ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

【本】中村文則『教団X』~共鳴し合ういくつもの物語~

1、作品の概要

 

『教団X』は中村文則の長編小説。

2014年12月に刊行された。

中村文則にとって15冊目に刊行された作品。

単行本で567ページ。

第一部が『すばる』2012年5月~6月号に、第二部が2013年8月~9月号に連載された。

謎の教団「X」をめぐり、翻弄される人々の運命を描いた。

f:id:hiro0706chang:20240423185432j:image

 

 

 

2、あらすじ

 

〇第一部

楢崎は、彼の目の前から姿を消した女性・立花涼子を探してとある宗教施設に足を踏み入れる。

内面に歪みを抱えていた楢崎だったが、おおよそ教祖とは言い難い松尾の気さくな人柄や懐の深さ、屋敷に出入りしている人たちの温かさに惹かれていく。

しかし、彼は松尾に詐欺を働いた謎の宗教団体「教団X」に拉致されてしまう。

楢崎は松尾へのスパイとして教団から解放され、不穏な空気の中講演会が始まるが・・・。

 

〇第二部

教祖には内緒でテロを企てる教団幹部の高原。

計画にアクシデントが生じる中、彼を慕う峰野、再び拉致された楢崎、高原と義兄妹の立花涼子の4人の男女の運命が複雑に絡み合いながら加速していく。

松尾は病で亡くなるが、彼の遺した言葉は4人の心に刻まれ、存在の根幹を揺さぶり続ける。

様々な思いが交錯する中、高原はテロを決行し、「教団X」のマンションが機動隊に包囲される。

すべてを操る教祖・沢渡の目的とは?

そして、避けがたいカタストロフィに向かって運命の歯車は回り始める。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

個人的に中村文則の最高傑作なんじゃないかと思っているのがこの『教団X』です。

思い入れがありますし、発売当時に読んで衝撃を受けまくった作品でもあります。

『銃』で衝撃を受けて中村文則という作家に興味はありましたが、当時はあまり本を読んでいない時期で、他の作品はそこまで読んでいませんでした。

ただ、『教団X』の刊行前に中村文則の作品を読む機会があり、どんどん惹きこまれていき、『教団X』が話題になっていたので単行本で購入しました。

 

そこまで熱心な読書家でない僕にとって、その当時村上春樹の作品以外で新品の単行本を購入するというのは革命的な出来事。

まるで聖書のような(あるいは性書であったかもしれません)分厚いこの本を見た時、この本は今すぐに読まなければならないという強い磁力のようなものを感じました。

ちょいちょいこういう磁力を感じるのですが、まぁ錯覚でしょうね(笑)

でも、そういった文学、音楽、映画、アートなんかが僕の存在の在り方に少なからず影響を与えているのは事実ですし、『教団X』という作品との出会いも僕の人生にとって物語のトピックスのひとつなのだと思います。

 

ただ、好き嫌いは分かれる作品だと思いますし、特に初期の純文学テイスト全開で、主人公の暗い内面を描いた作品が好きな人にとってはいまいちかもしれませんね。

いや、僕ももちろん初期作品好きなのですが・・・。

3人称で、俯瞰で描かれている感じがする作品で多くの登場人物の内面を描いているので感情移入はしずらいかもしれないですし、さまざまな要素が詰め込まれていてめまぐるしく展開していく物語に閉口してしまう方もいるかもしれません。

ただ、僕は『教団X』という作品が好きですし、作家・中村文則にとっても大きなターニングポイントとなった作品だったのではないかなと思います。

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

①『教団X』が中村文則の集大成的作品である所以

 世界と人間を全体から捉えようとしながら、個々の人間の心理の奥の奥まで書こうとする小説。

 こういう小説を書くことが、ずっと目標の一つだった。これは現時点での、僕の全てです。

いきなり、あとがきから入っちゃいますが、中村文則自身があとがきで語った言葉です。

これまで断片的に描かれていた物語の範囲を一気に広げて、主人公の心理を掘り下げるより、多くの人間の心の奥底まで描き、それぞれの物語の交錯から生まれる残酷な運命を描いた『教団X』ですが、やはり作者自身も並々ならぬ意欲で書いた作品であることがわかります。

 

『教団X』がこの時点での中村文則の集大成的な作品であったその理由は、それまでの作品でキーになっていた「罪と罰」「生い立ちによる内面の歪み」「悪」「神」「運命」「メンター」などの要素がすべてこの『教団X』に詰め込まれているからです。

『銃』『遮光』『土の中の子供』でみられたような不幸な生い立ちによる歪み。

『悪意の手記』『最後の命』での罪と罰

『何もかも憂鬱な夜に』でのメンターと継承。

『掏摸』『悪と仮面のルール』での悪の存在、運命。

『掏摸』『王国』での神。

『迷宮』『去年の冬、きみと別れ』でのミステリー要素。

 

それらのすべての要素を物語に盛り込みながら、多くの登場人物の心情の奥深くまで描いていき、そこに最新の脳科学量子力学を用いてこの世界の成り立ちにまで触れていく・・・。

いや、とんでもないスケールです。

よくこれだけ詰め込んだなぁ。

まさに集大成。

 

脳科学量子力学、仏教論などの知識をもとに世界の成り立ちを考えていくというのは新しい試みで新鮮かつ刺激的でした。

『私の消滅』でも脳科学の知識を用いてますし、『列』では生物学、今後書かれる作品では原始神道のことを書きたいと言っていた中村文則

興味深い試みだと思います。

 

戦争、テロをここまで血なまぐさく描いたのも初めての試みでしたし、『R帝国』『逃亡者』にも繋がっていったのだと思います。

この国のシステムや政治を辛辣に批判したのもこの作品がはじめてのようにも思いましたし、このへんから中村文則の発言に政治的なものが多くなっていったように思います。

 

こうして考えると『教団X』という作品が、集大成的な作品であったのはもちろん、のちの作品の布石にもなった重要な作品であったように感じます。

 

