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京の一枚

京都 千本釈迦堂・千本釈迦念仏(大報恩寺)22日


正式名称は「千本釈迦堂 大報恩寺」です。


真言宗智山派のお寺で、山号を「瑞応山」と言います。


鎌倉時代初期に義空上人によって開創されました。


京都最古の木造建築物で現在も創建時そのままの状態を見ることができます。


「おかめ」は建立にを成功させた大工の妻であり、度重なる戦火を免れた本堂とも結びついて、厄除け、招福のシンボルになっています。


美人の象徴、おかめ発祥の地「千本釈迦堂」。


国宝にも指定されている本堂からは、鎌倉時代の息づかいが感じられます。


おかめにちなんで縁結び、夫婦円満、子育てにご利益がある言われており、おかめ節分や大根たきなど様々な行事も行われます。


そんな京都の個性的な観光スポット千本釈迦堂。


幾多の戦火を免れた本堂は、安貞元年(1227)の創建時からそのままのもであり、京都市内(京洛)最古の木造建築物として国宝に指定されています。


大報恩寺は、鎌倉時代の承久3年(1221)に義空が開いた真言宗智山派の仏教寺院で、千本釈迦堂とも称される長い歴史を持つ由緒あるお寺です。


安貞元年(1227)に建立された本堂は、幾多の戦火を免れ、800年近く経った今も当時のまま残る京都市内(京洛)最古の木造建造物として国宝に指定されています。


また、新西国三十三(観音、十六番札所)、近畿十楽観音霊場二番札所、京都十三佛霊場第八番札所、数珠巡礼会と、4つの霊場札所があることでも知られています。






室町期に始められたという念仏は、「遺教経」を千本式の唱え方で奉誦します。


本堂内には僧侶が歌唱する声明が流れ、その中で本尊釈迦如来像が特別に公開されます。





おかめ物語


お多福面の上の御幣

鎌倉時代に大報恩寺の本堂(釈迦堂)を作った大工の棟梁(高次)は、大事な柱の寸法を間違い短く切ってしまいました。


そのことを知った妻のおかめ(阿亀)が枡組を使うようにアドバイスし高次は無事に本堂建築の大任を果たすことができました。


しかし、おかめは女のアドバイスで棟梁が仕事を完成させたことを知られてはいけないと本堂の上棟式を待たずに自害してしまいました。




高次は上棟の日、妻おかめの冥福とお堂の無事を祈っておかめの面を御幣につけて飾ったと言われています。


この話を伝え聞いた人々が、貞淑で才知に長けたおかめ(阿亀)の菩提を弔うために、大報恩寺の境内に宝篋印塔(おかめ塚)を建てました。


この言い伝えから、大工の信仰を集め今日でも上棟式にはお多福の面を着けた御幣が飾られるようになりました。








■場 所: 千本釈迦堂


■期 間: 3月22日(※毎年同じ日程です)


■料 金: 拝観料:宝物館のみ500円


■アクセス: 市バス50「上七軒」

■お問合せ: 075-461-5973


■詳細ページ:http://www.daihoonji.com/


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。









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