用賀駅周辺で建築巡り!おススメの名建築10選を紹介

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今回は世田谷区の用賀駅周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・用賀エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・用賀エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・用賀エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

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1.世田谷ビジネススクエア

世田谷ビジネススクエアは、用賀駅の北口エリアに建つ8つの建物群からなる商業施設、オフィス、市民施設等の複合施設です。
中心にあるGMOインターネットTOWERは、高さ100mの超高層ビルですが、隅部を雁行させて色の異なる3種類のガラスを使い分けることで圧迫感をなくし、建物に表情を与えているのが特徴です。
駅の出口の円形劇場風の大階段から街の様々な機能を立体的に繋げ、ポケットパーク等をつくりながら一つの街並みをつくりあげているのも注目です。

設計:アーキテクトファイブ+東急設計コンサルタント
所在地:東京都世田谷区用賀4-10
アクセス:用賀駅より徒歩約1分
竣工:1993年

2.マド・ビル

マド・ビルは、用賀駅から瀬田貫井線を東に進んだところに建つ地上3階地下1階建てのテナントビルです。
2本の道路が合流する先端の3角形の敷地に建つ建物は、形態規制によって宝石のようにカットされているのが特徴です。
敷地条件と法規による形態制限を上手く利用して複数あるテナントの入口や動線を上手く処理しつつ、彫刻的な形態と壁面全体に市松模様のように散りばめられたマドで全体を一つの建物にまとめ上げているのが面白い建築です。

設計:アトリエワン
所在地:東京都世田谷区用賀3-12-19
アクセス:用賀駅より徒歩約7分
竣工:2006年

3.小野デンタルオフィス

小野デンタルオフィスは、用賀の閑静な住宅街に建つクリニック件オーナー住宅です。
クリニックと住宅は、街に対して閉じつつ開くことが求められますが、吹抜けやハイサイドウィンドウを上手く組み合わせることでこの難題を解いているのが特徴です。
空間を立体的に使うことで外部との関係や空間の抜けを上手くつくりだしているのも素敵です。

設計:吉松秀樹/アーキプロ
所在地:東京都世田谷区用賀4-26-21
アクセス:用賀駅より徒歩約6分
竣工:1993年

4.鴨水層

鴨水層(オウスウソウ)は、小野デンタルオフィスからすぐの場所に建つオフィスビルです。
南北に分かれた2つの棟の間をエレベーターと螺旋階段が繋いでいて、ちょっと近未来感も感じるハイテックなデザインとなっています。
様々な素材を組み合わせ表出させることで、素材の持つダイナミックさや軽やかさがヒシヒシと伝わってくるのも面白い建築です。

設計:伊坂デザイン工房
所在地:東京都世田谷区上用賀5-2-10
アクセス:用賀駅より徒歩約7分
竣工:1995年

5.用賀プロムナード

用賀プロムナードは、用賀駅と砧公園の間にあるプロムナード(散策路)です。
自動車交通が優先され、道路によって家々が分断される近現代の住宅地に対して、既存道路に様々な仕掛けを施すことで歩いていて楽しく安全で憩いや交流の場となる道路が目指されています。
瓦やタイル、石、木など様々な素材を組み合わせながら連続するプロムナードは、大建築家集団の作品というよりは素朴で親しみのもてる地域の道路になっているように感じます。
道路に刻まれた模様や百人一首は、車を運転する人にとってはハンプ(素材の変化や視覚的な差異によって車の速度を落とすしかけ)になっているのもとても上手いと思いました。

設計:象設計集団
所在地:東京都世田谷区用賀
アクセス:用賀駅より徒歩約7分
竣工:1986年

6.世田谷美術館

世田谷美術館は、砧公園の北側エリアに建つ美術館です。
公園の自然に寄り添うように高さを抑えつつ平面立面共に緩やかにカーブし、ボリュームが分散配配置された建築は、砧公園というロケーションの持つポテンシャルを最大限に引き出しています。
公園の自然や自然光を上手く屋内空間に取り入れていて、美術館を巡るだけでドラマチックな空間に幾度も出会うことができます。
エキゾチックなモチーフを引用した各部の造形も魅力的で、単に自然と一体化しただけではない、建築としての美しさも素敵です。

設計:内井昭蔵/内井昭蔵建築設計事務所
所在地:東京都世田谷区砧公園1-2
アクセス:用賀駅より徒歩約17分
竣工:1986年

7.120×120の森(木格子の家)

120×120の森(木格子の家)は、建築家の隈研吾氏が日本ハウスHDの為にデザインし、用賀の住宅展示場に建てられたモデルハウスです。
120mm×120mmの断面サイズの水平材とその間に挟まれたピースによって構成される建物は、木の持つポテンシャルを引き出しシンプルでありながら多様性も併せ持つ建物としてデザインされています。
木という馴染み深い素材を全面に使った建物は、ハウスメーカーの建物が建ち並ぶ住宅展示場においてかなり目立っていたのが面白かったです。

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都世田谷区瀬田5-20
アクセス:用賀駅より徒歩約10分
竣工:2018年

8.玉川台のアパートメント

玉川台のアパートメントは、玉川台エリアに建つ地上4階建て総戸数21戸の集合住宅です。
スタイリッシュな水平ラインと三角屋根がセットバックしながら立ち上がっていて、一見すると21戸の住宅が入っているようにはみえない一つの住宅としてのまとまりを感じるデザインが特徴です。
内部は見学できませんが、敷地は中庭を中心に2つの棟がブリッジで立体的に繋がる構成となっていて、小さなビレッジを形成しています。

設計:三木達郎+本橋良介/MMAAA
所在地:東京都世田谷区玉川台2
アクセス:用賀駅より徒歩約6分
竣工:2019年

9.用賀Yハウス

用賀Yハウスは、用賀駅から程なく歩いたところに建つ3世帯が暮らす住宅です。
コンクリートのスマートな外観は、街に出してと世帯間のプライバシーを守りつつ住宅全体を一体化しているように見えますか、内部には中庭が設けられていてそれぞれの生活や交流するようにデザインされています。
道路に面して設けられたアルミルーバーは外からの視線は遮断しますが、作品集をみると内側からは光や視線の抜けが上手くデザインされているようです。

設計:宮崎浩/プランツアソシエイツ
所在地:東京都世田谷区用賀2
アクセス:用賀駅より徒歩約6分
竣工:2001年

10.コスモスパジオ用賀

コスモスパジオ用賀は、用賀駅の南側エリアに建つ地上4階建ての集合住宅です。
鉄骨フレームにパンチングメタルの外装は一見すると分譲マンションには見えませんが、最近紹介した鈴木エドワード氏の建築に共通するデザインとなっていて、バルコニー空間を街との緩衝帯してデザインされているのがとてもユニークです。
緩衝帯からは大きな木々がはみ出していますが、中から見た時はどのようになるのかとても気になります。

設計:鈴木エドワード建築設計事務所
所在地:東京都世田谷区用賀2-29-2
アクセス:用賀駅より徒歩約6分
竣工:1988年

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