②歪んで生きずらさを抱えた人たち

中村文則の物語の核。

ミステリー路線の作品でも、もれなく主人公は歪んで生きずらさを抱えていますし、これまで明るくハッピーに生きている主人公は皆無でしたね。

そして、登場人物もほとんど精神が病んでいる人ばかり。

当然物語のトーンは暗いものになっていきます。

 

そして、そんな歪みは幼少期の体験からきていて親から見捨てられたり、異常な体験をしたりしたことからもたらされています。

『教団X』での主人公(?)の楢崎は母親からの愛情を受けられず他人との間に膜を作って生きていくようになります。

よちよち歩いて手を伸ばして、それを母親にかわされたのが僕の最初の記憶だよ。目があったんだ。自分を邪魔に思っている目。その目が怒鳴る声と重なって、この世界から消えろと言われ続けてるように思えた。

手を伸ばして、母親にかわされるとかヤバすぎますね・・・。

そりゃ歪むわ。

そんな最初の記憶とか嫌すぎます。

 

楢崎の他にメインで描かれた高原、立花、峰野もそれぞれ歪みを抱えていますし、教団Xの信者も元々社会に適合できずに入信した人間が多いようです。

『教団X』ではそんな多くの人間の歪みを心の奥底に光を当てながら、もがき苦しんでいる「病んだ魂」たちを描いているように思います。

暫定的な主人公みたいな位置づけの楢崎の影が薄いのも致し方ないところで、多くの人たちの歪みと、そこからの再生を描きたかったのかなとも思いました。

 

脳科学量子力学、仏教論、自意識とはなにか?

松尾の講話という形で脳科学量子力学、仏教論を経ながら自意識とは何かを語っていますが、これが本当に興味深く、ある意味では背筋が凍るような驚愕の内容でした。

人間には自意識というものがあって、デカルトが言ったように「我思うゆえに、我あり」というのが実は真実ではなかった。

意識は脳の動きを遅れてなぞらえているだけというのは本当に衝撃的でした。

 

それでは過去に僕が保育園でスカートめくりをしまくっていたのは、僕の自意識がエロかったのではなくて、脳がエロかったということなんですね?

僕の自意識に罪はないと?

意識は、もしかしたら他の次元に存在するもので、人生を眺めている観客のような存在に過ぎない。

自己決定したと思わされている存在に過ぎない、とか怖すぎる。

もちろん、あくまで仮説ではありますが。

 

最近、中村文則が口にしていたホログラフィック原理とも重なるところがあるのかな?

この世界が多次元で重なり合って存在しているというのも、暗黒物質などの存在と並行して、神隠しや、異世界などの話も科学的に証明できる日が来るかもしれないというなんだかワクワクする話でもあります。

 

だからこそブッダ「われは考えて、有るという迷わせる不当な思すいの根本をすべて制止せよ」という言葉はより説得力を帯びてきます。

われは考えて有るというデカルトの考えを2000年前にバッサリ否定しているブッダ

それは、自己決定したと思わされている自意識の嘘を、人間は考えることで自我を獲得し、存在しているという考え方の過ちを指摘しているのだと思います。

 

物質的には入れ替わりながら、それでも「我」という自意識を構成している素粒子の集合体。

なんのためにそのような複雑精緻なシステムがあるのか?

そして、まるで生命が誕生するためにどこまでも都合よく作られた宇宙。

それらすべてが物語を生むためだったとしたら?

 

この世界そのものが、あるいはこの世界を観測する高次のオブザーバー的存在が物語を欲していたとしたら?

人生は物語だというけど、どこまでも主観の呪いの域を脱しえない我々の自意識は意図せずに物語を生み続ける。

無自覚に、無軌道に、無尽蔵に。

 

なんのために?

それは生きることがすなわち物語を生み続けることだからだと思います。

主観で語られる人生はどこまでも物語化していく、現実も真実も飛び越えて。

どのような客観的事実も、物語の前では全くの無意味。

 

僕は、介護職という仕事柄よく高齢者の方のお話を聞かせていただきますが、それはすべからくこの世界に求められて紡がれた物語のように感じます。

圧倒的なダイナミズムと強い感情の揺れを感じるその物語たちは、まるで古い図書館の片隅で眠っている冒険小説みたいにみずみずしく、僕の心を捉えます。

 

④性と解放

『教団X』は中村文則の作品の中で最も性的な作品だと思います。

性描写もとても直接的で、エロ小説顔負けの過激な性描写にページをめくる手が止まりませんでした。

団鬼六もビックリです。

 

しかしなぜここまで過激な性描写をしなければならなかったのでしょうか?

それは、中村文則が、エロいからだと思います。

・・・。

ではなくて、「鬱屈」と「解放」がキーになっているように思います。

 

過激な性行為が行われているのは「教団X」で、もはや「教団SEX」状態で三文AVレベルでヒロ氏大喜びでした。

しかし、そもそも「教団X」の教義とかあまり触れられていませんし、どんなことをしている宗教なのかも明かされておらず、謎に包まれているように思います。

有能な人間が集められていたり、キュプラの女のような性的な存在も集められていますが、その他の信者は基本的に一般社会で適合できなかった人間たちが集められています。

 

一般社会で適合できなかったその「鬱屈」を「性行為」によって解放する。

なにかしらそのようなイメージが湧いてきます。

楢崎が教団Xに連れてこられた時も、精神の解放を求められ、彼は性行為を通じて自己の解放を為します。

楢崎も、親の愛情を受けられずに、周囲とうまく馴染めず、音楽と文学で防御壁を作りながら生きてきて、その壁が崩壊してしまった存在。

性を通じて自己を解放した楢崎はこう言います。

「僕は、自分の人生を侮蔑するためにここに来ました」

最高です。

絶対に就職の面接のわが社を希望した理由とか、大学のサークルの自己紹介でこのサークルに入った理由で言っちゃいけないやつです。

 

⑤神の不在と、罪と罰

『教団X』は宗教の話だけあって、神についての論議も多くなされています。

中村文則の作品では主に神の不在や、不完全さが描かれているように思います。

この作品以外でも何度も中村文則の作品で触れられているグノーシス主義

このような欠落だらけの世界を創造した神は不完全な存在に違いないという考え方。

 

沢渡は神の存在を感じるために危うい行為をしますが、神は沈黙し続けます。

キリスト者であった遠藤周作による『沈黙』も神の不在がテーマでしたが、『教団X』でも様々な角度から神の存在をまたはその不在を検証しています。

 

またYGの神Rや、靖国のように死を恐れない勇敢な兵士を造り出すために用いられる神。

そのように権力者にとって都合よく利用され、洗脳の道具にされている神についても語られています。

 

そして、高原が捉われていた罪と罰

ヴァルナよ。私の主な罪はなんだったのですか?

