田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中の山芋の種芋の収穫 ②を紹介する。」
「山芋は熱帯から亜熱帯が原産でヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物である。」
「短形自然薯とトロフィー1066と宇宙芋は4月上旬、つくね芋とイチョウ芋を5月上旬に植え付けたが、強風の被害を受けながらも育っていった。」
「山芋は5種類の品種を栽培している。」
「品種名は短形自然薯、トロフィー1066、つくね芋、イチョウ芋、宇宙芋である。」
宇宙芋
「山芋は4月上旬から5月下旬に種芋を植え付け、10月上旬から12月下旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは多湿に強くて乾燥に弱いため、土の表面が乾いたら十分に水を与える。」
「肥料は6月下旬から7月下旬に追肥を施す。」
「黒色で表皮のでこぼこが少ない丹波芋、白色で表皮のでこぼこが多い伊勢芋、げんこつ形の加賀丸いもがつくね芋と呼ばれている。」
「長芋の中で最も旨味と粘りが強く、肉質は緻密で食感は濃厚、加熱するとふっくらしてもちもちした食感になり、摺り下ろしても変色しない。」
「奈良県の伝統野菜であり、土質を選んで乾燥を嫌うので栽培が難しく、産地が限られているため、高級料理の食材として扱われている。」
「病害虫抵抗性は特にないので、種芋を消毒してから植え付け、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」
「名称は芋の先端が銀杏の葉のように平たく末広がりの形をしているのが由来で、平たいものや丸い棒状のものやハチ状のものなどもある。」
「粘りは滑らかで食感は長芋に似ていて、ほんのりした甘味があり、アクが少なくて変色しにくく、表皮は柔らかくて簡単に剥くことができる。」
「定番のとろろご飯の他に、摺り下ろしてから油で揚げたり、フライパンで焼いてもおいしく食べることができる。」
「病害虫抵抗性は特にないので、種芋を消毒してから植え付け、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」
「カシュウ芋の一種で、名称は大きくて隕石のようなムカゴができることに由来しており、英語ではエアーポテトと呼ばれている。」
「ムカゴの直径は約5~8cm、重さは約50~500g、形や大きさは不規則で、食感はホクホクしていて粘りがあり地中の芋も食べられる。」
「サラダやムカゴご飯や焼き物や揚げ物などが適しており、食物繊維やカリウムやポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれている。」
「病害虫抵抗性は特にないので、種芋を消毒してから植え付け、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」
田吾作「宇宙芋は大きなムカゴができるはずだが、初夏になっても全くできずに、ひとつも収穫することができなかった。」
「カシュウ芋のムカゴは約5~8cmと巨大で、隕石のように見えることから宇宙芋、英語ではエアーポテトと呼ばれている。」
「短形自然薯やトロフィー1066もムカゴがあまりできなかったので、やはりマルチフェンスが倒壊して強風の被害を受けた可能性が高い。」
「山芋はツル性の植物で他の芋類より強風には強いはずだが、ムカゴとなる肉芽はツルにできるため生長が阻害されたのだろう。」
「ムカゴを収穫できなかったのは残念だったが、来年度は試験的に春から追肥をして、強風に耐えられるだけの丈夫なツルに育てようと思っている。」