してるんで、止めたからって、
折れた骨は変わらないにしても、
悪化はしないわけですし、
リアグラシアの事を考えると、痛かったでしょうしね。
まぁ~この騎手だから、多くを望んでも無理でしょう。
そんなレベルの騎手でも、無いですしね。
敏感に察知できる人なら、競走中止してるはず。
「レース中の骨折が認められれば、保険とか降りるのかな?」
それよりも何よりも、本馬のことが、心配です。
さすがに引退は、ほぼ確定的かな。
ただ、重度の骨折から復活してくれて、
ここまで来てくれたのは、本当に感謝していますし、
リアグラシア自身は、
よく頑張った方だと思いますよ。
ただ、心残りなのは、レース選択や、オファーする騎手によっては、
オープンまで行ける力は、あったように思えます。
マーカンド騎手が騎乗した秋色Sでのガチ追いで、
3勝クラスになってから、イイところが無かったのに、
2着まで来た事。そして、あわやのところまで詰め寄っただけに、
惜しかったですわ。
まだ終わったのは、確定してないですけど、
覚悟はできてますので、続報を待ちたいと思います。
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