という、冒頭に引用されていたリグ・ヴェーダの一説。

まるでその言葉に重なるようにつぶやかれた高原の最後(まだ死んでないけど)の言葉。

「・・・おれのつみは、なんだったのかな」

この世界から貧困をなくすために理想を掲げて突き進んでいたはずの高原。

それなのにYGに捕らえられテロ行為に加担し、『教団X』では詐欺にも関わり、最後は公安の男に銃で撃たれる。

実の親からも一度は見捨てられ、極限の飢えを経験した彼の人生は悲惨すぎます。

 

運命の残酷さを感じさせられますし、彼が目覚めて救いを感じさせられることがあるのか・・・。

昏睡状態でありながら完全な死ではないところに『掏摸』のラストのような淡い希望を感じなくもないですが。

 

⑥善悪を越えた存在、世界に弾かれた沢渡

松尾と沢渡。

2つの教団の教祖であり、因縁深い間柄なのですが、反目しあっているようには思えずどこか奇妙な関係だと思います。

作中であえて2人の対峙は描かれていませんが、沢渡が松尾を招聘しようとしていましたし、何を語ろうとしたいたのか気になります。

 

教祖としてはで真逆な感じで、気さくで一見カリスマ性は感じないけれど相手の魂の奥深くまで届く言葉を投げかけることできる松尾と、一見してオーラ出まくりで千里眼のように相手の人間性を見抜いて思いのままに操ることができる沢渡は、対照的な存在として描かれています。

ただ、この2人はどこかでつながりあっているようなそんな奇妙な縁も感じました。

それは高原に対して2人が期せずして「身体に力を入れておけ」という同じ言葉をかけた場面などで感じましたし、ブッダの2面性を松尾と沢渡に分けて表現してるようにも思いました。

 

「広々としておちついた態度をもって異端をさえも抱擁してしまう」というブッダに関する記述は松尾を彷彿とさせられますし、「欲望を持とうとも思わず、また欲望を捨てようとも思わない状態。つまりそんなことは考えないくらいの『無』」という解脱の境地に近い精神状態にあったのが沢渡だったように思います。

今までの中村作品で『掏摸』『王国』の木崎をはじめ多くの「悪」としての存在が描かれましたが、沢渡はとても異質な存在。

なぜなら彼は善悪を越えた(あるいは疎外された)存在で、善か悪かという2元論を越えた人間だから。

 

「悪」ではないにせよ、沢渡の行動は常軌を逸していますし、一般の人間の倫理観かすると到底許すことができないような人の倫を外れたことをしています。

しかし、ブッダもキリストも自らの信じた教えを説く過程で家族を捨て、現代の倫理を越えた行いもしていますので、道を究めて超越するには時に倫理を善悪を超越していかなければいけないのかもしれませんね。

ナイラを生かして殺して、苦しめて快楽を与え、善悪の彼岸へと辿り着いた沢渡。

世界が色彩を失ったのは、脳の警告だったのでしょうか?

これ以上進めば戻れなくなってしまう、と。

沢渡が辿り着いたのは、本来人間が到達するべきではない領域だったように思います。

 

世界がどこかなめらかでなくなっていた。私が何かにふれれば、ふれている感触を覚え、私が何かの物体を移動させれば、その物体は移動する。だがそのどれもがぎこちなかった。まるで私が本来の世界のありよう、物たちがそこに存在するありようを、無理やり変化させているかのように。弾かれている、という言葉がもう一度浮かんだのもその時だった。世界と、私がしっくり合わさっていない感覚。

世界から弾かれている。

『遮光』の主人公が強く感じていたように、これまでの中村作品では内面に歪みを抱えた主人公が世界から弾かれているように感じる描写が多く見られました。

ただ、沢渡が感じているこの「弾かれている」感覚はもっとフィジカルな実感を伴った強烈なものであったように思います。

 

⑦メンターと継承、そして災厄の果てに残された希望

松尾はメンターとして多くの人間の心の支えになっていますが、その中でも楢崎とのやり取りがとても好きです。

自暴自棄で自らの価値を、可能性を信じることができない楢崎に対して、戦争で生き残った体験を通して自らの存在を恥じた経験を持つ松尾は彼の力になりたいと願ったのではないでしょうか。

『土の中の子供』『何もかも憂鬱な夜に』でも描かれた主人公とメンターとの関係性。

不幸な生い立ちから自らの存在を大事に思うことができない主人公に対して、再生へと導いていくメンターの存在はどの作品でもキーとなっています。

 

「俺のこれまでの人生?そんなものに何の価値がある?」や「自分の人生を侮蔑しにきた」などの陰キャも真っ青なネガティブ発言をしていた楢崎も、松尾の人間性、ことばに触れるうちに少しずつ変化していきます。

その変化はただいきなり「人生って最高!!俺最高!!」みたいなポジティブな変化ではなくて、「迷っていて苦しみは消えないけど、とりあえず生きていたい」といったものだと思います。

峰野が呟くように言う。

「なぜ生きなければならない。なぜ生きる必要が?」

楢崎は答えられない。ただ怒りに襲われていた。この世界に対する怒り。自分の卑小さへの怒り。

楢崎は何も答えられないまま峰野の手を引いていく。

 

まだ峰野の問いに応えられないけど、それでも生きるべきだと彼女の手を引いていく。

ラストのカタストロフィの災厄は多くの人間の人生を破滅の際まで追いつめますが、それぞれが再生への兆しを見出すような結末だったように思います。

芳子の「共にいきましょう!!」の言葉は、中村文則自身の言葉と重なって胸を打つ熱いソウルを感じました。

 

