田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のナスの品種を紹介する。」



「ナスはインド原産でナス科ナス属の植物である。」



「日本には7~8世紀頃に中国から伝わり、元々は熱帯植物で貴重な野菜だったが、江戸時代に品種改良に成功して一般的に食べられるようになった。」



「初夢の『一: 富士、二: 鷹、三: 茄子』やお盆の『精霊馬』など縁起が良い野菜としても扱われるが、これは徳川家康が好きなものだった可能性が高い。」



「ヨーロッパには13世紀に伝わったが、熱帯植物だったため栽培が難しく地中海沿岸の地域を除いて普及することはなかった。」





ナスの種類





田吾作「日本で栽培されているナスは北に行くほど短くなり、南に行くほど長くなるという傾向があり地域によって様々なサイズが存在している。」



「これはナスが熱帯植物なのが理由で、冷涼地では栽培期間が短く、温暖地では栽培期間が長いため、収穫期に生育が間に合わない場合があるからだ。」



「長卵形ナスは最もポピュラーな品種で、果皮と果肉が柔らかくて味に癖がなく、調理方法を選ばずに使用することができる。」



「長ナスは西日本で人気がある品種で、果実の長さは約20~30cm、果肉は柔らかくてやや水分が多く、九州の大長ナスは約30~40cmにもなる。」



「その他に丸なすや小なすなど地域によって様々な種類が存在しており、中にはアメリカ原産のブラックビューティーを品種改良した米なすもある。」





外国のナス





田吾作「現代の日本のナスは紫色が多いが、外国には様々な色と形の品種があり調理用途によって幅広く使い分けられている。」



「白ナスは東南アジア原産で、果実の色は白色、果皮はやや固くて果肉は柔らかい傾向があり、灰汁が少なく色素が出ないため煮汁が黒色にならない。」



「緑ナスは埼玉県などで栽培されている在来種で、果実の色は緑色、果皮は固いが、加熱すると果肉がトロッと柔らかくなる。」



「赤ナスは熊本県などで栽培されている在来種で、果実の色は赤紫色、非常に大きくて太く、灰汁が少なくて柔らかくジューシーで種が少ない。」



「ゼブラナスはイタリアやスペインなどで栽培されている品種で、果皮は固いが、果肉は旨味があって柔らかいものが多い。」





サカタのタネ: ごちそう





田吾作「これはサカタのタネのごちそうというナスである。」



「単花の場合は果実の長さは約10~12cm、重さは90~120g、房なり花の場合は果実の長さは約7~8cm、重さは60~80gだ。」



「果皮は紫色、果肉は紫色で、甘味が強くて灰汁が少なく、ジューシーで生食もできる。」



「草姿は中半間張性で、節間はやや長く、脇枝の発生が多く、ヘタや茎のトゲは一般的なナスよりも強いため、栽培や収穫の際は注意する必要がある。」



「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」





トキタ種苗: とろーり旨なす





田吾作「これはトキタ種苗のとろーり旨なすというナスである。」



「果実の長さは約13cm、直径は約11cm、重さは300g、果皮は白色、果肉は白色だ。」



「果皮は通常の白ナスより柔らかく、果肉は緻密で柔らかく、加熱するとネットリした食感になる。」



「他のナスのように皮から色が出ないため、彩りがきれいで料理の幅が広がる。」



「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」










田吾作「このようにナスは原産地のインドから世界各地に広まり、庶民の食卓に欠かせない基本野菜として食べられるようになった。」



「現代の日本では紫色のナスくらいしか出回っていないが、江戸時代に書かれた『農業全書』という文献には様々な色と形があることが書かれている。」



「したがってナスの色が紫色に統一されたのは明治時代以降の品種改良によるもので、見た目と味が日本人の好みだったのが理由だと思われる。」



「またナスの形に違和感を感じることがあるのは、日本は地域によって温度差があるためで昔からの栽培品種が違っているのが理由だ。」



「皆さんも家庭菜園でナスを栽培しては如何だろうか?」

















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