災厄の果てのパンドラの匣に残った希望。

たとえ前向きじゃなくたって、周囲から疎外されていても、なにか生きる糧を見つけて生きていたい。

他人から称賛されなくても、幸福でなかったとしても、この世界に存在していたい。

そんな願いを感じました。

 

「そっちはすすむのが大変だから」

少女が振り返る。広大な大地の上で、日の光が少女に当たる。

「平気だよ」

少女が微かに笑ったように見えた。もし彼女が笑ったなら、それは出会ってから初めてのことだ。

楢崎は駆け寄る。確かにそうだ。楢崎は思う。多少道がぬかるんでいても、歩いてはいける。

「ちょっと待って」

楢崎は追いつく。少し日が落ちてくる。

「なら一緒に行こう。一緒なら大丈夫」

楢崎は少女に手を差し出す。少女がその手を、そっと握った。

道が平坦でなくてぬかるんでいても、歩いていける。

一緒ならきっと大丈夫。

松尾の遺言の事業で、海外で売られた少女たちを保護する活動をする楢崎。

松尾の想いは楢崎に継承されて、やがて楢崎も誰かに寄り添い、共に歩いていくのかもしれない、そう思います。

誰かを救い導くことは難しくても、寄り添い共に生きていくことはきっとできるはず。

そんな未来を想像させられるようなラストでした。

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

5、終わりに

 

いやー、『教団X』の感想なかなかまとめるの難しかったです。

ってか、全然まとまんなかったし、なんか書ききれなかったことがたくさんあるように思います。

次読む中村文則の本は、これに決めていたのですが、感想書くの絶対に大変だと思っていたんでなかなか読み始められませんでした(笑)

 

難解でいろんな要素が詰まった作品ですが、傑作だと思いますし、個人的にとても好きな作品です。

奇しくも、僕のブログの900記事目の節目だったのですが、なにか区切りとなる記事を書けて良かったです。

中村文則の全作品書評コンプリートまであと4作品。

今年中くらいまでには全作品書きたいですね~。

 

ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

【サッカー】U23日本代表 VS U23カタール代表!!パリオリンピック出場を懸けた負けたら終わりの大一番!!

 U23日本代表 VS U23カタール代表マッチプレビュー☆

 

グループステージ第3戦で、韓国に0-1で敗戦してしまったU23日本代表。

いやー、悔しい敗戦でした。

グループステージは突破したものの、ラウンド8で開催国カタールと対戦することになってしまいました。

圧倒的ホームの後押しがある上に、日本より中1日休養日が多くてコンディション的にも有利。

苦戦が予想されました。

 

負けたらそこでオリンピック出場できなくなる痺れる1戦。

U23日本代表はこの重要な1戦にベストメンバーを起用してきました。

 

       細谷

      

佐藤               山田

   

   山本   松木 

 

      藤田

 

大畑  木村  高井  関根

 

     小久保

 

 

 

U23日本代表 VS U23カタール代表マッチレビュー☆

 

さてパリオリンピック出場への大一番。

カタール戦のキックオフ。

前半2分。

日本のロングボールの処理からのミスを山田がドリブルでゴールへと進み左足を強振。

ニアを撃ちぬいた山田のミドルシュートカタールゴールへと突き刺さりました!!

GOOAAAALLLLLLLLLLLLL!!!!!!!!!!!!!!!!!!

日本1-0カタール

 

いきなり先制した日本はカタールゴールへと詰め寄ります。

カタールのプレッシャーはユルく、このままイケんじゃね?って空気が漂い始めた28分。

ボールが流れた右サイドからクロスが中央へ。

カタール19番のラビがヘディングシュート。

ゴール。

日本1-1カタール

一瞬の隙を突かれたという感じ。

それまで主導権を握っていただけに口惜しい失点。

 

前半38分、左サイドで強引に相手を振り切った松木の早いグラウンダーのクロスを細谷が中央で合わせるもシュートは枠を逸れていきます。

うーん、決定力不足。

細谷、佐藤はゴールの匂いがしないなぁ・・・。

 

前半40分、松木の前線へのロビングを細谷が追いかけ、カタールのGKユーセフがヘディングでクリア。

その際、細谷の腹をユーセフが蹴っていたとういうことでVARチェックの末にレッドカードで一発退場!!

 

後半、日本はイエローカードをもらった松木を下げて藤尾を投入。

2トップで1人少ないカタールのゴールに攻め入ります。

と、思いきや後半3分にFKからカタールにヘディングでゴールを決められる。

日本1-2カタール

 

いやいやいやいやいや。

1点目と同じような感じで、相手選手に体当てに行かずにヘディングかぶってヘディングシュート決められてるやん。

体当てんと~。

 

ボールを握って攻め入る日本ですが、当然のようにドン引きして守りに入るカタール

何なら時間稼ぎもしまくってきます。

だよねー。

日本は藤田が中盤を活性化し、右サイドの関根がチャンスを作りますがゴールに結びつかず。

ちょっと嫌な予感がし始めた後半22分。

山本のCKから木村のヘディングシュートがカタールのゴールへと吸い込まれる。

GOOOOOAAAAAAAALLLLLLLLLL!!!!!!!!!!!!

日本2-2カタール

よっしゃ、追いついた!!

 

ここで佐藤に替えて平河やろ?とか思いますが、大岩監督は38分にようやく平河を投入。

うーん、ちょっと交代が遅い感じでしたね(;^ω^)

日本はチャンスを作り続けるもゴールを割れず。

いやー、もうカタールはヘロヘロでケガ人続出でしたがね~。

 

延長突入時点で日本時間で夜中の1時を過ぎていました。

眠い!!でも、決着がつくまま寝られない!!

日本中の早く寝させてくれという願いを一身に背負って決勝点を決めたのがこの男でした。

f:id:hiro0706chang:20240426203314g:image

エース細谷!!

今大会は不調でしたが、重要な1戦で決めてくれましたね~。

 

内野もゴールを決めて終わってみれば、4-2の勝利!!

日本がラウンド4に駒を進めました。

いろいろツッコミどころはあるけど、まあとにかく勝てて良かった!!という試合でした。

 

個人的に藤田のプレイがとても印象的で、豊富な運動量とスイッチを入れるタテパスの鋭さ、攻守のポジショニングなど秀逸だったかと思います。

次はイラクVSベトナムの勝者と28日28:30よりオリンピック出場を懸けた重要な1戦になります。

しっかり休んで、いいゲームをして勝利して欲しいですね!!


www.youtube.com

 

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

【サッカー】U23日本代表 VS U23韓国代表!!1位通過を懸けた日韓戦!!

U23日本代表 VS U23韓国代表マッチプレビュー☆

 

さてさて、パリオリンピックを目指すU-23日本代表は、最大のライバル韓国との対戦になります。

すでに日本も韓国も2勝してグループステージ突破を決めていますが、勝ち点、得失点差ともに全く同じで、この試合でどちらがグループステージ1位抜けするかが決まります。

引き分けならPK戦になるみたいですね~。

 

「まぁ、決勝トーナメントに進めるなら、勝っても負けてもいいんじゃね?」とかのたまっているそこのアナタ!!

そんな考えはベリースイートと言わざるを得ませんね。

羊羹の上にホイップクリームをまぶして、さらにはちみつをとろ~りかけたぐらいスイートです。

 

グループステージ1位か2位かで決勝トーナメントの相手が変わってきます。

ちなみにグループBと当たる相手はグループAの1位カタールと、2位インドネシア

日本が1位抜けなら比較的やりやすい相手のインドネシアと、2位抜けならホームのカタールとラウンド8で当たることになります。

 

ホームのカタールとの対戦は絶対に避けたい!!

阿鼻叫喚の完全アウェイで苦手とする中東との対戦になります。

インドネシアとだったらだいぶ気分的に楽っすね~。

ここは韓国を完膚なきまでに叩き潰して、1位通過といきましょう!!

頼んだぞU-23日本代表!!

 

 

 

U23日本代表 VS U23韓国代表マッチレビュー☆

 

さて、そんな重要な1戦のスタメンはこちら!!

面白いメンバーを選んできましたね~。

イチバンのサプライズは大学生の19歳内野航太郎のスタメンでしょう。

これは、お釈迦様でも思いつかなんだ。

うーん、もしかしたらそれだけエース細谷がコンディションを落としているということなのかな・・・。

それはそれで心配ですが・・・。

 

好調だったGKの小久保を野澤に替えたのも驚きですね。

体調不良だった右SBの半田は先発復帰。

前節活躍の川崎の躍動に期待がかかりますし、藤尾、平河の好調ゼルビアコンビに、荒木がどう絡むかも見ものですね。

 

                 内野(航)

      

平河               藤尾

   

      荒木    

 

    川崎  田中

 

内野  高井  鈴木  半田

 

      野澤

 

序盤は日本がボールを握って左サイドから攻め込む。

平河はキレキレですね。

ただ段々と韓国が盛り返し、攻め込まれます。

 

韓国は3-4-3で、ハイプレスをかけてくる日本のDFライン裏にロングボールを放り込んでくる感じ。

ただ、中盤でもしっかり繋げる実力もあって、やはりあなどれません。

そして、中盤での激しいプレッシャーはやはり韓国って感じでした。

 

しかし、前半はどちらも決定機らしい決定機もなく終了。

勝負は後半へ。

 

後半は韓国の激しいプレイが目立つ展開に。

あまりカードを出さないレフェリーだったのでそこも考えてのことだったのか、川崎へのタックルはあわやレッドカードぐらいの激しいものでした。

後半10分ぐらいから韓国の選手で足がつったりする選手が出て2回に分けて4人の選手を交代。

だいぶ疲労している感じでしたね。

 

日本も後半18分に松木、藤田、佐藤の主力級の3枚を投入し、一気にギアを上げていきます。

中盤での圧力が増し、主導権を握るかに思えた日本でしたが、後半30分韓国のCKからキムミヌのヘディングが決まり失点。

日本0-1韓国

GK野澤のプレーはここまでとても安定感あってレベルが高かったですが、飛び出したのにボールに触れずかぶっちゃいましたね(;^ω^)

ちょうどその朝に観ていたエルクラシコのマドリーの失点シーンとそっくりでした。

あの時はルニンがかぶっちゃいましたが。

 

細谷、山本も投入し同点ゴールを目指す日本。

細谷、佐藤が決定的な場面を迎えるも決めきれず、そのままタイムアップ。

0-1で日本の敗北。

クソがっ!!

最後、韓国はヨレヨレだったので仕留めきれなかったのは悔いが残りましたね。


www.youtube.com

 

UAE戦でもだいぶ決定機を外していましたが、やはりこの試合でも決定力不足が露呈しましたね・・・。

痛い敗戦になりました。

この結果を受けて、次戦は開催国カタールとの1戦になります。

アウェイ中のアウェイの雰囲気の中、暑さと中東の笛にも悩まされそうです。

 

コンディション的にも中3日のカタールに対して、中2日の日本。

コンディション面を考えても不利な状況です。

難しい試合になるでしょう。

鍵を握るのはセットプレイ。

山田の高精度のプレースキックからゴールを狙いたいですね。

 

厳しい戦いが続きますが、パリオリンピック出場権の獲得まであと2勝!!

カタールに勝ってラウンド4まで進めば、負けても3位決定戦での勝利で出場権を獲得できますし、4位でもアフリカとのプレーオフでチャンスが残ります。

ってなわけで、次のカタール戦は絶対に勝たなければいけないシビれる試合になります。

ここで負けたら終わり。

こんなシビれる試合でヒーローとなる選手が現れるのか?

期待したいです!!

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

【フィットネス】武左衛門マラソンに出場して鬼のような顔をしながらハーフマラソンを走ってきた話。

☆3月のうわうみだんだんマラソンから1か月半・・・。次は武左衛門マラソンにエントリー!!☆

 

へっぽこランナーヒロ氏のハーフマラソンチャレンジ。

コロナ渦でずっと大会にも出場しておらず、走ることもあまりしていませんでしたが、昨秋にリレーマラソンに出場して以降ランナー魂に火がつきました。

11月に10キロのごごしまマラソン、3月にハーフマラソンのうわうみだんだんマラソンに出場したヒロ氏。

今回は武左衛門マラソンハーフマラソンに出場してきました!!

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

 

武左衛門マラソン愛媛県鬼北町が舞台のマラソン大会で、10キロとハーフがあります。

2017年から始まって、途中コロナ渦で中止もありましたが、今年が6回目の開催となります。

初参加ですが、2000円というエントリー料の安さと、抽選会の商品の豪華さに惹かれていました。

いや、動機が不純やろっ!!

ビールが1ケース当たったりすると聞いて、いやもうそれエントリー料より高額やんって感じで、いろいろわくわくしながら参加してきました。

 

ちなみに武左衛門っていうのは、昔この地で一揆を指揮した指導者のことみたいですね。

その武座衛門さんにちなんでか、農民の格好をして走っているスタッフの方が何名かいらっしゃいました。

まったく関係ないけどファミコンの「一揆」を思い出しました。

 

 

 

☆トレーニングしていざ武左衛門マラソンへ!!って、天気がアレだった件について☆

 

うわうみだんだんマラソンハーフマラソンをボロボロな状態とは言え、一応完走して目的タイムの2時間半を達成したヒロ氏。

しばらくは膝がアレしてましたが、復活してからはちょいちょいトレーニングして武左衛門マラソンに備えていました。

以前よりはジョギングでも楽に走れるようになって、膝痛も減っていたのでちょっと手ごたえを感じていました。

 

うわうみだんだんマラソンはアップダウンが激しかったけど、武左衛門マラソンはわりと比較的フラットで走りやすいとのこと。

目標タイムは2時間20分をブチ上げました。

って、ブチ上げるほど全然たいしたタイムでないことをここに記しておきます(笑)

うわうみでは、最後のほうは足がプルプルして生まれたての子鹿状態だったので、今回もラスト5キロが課題。

10キロだと勢いでバーッて走れちゃうんですが、ハーフだとちょっとペース配分が必要だったりしますし、僕の繊細な膝がブロークンしちゃうのでなかなか変態・・・、じゃなかった大変なのですよ。

 

どこまで自分のコンディションを上げられるかの他に、天気の問題もありました。

いやね、やっぱり雨の中のマラソンってテンション下がるんですよ。

基本的によほどの荒天じゃない限り開催されるので、雨のレースになってしまうこともあります。

1週間ぐらい前から天気予報アプリとにらめっこしましょあっぷっぷしてましたが、雨予報が続き、時には降水確率が100%に達したりもしていました。

マージーかー。

てるてる坊主を作るべきなのか、真剣に悩みました。

 

さて武左衛門マラソンの会場は鬼北町

松山から車で1時間半ほどかかります。

受付時間は8:20で、スタート時間は9:00でした。

お友達と一緒に行く約束をしていたので、6:40に待ち合わせをしていました。

 

武左衛門マラソン当日。

5:55(ゴーゴーゴー)に目覚ましアラームをセットしいたヒロ氏はアラームでバッチリ目覚めて出発しました。

松山の天気はやはり雨でしたが、現地の天気はスタート前に雨が上がり、12時までは天気がもつ予報でした。

お友達と合流して、会場に向かうヒロ氏でしたが、アクシデントが・・・。

なんかの交通規制をしていて、相互片道通行でだいぶ足止めを食いました。

あとで、調べてみると先日の地震による交通規制だったみたいですね。

なんてこったい!!

 

それでもまあ間に合うやろ、と余裕をぶっこいてましたが、到着してエントリーしたのが8:30で慌ただしくアップしてスタートとなりました。

やっぱスケジュールには余裕を持たないとですね(;^ω^)

 

ただ会場控室の体育館にぶら下げられたてるてる坊主のご加護もあって、雨は止んでました!!

イエア!!日頃の行いイズGOODだからかい?

そして走り出した僕らはまさに雨上がり決死隊でした。

f:id:hiro0706chang:20240421170619j:image

 

 

 

☆順調に走り続けるが、苦悶の表情で鬼になった男☆

 

ストレッチもそこそこにスタート地点へ向かう。

スタートを待ちながら膝が痛くならないように高速屈伸を行っていました。

左足の甲に謎の痛みはありましたが、あとは五体満足。

気温もちょうどいいぐらいでした。

f:id:hiro0706chang:20240421170612j:image

 

アップもあまりできていないし、「後半からぶっちぎるぜ大作戦」のこともあったので最初はゆっくり走ってと思っていたら最初の1キロは6分8秒で走っていました。

ん?ゆっくり走ってるつもりなのに・・・。

ちょっと周りに引っ張られている感じもあったので、少しペースを緩めようとしますが、5キロぐらいまで僕にとってはいいペースで走れていました。

 

あれ?もしかしたらこのままこのペースでイケるんじゃね?

お付き合いしたての彼女が、はじめて家にお泊りする時に、この世のすべての男性が「イケるんじゃね?」って思うぐらいの「イケるんじゃね?」具合でした。

しかし過去の大会で、この「イケるんじゃね?」から痛い目に遭っているので、お泊りするからと言って良からぬことを考えるのをやめました。

・・・じゃなくて走るペースを抑えました。

 

スタート直後は気温もちょうどいいかなと思っていましたが、ちょっとずつ気温が上がり始めて汗だくに。

雨上がりだったので、湿度も高めでした。

そして8キロ地点あたりでヤツがブロークン。

ブロークン・ハートならぬ、ブロークン・ニー状態でした。

おいぃぃぃっぃいいぃぃぃ!!!!!!!!!!早すぎるだろがぁぁああぁあああっぁぁあぁあ!!!!!!!!!!

 

いや、もう残念マックス、へいベイマックス僕の健康を守ってよ・・・。

右膝をズキンズキンさせながら苦悶の表情で走り続けました。

その形相は鬼北町に伝わる鬼「鬼王丸」バリの迫力でした。

 

 

 

☆なんとか膝の痛みをやり過ごし、魔のラスト5キロに挑む!!気合いだ気合いだ!!☆

 

膝の痛みは出ていましたが、気合で抑え込みなんとか折り返し地点へと向かいます。

ここで僕の先を走っていたお友達は軽やかに走り抜けていきました。

さすがやで!!

苦悶の表情で鬼と化している僕とは全然違いました。

 

しかし沿道の地元のおあばちゃんたちの応援が力になりましたね!!

この場を借りて俺、お礼申し上げます。

チョコももらっちゃいました。

子供のころ、知らない人にお菓子をもらっちゃいけませんと言われていましたが、走りながら美味しく頂きました。

f:id:hiro0706chang:20240421170608j:image

 

膝をかばいながら走っていましたが、折り返し地点を過ぎたあたりからなぜか痛みが消えてまたいい感じで走れるようになりました。

そうなるとまた例の「イケるんじゃね?」が出てきましたが、前回のうわうみだんだんマラソンで折り返し地点からペースを上げて後半に地獄を見た経験を思い出し踏み止まりました。

大学生の時に好きだった後輩のSちゃんに「イケるんじゃね?」って告ってふられた経験も思い出しました。

 

気温は上がり続けてなんかちょっとムンムンしてきました。

給水所で、ちょびっとしか水分を補給していなかったこともあり、ちょっと脱水っぽくなって頭痛が・・・。

そういえば、これまで寒い時にしかハーフマラソンって走ったことなかったなぁ。

ただ頻尿ランナーを自負するヒロ氏には珍しくゴールまで一度もトイレに行きませんでした。

 

16キロ地点を過ぎて魔のラスト5キロへ・・・。

いやもう膝どころかあちこち痛くて、たまに止まって屈伸したりとしながら走りました。

うわうみだんだんマラソンの時よりはマシでしたが、やはりグダグダに。

途中までは「2時間20分イケるんじゃね?」って感じでしたが、最後はゾンビのようにふらふらになりながらゴールしました。

ゴール前でゼッケン番号と名前をコールされて、ゴールテープを切れたのは嬉しかったですね~。

ゴール後すぐに地元の子供たちがジュースを渡してくれました。

運営の方々、ありがとうございました!!

 

そして気になるタイムは2時間27分10秒でした。

うーん、まだまだっすねぇ・・・。

まあでもうわうみだんだんマラソンよりタイムが上がったので良しとしましょう!!f:id:hiro0706chang:20240421170622j:image

 

ちなみに1キロごとのタイムがこちら。

アプリで計測しました。

序盤の「イケるんじゃね?」具合から、後半のズタボロぶりがよくわかります。

f:id:hiro0706chang:20240421175600j:image

f:id:hiro0706chang:20240421175547j:image

 

完走後のお楽しみの抽選会!!

だいたい半数にはなにか当たるとのこと。

地元の企業の協賛で、ビール1ケースやら、2万円ぐらいするSHOCKZのイヤホンやら、なんやらかんやら豪華賞品が!!

お友達も、お菓子が当たりました。

そして、僕は・・・。

僕は・・・。

僕は・・・。

僕は・・・(涙)

 

気を取り直して、帰りは内子町のお蕎麦屋さんでお蕎麦を食べて帰りました。

じゃこ天そば美味しかった♪
f:id:hiro0706chang:20240421170615j:image

 

古民家ふうな作りで、中庭も美しかったです。

雨に新緑が映えますね。
f:id:hiro0706chang:20240421170629j:image

 

ギリギリ持っていた天気も走り終わったあとに雨になりました。

いやー、走っている時だけでも雨が上がって本当に良かったです!!

武左衛門マラソン鬼北町のみなさんのおかげでとても楽しかったです!!

また、来年も参加したいです!!

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

 

ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

【サッカー】U23日本代表 VS U23UAE代表!!パリオリンピック出場を懸けた戦い!!

U23日本代表 VS U23UAE代表マッチプレビュー☆      

 

パリオリンピック出場を懸けた戦い、サッカーU23アジアカップ

グループステージ初戦だったU23中国戦、序盤で退場者を出してしまったU23日本代表は松木の先制点を守り切り、辛くも1-0で勝利しました。

hiro0706chang.hatenablog.com

 

続く第2戦は、中東の難敵・UAEです。

アジアの中では中堅国ですが、カウンターを得意としていて侮れない実力をもっているチームです。

第3戦の韓国戦を前に、連勝してグループステージ突破を決めたいところ。

 

ちなみに韓国は第1戦のUAE戦を1-0で勝利、第2戦の中国戦を2-0で勝利して、勝ち点6得失点差+3です。

グループステージ突破だけではなく、その先のラウンド16でどこと当たるかを決めるのもグループステージで1位か2位かの結果によるので、そのためにもUAE戦は勝利が必要とされる状況でした。

 

 

 

U23日本代表 VS U23UAE代表マッチレビュー☆ 

 

さてさてUAE戦のスタメンはこちら。

中国戦から7人の選手が入れ替えになりました。

まぁ、中2日の戦いが続きますので、ターンオーバーは必須でしょうね。

改めてキツイ日程です(;^ω^)

 

      藤尾

佐藤               山田

   

   荒木    川崎

 

      山本

 

大畑  木村  鈴木  関根

 

     小久保

 

序盤からラインを上げてUAE陣内に攻め入るU-23日本代表。

メンバーが入れ替わった影響をあまり感じません。

ボールを失ってもすぐに奪還してボールを支配し続けます。

 

UAEは長身のFWアルアメリにロングボールを当てるワンパターンな攻撃。

ポストプレイを許す場面もありましたが、しっかりプレッシャーをかけて決定的な場面を作らせません。

 

なかなかゴールを決められなかったU-23日本代表でしたが、27分コーナーキックから逆サイドの山本がボールを受けてクロス、木村がヘッドで流し込みGOOOAALLLLL!!!!!!!

U-23日本代表 1ー0 U-23 UAE代表

木村はこの日タイトな守備に加えてセットプレイからのゴールで存在感を発揮しました。

中国戦も、西尾の代わりに緊急投入されても無難にプレーしてましたし、いい選手ですね。

 

前半終了間際、川崎のドリブルへのチャージがファールと反省されてPKになりますが、VARでなしに・・・。

先制したものの、後半も押し込みながら追加点を取れないもどかしい展開に。

後半は、藤尾のポストプレイ、左サイドからの佐藤、大畑のコンビネーションでの突破が目立っていました。

 

それでもなかなか追加点を上げられなかった日本ですが後半21分、佐藤から大畑へと繋いでクロス。

PA内に入り込んだ川崎がヘディングしてGOOOOAAAALLLLLLL!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

待望の追加点!!

 

徐々にパニックに陥って集中が切れたUAE守備陣はファールが増えてきます。

多くの決定機を迎えますが、佐藤、細谷をはじめちょっとシュートミスが多かったですね(;^ω^)

試合はこのまま2-0で試合終了。

決定力に欠き、本来は5点ぐらい取れた試合だったと思いますが、内容自体はとても良かったですね!!

次戦の韓国戦は22日の22時。

ラウンド16の相手はどこになるのか?

今のところ1位は開催国カタールで、オーストラリアが絶不調だったりしますが・・・。

日本が1位抜けして、2位抜けしたインドネシアと対戦するのがイチバンありがたい展開ですがどうなりますかね。

月曜日の日韓戦が楽しみです♪

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

 

ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

【映画】これから観たい映画!!『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』『ONE LOVE』『めくらやなぎと眠る女』『ルックバック』

☆『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の情報解禁!!☆

 

ホアキン・フェニックスの怪演が話題を呼び、アカデミー賞の主演男優賞も受賞した『ジョーカー』

意味深なラストから続編が噂されていましたが、『ジョーカー2(仮)』の制作発表からの1週間前にタイトルと予告動画の公開になりました。

タイトルは『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に決定。

フォリ・ア・ドゥはフランス語で2人狂いという意味らしいですね。

パードン?

フランス語もフレンチ・キスもフレンチ・トーストも得意なヒロ氏はドゥ=2しかわかりませんでした。

メルシー。

すみません、フランス語は全くわかりません。

 

タイトルとビジュアルからハーレイ・クインの登場が予想されますが、なんとハーレイ・クイン役が我らのレディ・ガガ様!!

うおっ、マジっすか!?

ジョーカー=ホアキン・フェニックスハーレイ・クインレディ・ガガの狂演。

10/11公開、観なきゃ後悔。

おっと、浮かれすぎて思わず韻を踏んじまったぜ・・・。


www.youtube.com

 

ガガの演技は、『アリー スター誕生』『ハウス・オブ・グッチ』でも実証済み。

もしや主題歌もガガが歌ってたりして・・・。

続報が楽しみっすわぁ。

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

☆『ONE LOVE』『ルックバック』『めくらやなぎと眠る女』『チェンソーマン レゼ篇』『本心』☆

 

先日『オッペンハイマー』を観に行った時にポスターを発見した『ONE LOVE』はボブ・マーリーの伝記映画みたいっすね!!

いや、これは観たい!!

ボヘミアン・ラプソディ』以降、アーティストの伝記映画が多く作られていますが、僕はこの流れに賛成です。

全米で2週連続1位に輝き話題になっているこの映画。

5/17の日本の公開が楽しみっす!!


www.youtube.com

 

チェンソーマン』のヒットでその才能を知られることとなった漫画家・藤本タツキ

彼の作品が2つ映画化されます。

『ルックバック』と『チェンソーマン レゼ篇』です。

『ルックバック』はチェンソーマンの第1部が完結したあとに書いた読み切り作品ですが、めっちゃええ作品です。

最近予告動画がアップされましたが、原作の絵柄を尊重した絵でいい感じっす!!

だいぶ傑作の匂いがします・・・。


www.youtube.com

 

チェンソーマン レゼ篇』はまだ公開未定ですが、今年中に観られると良いな~。

好きなエピソードなんで楽しみです。


www.youtube.com

 

『めくらやなぎと眠る女』は、村上春樹原作のアニメ映画。

フランス人の監督みたいっすね。

『かえるくん東京を救う』『かいつぶり』『バースデイガール』『ねじまき鳥と火曜日の女たち』『UFOが釧路に降りる』『めくらやなぎと眠る女』をMIXした作品。

『ドライブ・マイ・カー』も色々混ぜていましたが、『めくらやなぎと眠る女』もこれら6つのエピソードがどんなふうにミックスされているのか楽しみですね~。

 

まだ情報があまり出ていませんが平野啓一郎『本心』も映画化決定とのことで楽しみです。

『マチネの終わりに』『ある男』も良かったので、期待しています。

 

今年も色々と良い映画が多そうで楽しみっす!!

 

ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

【雑記・お題】「外でしたいこと」暖かくなってきたので外であんなことやこんなことをしてみたいですね!!

今週のお題は「外でしたいこと」☆

 

はてなブログ今週のお題はぁ~?

外でシタイことです!!

ちなみに外でシタことはありません。

Bまでならあります。

えっ、何の話?

 

4月になってだいぶ暖かくなってきました。

ボーイスカウトのヒロ氏としては、アウトドア冒険野郎Aチームな感じで、つまり血が騒ぐんですよ。

外でしたいこともたくさんありますよー。

 

イチバン外でしてみたいことは、やっぱりバーベキューっすね!!

この時期にするバーベキューはマジ最高っす!!

準備と片づけは面倒くさいんですが、自然の中で肉を焼いて酒を飲むのは楽しすぎますね。

しかも、愛媛は30分ほど車で行けばお手軽にバーベキューできるスポットがごろごろあるわけですよ。

このへんは、田舎のいいところですね~。

 

ちなみにヒロ的愛媛のおすすめバーベキュースポットは鹿島です!!

その名の通り、鹿がいる島なんですが、釣りも海水浴も楽しめるし、海風は涼しいしめちゃくちゃ最高のBBQスポットですよ!!

最近、BBQグリルとかのレンタルも始まりましたし、あんま混んでないんで予約しやすいですしおすすめです。

hiro0706chang.hatenablog.com

 

あとは、やっぱキャンプかな~。

キャンプは楽しい!!

めんどくさいけど!!

アウトドアの楽しいはだいたいめんどくさいとセットです。

 

あとはスポーツですね~。

この時期にするランニングは快適ですね。

沿道に咲く花々を愛でつつ走るのは楽しいですね♪

 

ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村